諸撚り糸(もろよりいと)とは?わかりやすく説明

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諸撚り糸

諸撚り糸(もろよりいと)とは?

諸撚り糸とは、撚り糸(よりいと)とも呼ばれます。諸撚り糸は、2本の単糸を撚り合わせて1本にした糸のことで、いわゆる双糸(そうし)のことです。一般的に紡績糸(ぼうせきいと)の場合は双糸、絹糸の場合には、諸撚り糸、または、諸糸と呼びます。

諸撚り糸(もろよりいと)の効果とは?

糸を撚ることによって次のような効果が期待できます。
・強度が高くなる
・糸が細くなる
・糸が硬くなる  

糸を撚ることで糸の中心に向かう力が発生し、繊維同士の間に摩擦力が生じるため、引張りに対して抵抗を示し、強度が高くなるのです。
また撚りをかけていくほど繊維間の隙間が少なくなっていきます。つまり糸が締め付けられていくため、見た目の太さも細くなっていきます。
さらに糸が締まることによって糸自体が硬くなっていきます。こうすることで、風合いにも影響があります。
その他にも繊維間の空気が減ることで保温性が低くなったり、光沢に影響するなど糸を撚ることでメリットもデメリットも出てきます。

諸撚り糸(もろよりいと)の種類

諸撚り糸

諸撚り糸には、撚り方や撚る回数によって以下のように分類することができます。

【撚り方向での分類】
・S撚り糸
・Z撚り糸

【撚り回数での分類】
・甘撚り糸
・並撚り糸
・強撚糸

撚りをかける方向によって諸撚り糸は分類できます。
撚りをかけるときに下端を固定し上端を時計回りに回転させると「S撚り糸」になります。
逆に反時計回りに回転させると「Z撚り糸」になります。
一般的に長繊維糸ではS撚りが、短繊維糸ではZ撚りが多いとされています。

また、撚りをかける回数でも分類することができます。
標準的な糸の強さとなる撚りの回数で撚られた糸を「並撚り糸」といいます。
これに対し、回数が少ない撚りの糸を「甘撚り糸」、逆に多い撚りの糸を「強撚糸」といいます。
なお、撚り回数を増やすほど糸の強度は上がっていきます。ただし、一定の撚り数で強度のピークを越えてしまうと逆に強度が低下していきます。その強度のピークを迎えている状態を飽和撚りといいます。

まとめ

諸撚り糸は、撚る方向や回数によって種類が異なります。
糸の強度や風合い、見た目などの性質が大きく変わるため、そこから作られる生地の性質にも大きく関わってくるのですね。

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