正倉院文様(しょうそういんもんよう)とは?わかりやすく説明
正倉院文様(しょうそういんもんよう)とは?
正倉院文様とは本来、校倉造(あぜくらづくり)で有名な正倉院の中から発見された染織品に見られる文様のことを指しています。
正倉院文様は、日本古典文様の中で最古に位置づけられ、格調の高い文様とされ、黒留袖や色留袖、訪問着、袋帯等によく用いられています。
正倉院とは?

そもそも正倉院とは、奈良時代の天平勝宝8年に、光明皇后が聖武天皇追善のために東大寺に献納した遺愛品を保存していた宝庫のことです。
正倉院文様の種類をご紹介!

〇宝相華文(ほうそうげもん)
正倉院文様を代表するモチーフのひとつ。想像上の花の文様で、“華麗な花文様”という意味の名で、仏教においても装飾に使われています。
〇花喰鳥文(はなくいどりもん)
花や松の小枝、あるいは綬(じゅ)という組紐の帯などをくわえた鳥の文様です。現在も演技が良いとされる吉祥文様(きっしょうもんよう)のひとつとして帯などに用いられています。

〇葡萄唐草文(ぶどうからくさもん)
葡萄の蔓(つる)を主軸とし、実と葉を配した文様です。代表的な唐草文様の一種として現在でも使用されています。
〇狩猟文(しゅりょうもん)
獅子や鹿、羊、猪などを馬上の騎士が弓で射る場面を表した文様です。
日本でも法隆寺に残る獅子狩文錦がよく知られています。
〇獅嚙文(しがみもん)
歯をむき出しにした動物の顔を文様化したものです。現在でも帯に使われています。
〇双鳥唐花文(そうちょうからはなもん)
二羽の水鳥が花の枝をくわえて向かい合っているところに、唐草を配置した文様のことです。染め模様にも、帯などの織り模様にも使われています。

〇蜀江文(しょっこうもん)
八角形と四角形が連続して描かれ、中には華の文様が描かれます。

◯連珠文(れんじゅもん)
珠 (たま) を連ねた帯状の文で、連環の中には獅子、樹、狩猟図、唐草などのモチーフが配置されます。
まとめ
今回は、正倉院文様についてご紹介してきました。正倉院文様は、日本最古の文様として格調高いということがわかりましたね。
皆さんも、黒留袖や色留袖、訪問着や袋帯をお選びになる際には、正倉院文様を思い出してみてくださいね。

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