中性洗剤を使って自宅で着物をお洗濯する方法!わかりやすく説明
中性洗剤とは?
中性洗剤とは、着物を洗濯する際に使う、おしゃれ着用洗剤のことです。中性洗剤は、アルカリ性の洗剤と比較すると洗浄力が弱く、着物のような繊細な衣類を洗う際に適しています。洗浄力が強すぎる洗剤を使用してしまうと、色落ちやごゴワつきの原因となりますので、必ず洗剤の成分を確認して使用するようにしましょう。
中性洗剤を使用した手洗いの手順
手洗いでは以下のものを使用します。
● 中性洗剤
● 桶(おけ)
● 着物用ハンガー
- 色落ちしないか確認する
洗濯を始める前に、中性洗剤の原液を着物の目立たないところに少しだけ塗布して5分ほど待ち、白い布で軽くたたき色移りがないかチェック。
2.シミ抜きをする
着物全体を洗う前に部分的なシミ抜きを行います。
・ファンデーション、日焼け止め、口紅、食べこぼしなどの油性の汚れ⇒クレンジングオイルを使用
・汗などの水溶性の汚れ⇒中性洗剤を使用
3.つけ置きする
1,2が完了したら、桶に水を張り、中性洗剤を溶かして着物を10分程度つけ置きします。
水の量は着物が浸かる程度で、洗剤の量は商品に記載された分量を目安にしましょう。
4.押し洗いをする
つけ置きした着物を押し洗いします。
擦り洗いやもみ洗いはNG!優しく押し洗いしながら全体の汚れを取ります。
5.着物をすすぐ
汚れた水を捨て、着物を押しながら水気を取り除きます。
そして新しいきれいな水を使って、2~3回程度すすぎます。
6.水切りと脱水をする
着物の中に残った水分を取り除きます。
水切りの方法は、洗濯機で脱水をする方法とタオルで水気を取る方法の2つがあります。
洗濯機を使用する場合は、着物を折りたたんだ状態で必ず洗濯ネットに入れて、洗濯機の最も弱いモードで1分程脱水をしましょう。
また、タオルを使用する場合は、着物全体をタオルで包み、着物を押すようにして水切りをしましょう。
7.陰干しをする
着物用ハンガーに吊るして陰干しで乾かしていきます。
8.アイロンをかける
着物が乾いたら、仕上げにアイロンを行います。
着物に必ず当て布をして中低温でアイロンをかけるようにしてください。
まとめ
中性洗剤を使って自宅で着物をお洗濯する方法についてご紹介してきました。自宅で着物が思っていたよりも簡単に洗えるということがお分かりいただけましたか?
軽い汚れがついた場合や、短い期間で何度も着物を着る機会がある方などは、中性洗剤を使用して、自宅での洗濯に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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