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袖付(そでつけ)とは?

着物の豆知識

薄ピンクの着物を着た女性

袖付(そでつけ)とは?

袖付とは、着物の寸法を表す言葉です。袖付とは、脇で袖と身頃(みごろ)を縫い合わせた部分のことです。
袖丈は、標準寸法で、5寸5分から6分つまり、約21㎝~23㎝とされています。着用される方の年齢や、帯を締める位置の高さによって加減します。袖付が短い場合、袖付の端から帯までの距離が長くなります。

年齢に応じた着物の袖付

着物を着て着付けをする女性と着付けをされる女性

若い方が着用する着物は、帯を結ぶ位置が高くなるため、5寸5分が多く用いられます。特に、振袖の着付けの際は、帯を高い位置に締めるので、袖付が長いと着物が帯に引かれたようになって着辛く、帯も結びにくくなります。
また、振袖の着付けでは襟を多く抜くようにしますので、袖付の前と後で寸法をわざと違えて仕立てるという考え方もあります。また、袖の前袖付を多め、後の袖付を少なめにする仕立てもあります。

帯を結ぶ位置が低い場合は、袖付を6寸にします。 袖付の短いきもので帯を低く締めると、身八つ口が広くのぞいてしまい、見栄えが悪くなってしまうため、着用方法にふさわしい袖付が大切になります。

袖付を「付け違い」にする理由とは

袖付を付け違いにする理由には、以下の3つがあります。

・衣紋をたくさん抜く場合
・がっちりとした体型の場合
・スッキリスタイルアップして見せたいとき
袖付付け違いにすると、腕のうしろに溜まってしまう生地をスッキリさせる効果があります。

まとめ

袖付とは、脇で袖と身頃を縫い合わせた部分のことでしたね。
袖付は、着用される方の年齢や帯を締める位置の高さによって加減することも分かりました。
また、スタイルアップしてスッキリ見せたい場合には、袖付を付け違いにすると良いでしょう。

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