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晴れ着とは?似た意味の言葉に春着もある?

着物の豆知識

晴れ着を着た男女と子供

晴れ着とは?

晴れ着とは、表立った晴れ舞台や晴れの日に着る衣装のことを言います。
ここで言う晴れの日とは、例えば成人式・入学式・卒業式・七五三などです。
また、年中行事や儀礼的なシーン(お正月や節分)も晴れ着を着るシーンとしてふさわしいです。

なぜ上記のような場面で晴れ着を着るのかと言うと、節目や折り目の日の自然や神仏に感謝しながら今後の幸せを願う意味で、普段着とは違う上等な服を着て身支度を整える意味があったそうです。

晴れ着に含まれるのは、振袖・色留袖・訪問着・紋付き色無地などです。

晴れ着と似た言葉で「春着」というものもある?

晴れ着と似た言葉で、春着(はるぎ)というものもあります。
これはお正月に着る女性や子供の着物のことを意味しているようで、俳句の季語なんかにも春着は使われています。

旧暦では、新年の始まりであるお正月が「春を迎える日」であったため、お正月には旧年に感謝するとともに新年の年神様をお迎えして今年の無事や豊作を祈ったそうです。この時にふさわしい服として汚れのない新調した清々しい着物が「春着」と呼ばれるものです。

今では考えられないかもしれませんが、昔は1月15日頃までは紋付きの格式高い着物をめして厳かにお正月を過ごしていたようです。現代でも古典芸能の世界ではこれを引き継いでいるようで、一家揃って礼装をめし、お節をいただくそうです。

晴れ着を選ぶ際に気をつけたいポイントとは?

・同行者との装いのバランスを取る
(奥さんが色留袖なのに旦那さんは軽めのジャケットなどはアンバランス・・・)
・訪問先の方との装いのバランスも考慮する
(訪問先の主人が普段着なのに自分が訪問着だと申し訳ない気持ちに・・・)
・行き先の周りの人たちとのバランスを考える
(みんなは私服なのに自分だけ振袖だと浮いてしまう・・・)

まとめ

いかがでしょうか?今はあらたまった席に参加するのに着物を着て行くといった機会もなかなかないかもしれません。でもせっかく日本に生まれたなら、日本の伝統衣装である着物を楽しんでみたいものですよね。マナーをしっかり守って存分にお気に入りの着物を楽しんでみてくださいね。

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