背中心(せちゅうしん)とは?わかりやすく説明
背中心(せちゅうしん)とは?

背中心とは、着物の背中の真ん中にある縫い目のことです。背中心は、衿から裾までまっすぐと伸びた、左右の後身頃を縫い合わせた縫い目で、背縫いとも呼ばれます。
背中心(せちゅうしん)がズレるとどうなる?
背中心がズレた状態で着付けをすると、背中のシワや着崩れの原因となってしまいます。
着物をきれいに着こなすためにも、背中心を合わせることが重要です。
背中心(せちゅうしん)を合わせる方法
背中心を合わせるためには、次の二つの方法があります。
■着物を前後に動かすことで背中心を合わせる
この方法ですと、背中心がしっかりと真ん中に決まる、一番スタンダードな方法です。
手順は以下の通り。
1.どちらか一方の手で、胸元当たりにある縫い目を合わせて持つ
※衿の縫い目を左右ピッタリ合わせて持つのがコツです。
2.もう片方の手で背中心を持つ
※どちらも同じくらいの高さで持つとやりやすいでしょう。
3.やさしく前後に数回動かす
※前後の手は、どちらも身体の中心におきます。まっすぐ前を向いた際の花の延長線上を意識するのがポイント。
■左右の衿の縫い目の高さを合わせる
衣紋が詰まるのが苦手という人や、着付けをできるだけ早くおこないたい人は、こちらの方法がおすすめです。
1.右手で右衿の縫い目をつまみ、右衿の角度を決める
※衿の角度が決まったら、縫い目が身体のどの高さにあるか記憶しておきましょう。
2.左衿の縫い目をつまみ、衿の角度を決める
※1.で右衿をつまんでいた右手はそっとはなし、左衿をかぶせましょう。
3.左右の縫い目の高さを合わせる
まとめ
背中心は、着物を着用する際には意識したいポイントです。背中心を合わせることで、後ろ姿もきれいに決まります。また、着崩れも防げるため、長時間のお出かけでも安心です。
みなさんも参考になさってくださいね。
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