二部式コートとは?着物用の雨コートをわかりやすく説明
二部式コートとは?
二部式コートとは、着物用の雨コートのひとつです。二部式コートは、上下が別々になっているセパレートタイプの雨コートです。
二部式コートの特徴とメリット
二部式は上下が分かれているタイプの雨コートです。上部は羽織れるコート、下部は巻きスカートと2つに分かれています。
二部式コートは、雨が降ったり止んだりする日や雨の強さが不安定な時におすすめです。
このように、雨の降り方によって調整できる点がメリットと言えます。また、帯結びのボリュームや着物の丈に合わせた調節が簡単で、既製品を購入しても丈が合わないというリスクが少なくて済む点も魅力の一つ。裾を引きずる心配もありません。
二部式コートのデメリット
二部式コートは、上下が分かれているため、脱着に少々手間がかかることがあります。また、脱いだ後に、荷物になりかさばるという点がデメリットと言えます。
こうしたことを事前に把握しておくと良いでしょう。
雨コートの着方
せっかく雨コートを持っていても、正しい着方を知らないと大切な着物を汚してしまう可能性があります。着物を長く大切に着るためにも、雨コートの正しい着方覚えておきましょう。
【基本的な雨コートの着方】
1.着物の裾をたくし上げて裏面が見えるようにする
2.たくし上げた裾がシワにならないよう固定する
3.その上から雨コートを羽織る
裾を固定する際には、クリップや腰紐を使うと便利です。裾をたくし上げて、クリップで帯に留めるまたは、腰ひもで固定するのが一般的です。また、着付けの際に使う着物クリップを利用すると、シワや跡がつきにくくなります。
まとめ
二部式コートは、着物用の雨コートのひとつでしたね。雨が降ったり止んだりする日や雨の強さが不安定な時におすすめです。正しく着用して、大切な着物が汚れないようにしたいものですね。