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ウールとは?

着物の豆知識

ウールの着物を着た女性

ウールとは?

ウールとは、羊の毛を用いた天然素材のことです。

保温性が高く蒸れにくいため機能性に優れているのが特徴の一つです。

そんなウールは、着物の素材としても用いられており、様々な魅力があります。
続いてウールの着物についてご紹介していきます。

ウールの着物の特徴とは?

ウールの着物は、シワになりにくくお手入れが簡単なのが魅力です。

着用に適した季節は、暑い季節を除いた初秋~春頃で、一年の中で長期的に楽しむことができます。また、夏用ウールといった粗く薄手に織ってあるものも数は多くありませんが存在します。

ウールの着物は、全体的にあっさりとした見た目のものが多く、色は2~3色、柄は格子・絣(かすり)・幾何学模様などが一般的ですが、現代的なものではモノトーン・無地・ドット柄などシンプルモダンなおしゃれな着物もあります。

普段着用の着物として裏地なしで仕立てているのが特徴でもあり、日常生活・近所への買い物・気軽なランチなどカジュアルなシーンに気軽な着こなしとして楽しむのに向いています。

あくまでセーターのような感覚で着こなすものなので、フォーマルシーンには適していません。ただし、絹(シルク)が混ざっているものの場合は、光沢があり華やかであるためおしゃれな外出着として楽しむこともできます。

ウールの着物のメリット・デメリットとは?

「メリット」
・シワになりにくい
・お手入れが楽
・リーズナブル

着物は洋服にはない魅力があふれるアイテムではありますが、なんといってもお手入れが面倒なのが難点ですよね。そんな場合に、ウールの着物は自宅でお洗濯もできるのでオススメです。また、絹着物よりも安価で手に入るので着物初心者の人などもチャレンジしやすいのが魅力です。

「デメリット」
・着心地がチクチクして感じる場合がある
・虫に食われやすい

ウール100%のセーターを着ていて「チクチク」した経験はありませんか?着物の場合も同様で、ウール100%だとチクチク感を感じる場合もあります。そういったときには、絹も混ざったシルクウールがおすすめです。シルクウールは、ウールのほっこり感も持ちつつシルクの光沢感も持ち合わせているので、一石二鳥の魅力がありますよ。

また、虫に食われやすいウールを守るためにも、保管時には「防虫剤」を必ず入れるようにして、絹着物とは分けて保管するようにしましょう。

ウールの着物の取り扱い方法とは?

ウールの着物の取り扱い方法は、洋服でいうウールのセーターとほとんど同じです。

・洗濯ネットに入れてオシャレ着用洗剤と共にオシャレ着洗いコースを選びます。
・脱水時間は50秒ほどにとどめます。
・着物ハンガーにかけて干した後シワがある場合はアイロンがけを行います。

また、ウールは虫がつきやすく虫食いのリスクが高いため、保管の際は必ず防虫剤を入れるようにしましょう。

ウールの着物にはどんな帯を合わせるの?

ウールの着物に合わせる帯は以下のようなものです。

半幅帯の場合・・・ウール/木綿/化繊/紬
名古屋帯の場合・・・ウール/化繊/木綿

まとめ

いかがでしたか?洋服でも馴染みのあるウール素材は、特有の柔らかな雰囲気が魅力的ですよね。ぜひ着物でもウール素材を楽しんでみてください。

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