たれ先(たれさき)とは?わかりやすく説明
たれ先(たれさき)とは?
たれ先とは、帯の部分を指す名称です。たれ先とは、お太鼓の下から出ているたれの先端のことで、一般的に人差し指1本分の長さが目安とされています。
袋帯の各部の名称
ここでは、袋帯の各部位についてご紹介していきます。
袋帯は、「手(て)」 「胴帯(どうたい)」 「たれ」 と大きく3つの部分に分かれています。
また、「手(て)」の先を「手先(てさき)」、「たれ」の先を「たれ先(たれさき)」と言い、全部で5つの部位の名称があります。
「手」と「たれ」の見分け方とは?
1.中無地からの長さで見分ける
中無地からの距離が遠い方がたれです。この見分け方が最も簡単かつ確実ですが、これは六通柄の帯にしか対応できません。
2.柄の向きで見分ける
柄の向きが下になる方がたれです。帯の柄を絵として見立てた際に、下側になる方がたれとなります。
3.お太鼓から近い方がたれ
お太鼓のメインの柄からの距離が近い方がたれです。全て同じ柄の連続に見える帯の場合でも、お太鼓になる部分にだけ金彩などのワンポイント加工が施されている帯もあるので確認してみましょう。
4.オランダ線がある方がたれ
5.作家名やメーカー名などの文字や落款(らっかん)が入っている方がたれ
ただし、帯の中にはこれらが手先、たれ先に入っているものもあります。その際は、別の判断基準を確認しましょう。
6.界切線がある方がたれ
7.帯を広げて向かって右側に柄が来る方がたれ
メインとなる柄が向かって右側にある方がたれですが、中には逆向けの帯もあります。
8.1~7までのどれにも当てはまらない場合には、好きな方をたれとしてご使用ください。
まとめ
たれ先は、帯によって見分け方が異なります。今回ご紹介した見分け方を参考にしていただければ幸いです。
#たれ先