紗綾形(さやがた)とは?わかりやすく説明

着物の豆知識

紗綾形(さやがた)

紗綾形(さやがた)とは?

紗綾形(さやがた)

紗綾形とは、卍(まんじ)の字を斜めに崩して組み合わせた文様のことです。
紗綾形は、不断長久(ふだんちょうきゅう)つまり繁栄や長寿が続くという意味が込められた縁起の良い吉祥文様の一つです。
その文様から、別名「卍崩し(万字崩し)」「卍繋ぎ(万字繋ぎ)」とも呼ばれています。

紗綾形(さやがた)の紗綾とは?

紗綾形(さやがた)

紗綾形は、何に由来するのでしょうか。それは、「紗綾」という絹織物にこの文様が多く用いられていたことによります。
卍は、漢数字の万が変化してできたと言われており、大きな数を表している卍が連続していることから金運が上がる、つまり縁起が良いとされています。

紗綾形(さやがた)の種類

紗綾形(さやがた)

紗綾形にはいくつかの種類があります。

〇定番の紗綾形
〇崩し紗綾形
〇破れ紗綾形

紗綾形は、定番の形以外にも鹿の子絞り風であったり、花弁に見えるようにしたりとさまざまな表現方法があります。

紗綾形(さやがた)と工字繋ぎの違い

紗綾形と酷似した形に、工字繋ぎというものがあります。
先ほどもお伝えしましたが、紗綾形は「卍」を斜めに崩したものでしたね。一方で工字繋ぎは、「工」という字が連なってできた文様です。

紗綾形(さやがた)の用途

紗綾形は、留袖や訪問着などのようなフォーマルな着物の地紋として、祝儀・不祝儀どちらにも使われます。このほか、お白洲のふすまの柄としても有名ですね。

まとめ

紗綾形は、卍の字を崩して連続させて組み合わせた文様のことでしたね。
紗綾形は、不断長久を意味する縁起の良い吉祥文様です。慶事の際も不祝儀にも対応可能な柄として重宝されています。

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