コーリンベルトとは?わかりやすく説明
コーリンベルトとは?

コーリンベルトとは、着物の着付けをより簡単&きれいに行うため、また着崩れを防ぐために用いるアイテムです。
必ずしも無いといけないワケではなく腰紐を用いる方が良いといった人もいます。
コーリンベルトとは、昭和20年代後半に「コーリン株式会社」という会社が開発したアイテムであるため、このように呼ばれていますが、今ではコーリン株式会社製のもの以外の類似品も総じてコーリンベルトと認識している人が多いです。
形状は、長さ調節可能な一本のゴムの両端にクリップが付いており、このクリップは付け替え可能なため、万が一破損してしまったとしても他のもので代用も可能です。
金額はだいたい安価なもので400円くらいから、本家のものでも1000円しないくらいで購入することが可能です。ちなみに、100円ショップには取り扱いはないようです。

コーリンベルトを使うメリットとは?

「長襦袢に使う場合」
・衿合わせを簡単&きれいに整えることができる
「着物に使う場合」
・衿合わせを固定しながらおはしょりも上げて押さえる処理を楽に行うができる
・伊達襟も入れる場合に衿巾を固定しやすい
・袷着物や滑りやすい着物や着丈が長くおはしょりがたくさん出る着物の着付けを楽にする
コーリンベルトを使った方が良いケースとは?
・セルフで着付けをする場合
(初心者やコーリンベルトを使い慣れている人)
・おはしょりが長くて処理が大変な場合
・着物がすべる場合
・衿がきれいに収まらない場合
・伊達襟が多かったり分厚い場合
・腰紐が不足していたり使いこなせない場合
コーリンベルトの様々な素材や種類とは?
コーリンベルトには、夏向けのメッシュタイプや留め具タイプ、胸紐や伊達締めも兼ね備えたものなど色々なタイプがあります。また、クリップ部分も本家はプラスチック製ですが、金具タイプの方が多く出回っています。
コーリンベルトについて
◆コーリンベルトのゴムの長さ
コーリンベルトのゴムの長さは、脇の下あたりの位置で確認したときの胸幅くらいが目安と覚えておきましょう。ただし、ゴムの伸縮性や着物を着る方の体型によっても多少異なるため、調節するようにしてください。
◆コーリンベルトのクリップの使う向き
先に一重側を下前の衿に留めます。コーリンベルトを長襦袢に使う際には、下前に一重側のクリップを留めます。上前に二重になったゴムがくるようにしておくことで、後から長さを調節できます。
◆コーリンベルトのクリップの開閉
コーリンベルトのクリップ部分の開閉は、「付け根部分をカチっと前に押し倒すと開く」「元に戻すと閉まる」というような具合で行います。
※プラスチックタイプ、金具タイプいずれにおいても、基本的には同じ動作で開閉します。
コーリンベルトを使う手順や使い方には、さまざまなやり方があります。着付けが終われば、コーリンベルトは見えませんので、ご自身が使いやすい、結果的にキレイに仕上がるものを選んで頂ければと思います。
まとめ
いかがでしたか?着付けの際の持ち物リストなんかにはよく名前が載っているコーリンベルト、着付けを楽にするだけでなく、着崩れも防いで長くきれいな着こなしをキープできる便利なアイテムなので、ぜひ活用してみて下さいね。

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