裾捌き(すそさばき)とは?わかりやすく説明
裾捌き(すそさばき)とは?
裾捌きとは、和装で動く際の裾(すそ)のさばき方をいいます。
「裾捌きが良い」という表現は、和装の際に着物の裾が「乱れてしまう・まとわりついてしまう・からんでしまう」ことがないような足のこなし方を指しています。
裾捌き(すそさばき)を良くするためのアイテムとは?
裾捌きを良くするためには、裾(すそ)よけが必要です。裾よけとは、着物を着用する際の和装下着の一つ。裾よけには、次のような役割があります。
・長襦袢の下に着用し、裾捌きを良くする
・歩きやすくする
・着物が傷むのを防ぐ
・着崩れ防止
・下半身の保温
・汗を吸収してくれる
裾捌き(すそさばき)を良くするための「裾割り(すそわり)・股割り(またわり)」とは?
着物の着付けが終わったら、最初にしておきたいのは「裾割り(すそわり)・股割り(またわり)」。足を肩幅に開き、裾回りを左右に開くようにして、ひざを2~3回曲げ伸ばししましょう。こうすることで、振袖や長襦袢の裾が適度に広がりスムーズ動くようになり、裾捌きが良くなります。さらに、着崩れも防いでくれます。終わったら、着物の上前とした前の形を整えることを忘れずに!
裾捌き(すそさばき)を良くするための歩き方とは?

裾捌きをよくするための歩き方のポイントをご紹介します。着物を着ている際には、以下のポイントに注意して歩いてみましょう。
・足先は軽く内股、あるいはまっすぐにする
・歩幅は小さくする
・右手で着物の裾を押さえながら歩く
・階段を歩く際には、裾を少し持ち上げる
・草履は少し斜めに履く
まとめ
裾捌きが良いと、着物を着ていてもストレスにならずに過ごせます。今回ご紹介した、歩き方のコツを押さえれば、着物を着ている際にも美しい歩き姿を演出することができるでしょう。この機会に、実践してみてはいかがでしょうか。

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