角袖(かくそで)とは?わかりやすく説明!和装コートの定番で冬でもオシャレを楽しもう!
角袖(かくそで)とは?
角袖とは、和服の袖形の一つで、小袖(こそで)のたもとに丸みをつけず四角の袖形であることをいいます。角袖は、主に男性用のコートなどに用いられます。また角袖外套(かくそでがいとう)の略称で、19世紀末の洋服のはやりに乗り、男子和装用コートをメルトン、スコッチ、玉ラシャなどのコート地で仕立てたものを指します。特に明治から大正にかけて、商人たちが好んで着用していました。
「角袖コート」「とんびコート」などの着物コート
着物でお出かけをする際、少しの寒さであればマフラーやショールなどで十分かと思いますが、冷え込む真冬の時期ともなれば上から羽織りたいのが和装コート。主な種類は、2つ。
「角袖コート」と「とんびコート(インバネスとも)」です。
◇「角袖(かくそで)コート」-和装コートの定番
先程もお伝えしました通り、袖に丸みをつけない四角い袖の形状になっているコートです。
明治維新以降の洋装ブームに乗って誕生し、当時から洋服地で作られたものもありました。男性用の和装コートの中では定番の型のため、どの和装とも合わせやすいコートです。
◇「とんびコート」
正式名は「インパネスコート」といいます。 見た目はマントのような形で、腕まですっぽりと覆うことができるため、防寒性に優れています。
洋装、和装どちらの袖の動きも妨げることがないため、機能性の面から言っても和服との相性はぴったりです。
まとめ
角袖コートは、男性用の和装コートのことでした。男性のみなさんも、和装に暖かい角袖を羽織って街の散策やお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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