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帯の種類とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#帯

水色の訪問着に金色の袋帯をしめた女性

帯の種類とは?

水色の訪問着に金色の袋帯をしめた女性

帯には主に4種類あります。着物の帯は、大きく分けると「丸帯(まるおび)」・「袋帯(ふくろおび)」・「名古屋帯(なごやおび)」・「半幅帯(はんはばおび)」の4種類です。
それぞれ「格」の高さにも差があるため、どのようなシーン・どのような着物に合わせるかを考慮して、適切なものを選ぶことが大切です。

着物の帯の主な4種類

帯

着物の帯の主な4種類について冒頭でもお伝えしましたが、着物の帯には主に4種類あります。
・丸帯
・袋帯
・名古屋帯
・半幅帯

◇丸帯
丸帯は、江戸時代中期頃から使用されるようになりました。帯の種類の中でも最も格が高い帯です。そのため、以下のようなハレの場での着物に合わせます。
・白無垢(しろむく)
・色打掛(いろうちかけ)
・黒留袖(くろとめそで)

◇袋帯
丸帯に次いで格が高い帯です。表地と裏地の生地を袋状に縫い合わせて仕立てることから、袋帯と呼ばれています。袋帯は、先述した黒留袖のほか、以下のような着物に合わせます。
・色留袖(いろとめそで)
・色無地(いろむじ)
・訪問着(ほうもんぎ)

◇名古屋帯
名古屋帯は、袋帯に次いで格が高いものの、カジュアルなシーンで用いられることが多い帯です。大正時代に名古屋で考案された帯で、仕立て前の幅が九寸(約34cm)であることにちなんで、「九寸帯」や「九寸名古屋帯」と呼ばれることもあります。
・付け下げ(つけさげ)
・小紋(こもん)
・紬(つむぎ)
・御召(おめし)

◇半幅帯
名古屋帯よりもさらにカジュアルに使える帯が、半幅帯です。半幅帯は、「小袋帯(こぶくろおび)」と「単衣帯(ひとえおび)」とに分けられます。小袋帯は、2枚の生地の端が縫い合わされて、袋状になっている半幅帯。一方の単衣帯は、1枚の生地から仕立てられている半幅帯です。
半幅帯は、フォーマルシーンには適していません。

・小紋
・紬
・浴衣

まとめ

今回は、帯の種類についてご紹介してきました。
帯には主に、「丸帯」・「袋帯」・「名古屋帯」・「半幅帯」の4種類があります。
TPOに合ったものを選ぶようにしましょう。

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