丹前とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装

紺色の丹前

丹前とは?

丹前(たんぜん)とは、防寒を目的とした和服のことで、元々は男性が着用していたものですが、現在は女性用のものもあります。

丹前の特徴は以下の通りです。

・着丈は膝下くらいまである
・布地に綿が入っているため防寒性の優れている
・厚手のウールを用いることが一般的
・袖口は縫い合わせずに広袖になっている
・浴衣の上からも羽織れるようにゆとりのあるサイズ感
・風呂上がりなどに着用することが多く温泉旅館などでも提供されることがある

丹前の始まりはいつ頃?

丹前の着用が始まったのは、江戸時代初期。この頃江戸神田堀丹後守邸の前にあった湯女風呂のことを丹前と呼びました。湯女風呂とは、女性が接客する風呂屋のことで、その中でも人気のある湯女(勝山)の興味を引くために、個性的な浴衣や着物で通ったそうですが、この際の服装のことを丹前風(たんぜんふう)と言います。また、丹前風の上に羽織っていた防寒着のことを「丹前」と呼びました。
(※諸説あり)

丹前(たんぜん)の正しい着用方法とは?

ここで、温泉旅館などで丹前を着用する際の正しい着方についてご紹介します。
冬の寒い時期に外湯めぐりなどを、浴衣を着て行う場合には、浴衣と羽織だけでは寒さをしのぐことができません。そこで、もう一枚「丹前」を着て外湯めぐりをするのがおすすめです。
丹前の正しい着用方法は、浴衣の上から重ねて着用し、その上から帯を締める着方です。浴衣を着用せずに、丹前だけを着用したり、帯を締めずにマントのように羽織るだけの着方はNGとされています。
また、丹前の代わりに浴衣の上から洋服のコートやジャケットを羽織ることはおすすめできません。浴衣を着たら防寒用には丹前を着用ように致しましょう。

どうぞ、冬期間でもゆかたを粋に着こなして、城崎温泉名物の外湯めぐりをお楽しみ下さい。

丹前に似ているものは他にもある?

丹前とよく混同されがちなものに「半纏(はんてん)」「褞袍(どてら)」「ちゃんちゃんこ」があります。それぞれの違いについてお話していきます。

「半纏(はんてん)」
→半纏は、防寒目的の羽織のことを意味しますが、膝下丈の丹前とは異なり腰下までの着丈が特徴です。半纏の中には防寒用の綿入れ半纏と、背中や襟に家紋が入った印半纏などがあります。

「褞袍(どてら)」
→褞袍は丹前の関東地方での呼び方です。たんぜんと呼ぶのは関西地方であり、同じものでも関東地方と関西地方では呼び名が異なります。

「ちゃんちゃんこ」
→ちゃんちゃんこは、半纏の袖なしバージョンと覚えると良いでしょう。袖がないことで動きやすいため、子供や高齢者に向けた商品が今でも多く売られています。還暦のお祝いにきる赤いちゃんちゃんこも一般的に知られているでしょう。

まとめ

いかがでしたか?和服には、丹前を始めとした防寒着など色々と機能的なものもあることを知り、更に和服について知りたいと思いました。

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