袖無し羽織(そでなしばおり)とは?わかりやすく説明

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袖無し羽織(そでなしばおり)とは?

袖無し羽織とは、表衣の上に着用する袖のない羽織のことです。袖無し羽織は、俗に「ちゃんちゃんこ」と呼ばれています。
袖付羽織と同様に、丈は膝上くらいで脇にはマチがあり、衿(えり)を外側に折り返して羽織るタイプです。

袖無し羽織(そでなしばおり)の特徴

〇動きやすい
〇袖付羽織ほど仰々しくなく、気軽に着用しやすい
〇着物の汚れ防止
〇着物だけよりも少し粋な感じがある 

袖無し羽織(そでなしばおり)の着用シーンとは?

袖無し羽織には綿入れや、袷(あわせ)仕立てにされたものがあります。年配の方や幼児の防寒着として用いられています。
その一方で、防寒のためではなく、汚れ防止とお洒落のために着用する羽織もあります。着丈も短めで、軽快に着用できます。

「袖付羽織」を「袖無し羽織」にリメイクする方法

袖付羽織の衿はそのままのこします。そのため、袖を外して端を始末するだけでOKです。

【羽織の袖を外す】
裁縫用具である「リッパー」を使って切りやすい部分から丁寧に糸を切っていきます。
頑丈に縫い付けられているため慎重に行いましょう。
【端の始末】
両袖を外した身頃側の端は、表地裏地が離れた状態になっているので、そこを裏地の折り目通りに待ち針を打ち、クケ縫いまたはマツリ縫いで縫付け始末をすれば完成です。

まとめ

袖無し羽織についてご紹介してきました。
着物を着用する際には、思わぬ汚れが付くこともあります。そんな時には、袖無し羽織という選択肢もあるということを覚えておくと良いでしょう。

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