角通(かくどお)しとは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#和装小物,#着物の柄

角通(かくどお)しとは?

角通しとは、江戸小紋(こもん)の柄のひとつです。角通しは、「鮫(さめ)」「行儀(ぎょうぎ)」とならんで、小紋三役のひとつとされています。細かい正方形が縦横に連続した模様で、通し文様と呼ばれることもある柄です。柄が縦横真っ直ぐに描かれていることから、筋を通すという意味が込められています。スタイリッシュですっきりとした着物から、チェック柄のように可愛らしい着物まで選ぶことができます。

江戸小紋の種類

江戸小紋の柄には、「江戸小紋三役」「江戸小紋五役」といったさまざまな種類があります。
【江戸小紋三役】
◇「鮫(さめ)」
◇「行儀(ぎょうぎ)」 
◇「通(とお)し」
これら、「鮫(さめ)」「行儀(ぎょうぎ)」「通し(とおし)」は、江戸小紋の柄の中でも最も格の高い3つで、江戸小紋三役と呼ばれています。江戸小紋三役は、家紋を付けることで結婚式や入学式などのフォーマルなシーンでも着用が可能です。

【江戸小紋五役】
江戸小紋三役に以下の2つを加えたのが、江戸小紋五役です。
◇「大小霰(だいしょうあられ)」
◇「縞(しま)」 
江戸小紋の中でも格の高いものは江戸小紋三役に上記2つを加えた、江戸小紋五役までとされています。それ以外の柄は、カジュアルなシーンでの着用となります。

江戸小紋の着物に合わせる帯は?

~セミフォーマルなシーン~
セミフォーマルなシーンでは、背中に一つ紋を入れた「江戸小紋五役」を着用します。帯は袋帯を合わせましょう。

~カジュアルなシーンで着る場合~
カジュアルシーンでは、柄の種類は問いません。帯には、名古屋帯かおしゃれ用の袋帯を合わせます。

まとめ

角通しは、江戸小紋三役の一つで、格が高い柄ということがお分かり頂けましたでしょうか。
ぜひともTPOに合わせて江戸小紋の着物を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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