着物のサイズとは?わかりやすく説明
着物のサイズとは?
着物のサイズは、尺(しゃく)・寸(すん)・分(ぶ)といった単位で表されることがあります。
また着物のサイズを算出するためには、身丈(みたけ)・裄(ゆき)・袖丈(そでたけ)・前幅(まえはば)・後幅(うしろはば)も測定する必要があります。
着物のサイズを表す単位とは?
【尺】
尺には、鯨尺(くじらじゃく)と曲尺(かねじゃく)の2種類があります。
着物のサイズで用いられるのは鯨尺です。鯨尺では、「1尺=約37.8cm」となります。
【寸】
1寸は、1尺の1/10のサイズです。つまり、「1寸=約3.8cm」ということになります。
【分】
1分は、1寸の1/10のサイズです。ということで「1分=約0.38cm」と計算できます。
着物のサイズを算出するには?
【着物のサイズの算出方法】
〇身丈:身長の± 5cm
〇裄:首の後ろの付け根から手首のくるぶしまでの長さ
〇袖丈:(身長+5cm)× 0.3
〇前幅:腰囲(ヒップ)÷ 4+0~1cm
〇後幅:腰囲(ヒップ)÷ 4+5~6cm
着物のサイズが合わないときの対処法とは?
≪身丈が長すぎる場合≫
身丈が長すぎると、おはしょりが長くなってしまいます。
おはしょりの長さは人差し指1本分が最適。
【おはしょりの長さを短く整える方法】
1)腰紐を、通常通り締る
2)おはしょりを上に持ち上げ、生地の余りがない状態にする
3)2の状態のまま、胸下で胸紐の一つ目を締める
4)2で持ち上げたおはしょりを下げ、形を整える
5)おはしょりの長さ・形を整えたら、二つ目の胸紐を締めて留める
6)最後にいつも通り着付けをすれば完成
≪身丈が短すぎる場合≫
着物を羽織った際に、裾が15cm程度床に余っていれば、十分な長さのおはしょりを作ることができます。それより短い場合には、腰紐を普段よりも低い位置で結びましょう。つまり、床に余った裾の長さが短ければ短いほど、腰紐を締める位置も低くするということになります。限界値としては、腰骨あたりを目安にしましょう。
まとめ
着物のサイズを表す単位や着物のサイズを算出する方法についてご紹介してきました。
この記事が、着物のサイズに関して知りたいという方の参考になれば幸いです。
#着物のサイズ
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