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帯の結び方 二重太鼓(にじゅうだいこ)とは？わかりやすく説明
二重太鼓(にじゅうだいこ)とは
二重太鼓は、女帯の結び方「お太鼓結び」の一つです。
二重太鼓は、お太鼓の部分が二重になったものです。
お太鼓結びには2種類ある
お太鼓結びには、一重太鼓と、二重太鼓があります。
一重太鼓は、名古屋帯で結び、普段着の着物や、不祝儀の際に不幸が重ならないようにと一重太鼓にするというのが一般的です。
二重太鼓は、一重太鼓より格が高いとされていて、名古屋帯に比べて地厚な袋帯で結び、「喜びが重なるように」という意味もあり、卒業式や入学式などおめでたい場に結ぶことが多いです。留袖や訪問着などに合わせて、格調高く装います。
二重太鼓の結び方
二重太鼓は、格調高い雰囲気に仕上げたい結びです。
結び方として気をつけたいポイントをお伝えいたします。
合わせる着物や着物によって、大きさや形を調節します。礼装は大きめに、普段着では小さめにします。
◎二重太鼓のできあがりの基本
手先の下とお太鼓の底がぴったりあっていて、お太鼓がたるみのないように仕上げます。
・手先がお太鼓の左右に１～２センチ出ているとOK。
・たれは長すぎたり短すぎたりせず、６～７センチであるとＯＫ。
◎お太鼓の重なり
「帯枕」は厚みがあるものを用いて、お太鼓の形を立派に見せましょう。
お太鼓部分の二枚の重なりがぴったり合うようにします。ダブついたり、ズレたりしないようにしましょう。
◎身長とのバランス
帯の高さは、身長とバランスがとれているか、高すぎたり低すぎたりしていないかを確認しましょう。
背の高い人は、縦に大きくかっちりとした形にするようにし、背の低い方は、ちょっと大きめかなというくらいで大丈夫です。
二重太鼓の結び方の手順
- 手先の長さを決める
- 帯を一巻きする
- 帯板を入れる
- 帯を二巻きする
- 帯を締める
- 手先を抜く
- たれを折り上げる
- 仮紐を通す
- 手先を仮紐に挟む
- 帯の幅を広げる
- 帯山を決める
- 帯枕を入れる
- 紐を結ぶ
- 結び目を入れ込む
- 仮紐を外す
- 帯揚げをかける
- お太鼓の大きさを決める
- 仮紐を結ぶ
- 手先を外す
- 帯揚げを仮結びする
- お太鼓に手先を通す
- 帯締めをお太鼓に通す
- 帯締めを結ぶ
- 残った仮紐を外す
- 帯揚げを整える
～前側のポイント～
□帯の高さは、高すぎたり低すぎたりせず、身長とのバランスは取れていますか？
□帯の巻き方がゆるくありませんか？
□帯揚げ、帯締めはきれいに整っていますか？
□衿の合わせ・帯揚げ・帯締めの結び目の３点が、体の中心線上に揃っていますか？
□おはしょりに余計なシワがなく、長さは最長で人差し指１本ぐらいですか？
～後側のポイント～
□お太鼓の大きさが、身長とバランスが取れていますか？
□帯山部分が、背中から離れていませんか？
□たれの長さは、長すぎたり短すぎたりはしていませんか？
まとめ
二重太鼓は女帯の結び方の一つでしたね。二重太鼓は、主に丸帯や袋帯などを結ぶ際に用いる結び方です。“喜びや幸せが重なるように”との願いが込められている二重太鼓結びを、あなたも結婚式や式典などのお祝い事の際には試してみてはいかがでしょうか。
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