成人式の準備はいつから?流れやスケジュール、振袖を用意する際の注意点
成人式の準備はいつから始まるのかというと、2年半前が一般的。
成人式の準備はいつからなのだろう?と悩んでいる方の中には、もしかしたら、すでにその時期にさしかかっている方もいるのではないでしょうか。
これから成人式の準備を始める方も、まだ間に合うのかな?と不安になっている方も、この記事で成人式までの流れとスケジュールを把握して、準備を進めていきましょう。
成人式の準備はいつから始めるもの?
成人式の準備は約2年半前、高校3年生の夏頃から始まります。
「えっ?そんな前から準備が必要なの?」と驚かれる方も多いと思いますが、滞りなく成人式を迎えるためには、振袖や着付け、ヘアメイクの予約は1年前には済ませておくことが大切といわれているのです。
予約を1年前に完了させるためには、さらにその1年前(つまり2年前)には準備を始める必要があり、どんな振袖を着て成人式を迎えるのかをイメージするなら、さらにそれより前に情報収集をしておくことが必要になります。
成人式の準備は早い方がよい理由とは?
成人式の準備を早くから始めるのが良い理由には6つの理由があります。
豊富なラインナップから振袖を選べる
振袖選びには想像以上に時間がかかる
振袖オーダーレンタルは納期数ヶ月
振袖購入は半年以上前に注文が鉄則
着付けサービスや美容院の予約は早い者勝ち
成人式までに前撮りで写真撮影ができる
豊富なラインナップから振袖を選べる
振袖のレンタル予約には2つのピークがあるといわれています。
1つめのピークは、成人式2年前の1月~3月。
前の年の成人式が終わりレンタルされていた振袖が一斉に返却され、展示枚数が増加することから、豊富なラインナップの中から振袖を選ぶことができる時期となります。
2つめのピークは、成人式約1年半前の8月~9月。
さまざまなショップが期間限定で振袖の展示会を行ったり、トレンドの色や新しいデザインが盛り込まれた新作の振袖を発表するため、ここで予約する方も多いようです。
この時期に合わせて、2年半前から自分の好みと条件に合う振袖をいくつかチェックしておけば、豊富なラインナップから自分が理想とする振袖をスムーズにレンタルできます。
振袖選びには想像以上に時間がかかる
振袖はショップによってラインナップが異なりますし、さまざまなレンタルプランがあります。
自分に合ったショップやプランを選ぶには、どの程度の予算で、どんな振袖がよいか、着付けやヘアメイク、記念写真はどうするのかなど、まずは自分なりの条件を決めなければなりません。
その上で、それぞれのプランの内容を比較検討する必要があるため、どうしても時間がかかってしまいます。
初めてのことですから、時間的にゆとりがあるほうが、しっかりと検討することができます。
振袖オーダーレンタルは納期が数ヶ月
振袖レンタルには、すでに仕立て済みの振袖を借りるものと、新品の振袖をオーダーして借りるものの2パターンがあります。
新品の振袖をオーダーでレンタルする場合、自分の体型に合わせて仕立ててもらえるため、仕立て済みの振袖では自分の体型に合わないかもしれないと不安に思っている方にはオススメのレンタル方法です。
ただし、オーダーレンタルの場合は早いところでも仕立て上がるのに3~4ヶ月はかかってしまうため、早めに注文しておいた方が安心です。
振袖購入は半年以上前に注文
最近は少なくなりましたが、振袖を購入したいという場合も、早めの注文が鉄則です。
振袖を購入する場合は、着る人のサイズに合わせて仕立てることになるため、通常でも2~3カ月、長い場合は半年程度かかることもあります。
前撮りをするなら、前撮りに間に合うように振袖が届く必要があるため、ゆとりを持って成人式の1年以上前には注文することが必要になります。
着付けサービスや美容院の予約は早い者勝ち
実は成人式の準備でもっとも大切なのは、振袖選びではなく、着付けのできる美容院の予約だといわれています。
成人式会場近くの美容院には限りがあるため、出遅れると早朝や成人式前日の夜にヘアセットをしてもらうなど、条件がどんどん悪くなります。
着付けとヘアメイクが含まれたプランにする場合も、そのプランを早く予約した方から希望が通りますから、遅めの予約になるとやはり早朝になってしまったり、式典ギリギリの時間の着付けになってしまい、間に合うかどうか気をもむことになる可能性もあります。
そのため、できるだけ早く着付けとヘアセットの予約をすることが必要なのです。
成人式までに前撮りで写真撮影ができりる
成人式当日は予定がいろいろあって記念撮影は難しいから、できれば前撮りしたいという方は、前撮りが含まれたレンタルプランを利用されることになるかと思います。
日程にゆとりがないと前撮りは出来ませんし、早めに前撮り付きの振袖プランを予約することで、自分の都合の良い前撮りの日程をおさえることが可能になります。
成人式までの準備の流れとスケジュール一例
成人式までの準備の流れとスケジュール一例 | |
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情報収集期 | 成人式から2年半前の7~8月 |
振袖予約第1期 | 成人式から2年前の1~3月 |
振袖予約第2期 | 成人式から1年半前の7~9月 |
振袖予約第3期 | 成人式から1年前の1~3月 |
屋外前撮り期 | 成人式から1年前の4月~6月 |
屋内前撮り期 | 成人式から半年前の7~8月 |
振袖予約駆け込み期 | 成人式から半年前の7~8月 |
準備完了!確認時期 | 成人式直前の11~12月 |
では、2年半前から成人式まで、どんな流れで成人式の準備をしていけばいいのでしょうか。
具体的なスケジュール例を紹介します。
情報収集期 成人式から2年半前の7~8月
振袖のカタログを取り寄せたり、公式サイトを閲覧する、ショップがあるなら直接足を運ぶなどして、どんな振袖やプランがあるのか、予算はいくらくらい必要なのかなどの情報収集を行います。
気に入った振袖があれば、この時期でも予約することは可能です。
振袖予約第1期 成人式から2年前の1~3月
情報収集を行った結果、お気に入りの振袖が見つかっているなら予約します。
この時期は前年の成人式が終わって振袖が一斉に戻ってくるため、予約が集中しやすい時期となります。大学受験する方は受験と被ってしまいますが、新作振袖を予約するつもりなら、できれば受験よりも前に予約しておくといいでしょう。
この時期に予約しないと、着付けやヘアセットなどの支度や前撮りについて、希望の日時の予約が取りにくくなることもあるようです。
振袖予約第2期 成人式から1年半前の7~9月
成人式から1年半前の7~9月は、2度目の予約が集中しやすい時期になります。
新作振袖が登場する時期のため、トレンドの色や柄の振袖を着用したい方にとっては絶好のタイミングとなります。
着付けやヘアセット、写真撮影の予約も忘れずに。
振袖予約第3期 成人式から1年前の1~3月
成人式から1年前になると、希望の振袖の予約ができるかもしれない最終タイミングとなります。
この時期を過ぎても振袖の予約はできますが、好みの色柄の振袖はすでに予約済になってしまうなど、日を追うごとに選択肢が狭まっていきます。
また、前撮りや着付けなどの早期予約特典が終わってしまったり、美容院での着付け枠も埋まっている可能性があるので、できるだけこの時期までに予約しておくことをオススメします。
屋外前撮り期 成人式から1年前の4月~6月
振袖姿の前撮りプランを利用する方、とくに屋外で記念撮影をしたい方にはこの時期がオススメです。
日焼けする前に前撮りしたい方も、この時期がよいでしょう。
振袖予約駆け込み期 成人式から半年前の7~8月
振袖予約のラストチャンスです。
予約自体は可能ですが、希望に沿う振袖や着付けの予約枠はほとんどないかもしれません。
屋内前撮り期 成人式から半年前の7~8月
夏休みを利用してスタジオで前撮りするのによい時期です。
家族で休みを揃えて記念撮影するのもいいでしょう。
暑い時期ですが、屋内での撮影なら熱中症などの心配はありません。
準備完了!確認時期 成人式直前の11~12月
振袖や着付け、ヘアメイク、記念撮影など、すべての準備や予約は完了していると思いますが、漏れがないが確認しましょう。
心配なら、振袖レンタルや美容院、撮影スタジオなど、確認の連絡を入れてもいいでしょう。
着付けに必要な和装小物や着付け用の小物は全部揃う予定かどうかの確認も必要です。
レンタルプランに含まれていない物もあるかもしれません。再度しっかりと確認して、セットになっていないものは自分で揃えましょう。
成人式の準備をするうえでの注意点とは?
人式の準備スケジュールがわかったら、振袖を用意するうえでの注意点を紹介します。
レンタル、ママ振袖、購入するかを決める
自分がどんな振袖を着たいのか、また、振袖を何回着たいのかを明確にすることで、一度だけのレンタルにするか、何度も着られる購入にするかを決めることができます。
また、その年のトレンドの振袖を着たいならレンタル、長く着られる古典柄の振袖ならば購入しても損はないかもしれません。
人気のママ振袖なら費用がかからないように思えますが、サイズが合わなければ仕立て直すことに。
保存状態が悪ければ染み抜きなどのクリーニングが必要になるなど、却って費用が高額になる可能性があります。早めに振袖の状態を確認しておきましょう。
現在は、振袖に必要なものが一式セットで揃う、返却時のクリーニング代が不要なこともあり、成人式の振袖はレンタルが主流ですが、どこで借りるのかが大きなポイント。
振袖専門店、和装レンタルショップやネットレンタルなど、どこでレンタルするかでも、サービス面や費用面が変わるのでしっかり検討しましょう。
成人式の予算に合わせて選ぶ
成人式にどの程度の予算がかけられるのかも、事前に家族で相談しておく必要があります。
レンタルの場合は5万円~20万円、購入の場合は30万円~100万円が相場。
レンタルといっても、オーダーレンタルの場合は自分のサイズに合わせた振袖を用意してもらえるため、費用はどうしても高額になります。
また、振袖だけをレンタルするのか、帯やバッグ、草履などのセットでレンタルするのか、前撮り撮影や着付け代などがセットになったお得なプランを利用するのかなどで、料金は大きく変わっていきます。
予算をしっかり決めること、そして、振袖のレンタルプランの料金には何が含まれているのかを確認して、予算内に収まるように選ぶのもひとつの方法です。
譲れない条件は何かを決める
振袖は購入する?レンタルする?それともオーダーレンタル?ママ振袖の選択肢も……。
まずは、振袖に対して自分がこだわりたい部分はどこなのか、譲れない条件は何なのかを明確にすることが大切です。
希望の振袖と予算、着付けや撮影などのサービスの有無など、自分たちの希望する条件が出揃って初めて、それに見合うショップやプランを探すことができます。
成人式の準備にきものレンタリエが役立つ場面とは?
成人式の準備は、振袖のレンタルに着付けやヘアセット、前撮りなどのサービスが付いているプランを選べば、スムーズに進みます。
しかし、自分なりに譲れない条件やこだわりがあるのなら、振袖レンタル、着付け、ヘアメイク、記念撮影などを個別に予約したほうがよい場合も。
例えば、セットプランのあるショップでは気に入った振袖が見つからなかった、着付けやヘアメイクは行きつけの美容院にお願いしたい、提携先の美容院や着付け場所が成人式会場からは遠かったり、写真撮影は前撮りではなく遠方の祖父母が来る成人式当日にしたいなど、こちらの都合とプランが合わないこともあるでしょう。
また、少しでも費用を抑えるために、もっともお金のかかる振袖費用を抑えたい、着付けや撮影なども、それぞれコスパの良いところを上手に利用したいという考えの方も、案外多いのが実情です。
そんなときに役立つのが、きものレンタリエのようなネットレンタルです。
きものレンタリエの場合は、振袖と帯、バッグに草履、髪飾り、着付けに必要な小物などをセットでレンタルできますが、試着や着付け、撮影などのサービスはありません。
余計な付加価値がない分、料金もお得で、レンタルしやすいと感じる方が多いようです。
中には、前撮り用と成人式用に、それぞれ別の振袖をレンタルするケースも。一着の振袖に費用をかけるより、同じ予算で二着の振袖を楽しみたいという方も見受けられます。
振袖、着付けやヘアメイク、写真撮影などを個別に手配する場合には、手軽にレンタルできるきものレンタリエも、ぜひ選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
成人式の準備は2年半前からが一般的といわれると、驚かれる方も多いでしょう。
ですが、最初の半年は情報収集の時間といえます。
ここでしっかりと情報を集めて、振袖は購入かレンタルか、着付けやヘアメイク、写真撮影はどうするのかなどを事前にしっかりと決めておくことで、成人式の準備をスムーズに進めることができます。
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