染め抜き紋(そめぬきもん)とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#家紋,#着物の格式

染め抜き紋

染め抜き紋(そめぬきもん)とは?

染め抜き紋とは、紋の形を白く染め抜いたもののことです。染め抜き紋は、家紋の入れ方の中では、最も格式の高い技法となります。紋を下生地の白で表す方法で、輪郭などを精密に仕上げます。

染め抜き紋(そめぬきもん)の種類とは?

染め抜き紋の中には、「染め抜き日向紋(ひなたもん)」、「染め抜き中陰紋(ちゅうかげもん)」、「染め抜き陰紋(かげもん)」の種類があります。礼装には染め抜き日向紋を用います。

染め抜き紋(そめぬきもん)の格

染め抜き紋

染め抜き紋、一般的に冠婚葬祭で着用する留袖や喪服のような正礼装の衣装に入れます。また、色無地や訪問着にも染め抜き紋を入れることによって、結婚式や法事、式典などのフォーマルなシーンにも着用することができます。

紋を入れる方法「染め抜き紋(そめぬきもん)」と「縫い紋(ぬいもん)」の違い

紋を入れる方法には、主に「染め抜き紋」と「縫い紋」があります。紋の形はそのままで「染め抜き紋」から「縫い紋」に入れ替えることも、またその逆も可能です。

■染め抜き紋
染め抜き紋は、先述しましたように、紋の形を白く染め抜いた紋。家紋の入れ方の中では、最高格式の技法です。一般的には、正礼装で着用する着物に入れます。

■縫い紋
一方、縫い紋とは、刺繍で紋を入れる技法のことです。自分好みの色の糸で入れることができ、使い勝手が良いことから重宝されています。染め抜き紋よりも格は下で、縫い紋を入れた着物は略礼装の中でも比較的カジュアルなシーンに向いています。
また金糸・銀糸を使った縫い紋であれば、ちょっとしたパーティーや友人同士の食事会などに着用することができます。染め抜き紋ではやや大げさに感じるシーンや、おしゃれ着として気軽に楽しみたいという方におすすめです。

まとめ

染め抜き紋は、紋の形を白く染め抜いた紋で、家紋の入れ方の中では最高格式の技法です。冠婚葬祭のための着物に入れる紋ということを覚えておくと良いでしょう。

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