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昼夜帯(ちゅうやおび)とは?1本で2本分楽しめる帯のことです!

着物の豆知識

昼夜帯

昼夜帯(ちゅうやおび)とは?

昼夜帯とは、表面と裏面で異なる生地によって仕立てられた女性用の帯のことです。昼夜帯は、「腹合せ帯」「鯨帯(くじらおび)」とも呼ばれています。
一方の面に黒繻子(くろじゅす)や黒ビロード、他方の面に白繻子(しろじゅす)を用いた様子を昼と夜に見立てたことからこの名が付きました。
リバーシブルの帯であるため、両方の面を楽しめるでしょう。
ちなみに、「鯨帯」と呼ばれるのは、くじらの背中と腹に見立てられるからだそうです。

昼夜帯・腹合わせ帯の特徴とは?

昼夜帯の特徴は、リバーシブルということで、表面裏面のどちらも使えるということでしょう。1本の帯で2本分楽しめるのが嬉しいですよね。旅行等の外出で用いるのも、賢い使い方です。
また、表面裏面の二種類の色は、帯の端が別の面の生地が見えるので、相性の良いもので仕立てるのがおすすめです。

昼夜帯は二種類の長さがある?

昼夜帯には、名古屋帯と袋帯のサイズがあります。それぞれ名古屋帯は、一重太鼓が結べる長さ。袋帯は、二重太鼓が結べる長さです。
昼夜帯の長さが、名古屋帯サイズだとしてもお太鼓柄のものではなく、全通柄が扱いやすいかと思います。

昼夜帯は自分で仕立てられる?

昼夜帯は、市販のものは数が少ないようです。そこで、自分で仕立ててみるのも良いのではないでしょうか。
仕立て方は「同じサイズの色違いの生地を二枚合わせて、芯を入れる」という方法です。
普通の名古屋帯を仕立てるよりも簡単に仕立てられます。生地は帯に向きそうな反物や使わなくなった着物からのリメイクでも良いかと思います。

まとめ

昼夜帯がリバーシブルで使える帯だということがお分かり頂けましたでしょうか。市販のものが少なく、自分好みが無い場合には、自分で仕立ててオリジナルの昼夜帯を作ってコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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