信玄袋(しんげんぶくろ)とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#和装小物

信玄袋

信玄袋(しんげんぶくろ)とは?

信玄袋とは、底板があり口紐で結べる布製の手提げ袋のことです。
信玄袋は、“一切合切何でも入れられる袋”という意味で「合切袋(がっさいぶくろ)」とも呼ばれています。
武田信玄が戦へ行く道中、その合切袋を小物入れとして使っていたことにより、信玄袋と言われているそうです。

信玄袋(しんげんぶくろ)と巾着袋の違いとは?

信玄袋

信玄袋は、口紐で結べるタイプの手提げ袋です。
同じような形状をした巾着袋との違いは、紐通しの部分です。

巾着袋は、袋口に紐が織り込まれていてものが多く、絞るとギャザーのようになるものが主流です。
それに対して信玄袋は、袋口から紐が見えるデザインが多く、縛ってもあそびがなくスッキリとした形が特徴です。
渋く落ち着きのある刺子織(さしこおり)や、伝統的な和柄デザインは、男性の着物や浴衣に合わせるカバンとしても人気があります。

信玄袋(しんげんぶくろ)の使い方

現代においては、若者から高齢の方まで浴衣や着物和装をする際に、スマホや財布などの小物入れとして用いられています。 男性はモノクロカラーのほか、暗色をベースとしたものがオーソドックスとされています。主に日本伝統和柄模様が施されているのが特徴的です。

信玄袋(しんげんぶくろ)の持ち方

信玄袋は、紐を垂らして持っては恰好がつきません。
紐を蝶結びにした輪に手を通し、絞った口を掴むようにして持つのが正しい持ち方です。(紐が短い場合や手が大きい方は、蝶結びにしなくてもOKです。)
こなれた仕草で持ち歩くと良いでしょう。

まとめ

信玄袋は明治中期以降から流行し、和服を着た際に小物入れなどに使うだけでなく、最近では洋装カジュアルに用いてコーディネートを楽しむ方が増えています。あなたも従来の発想にとらわれない、多様な使い方をしてみてはいかがでしょうか。

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