肩裾模様(かたすそもよう)とは?わかりやすく説明
肩裾模様(かたすそもよう)とは?
肩裾模様とは、着物のデザインで、肩と裾だけに模様が配置されたもののことです。
余白を大きくとった文様構成になっています。
肩裾模様は、絵羽模様の着物の種類のひとつで、このほか「裾模様」「総模様」があります。室町、桃山時代によく見られ、この時代の能装束に名品があります。江戸時代初期 寛文年間に流行した「寛文小袖」にもよく見られる柄付けです。
肩裾模様(かたすそもよう)の特徴とは?
肩裾模様は、肩を包むように文様が入っているため、華やかな雰囲気を演出することができるのが特徴です。また、雲や霞、浜などの曲線や直線で区切り、その中に模様を描きます。着物の中間部に模様が入らないため手間がかかりません。また、上下の模様が際立つという効果も期待できます。現代の着物では訪問着などに使われますが、このほか日本舞踊など伝統芸能の衣装に見られます。
まとめ
肩裾模様とは、着物の肩と裾だけに模様が配置されたもののことでしたね。現代では、訪問着のほか、日本舞踊などの伝統芸能の衣装として良く見られます。
この機会に、訪問着の肩裾模様を華やかに着こなしてみてはいかがでしょうか。
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