です。平織は糸を均一に織るため、基本的に裏表で違いがあまりなく、地模様もないところが特徴です。

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経糸(たていと)とはどんな糸?

着物の豆知識

経糸とは?

経糸は、織物を織る際にタテになる糸で、地理の経度の「経」の文字を使います。それに対して、緯糸は(抜き糸(ぬきいと)とも言います)は、緯度の「緯」の文字を使います。
通常の織物には、経(たて)糸が緯糸(よこいと)に直交し、縦方向に通っている糸が経糸です。緯糸が緯糸と交わり、重なることで、面になり生地になっていきます。
着物の反物の生地として、経糸・緯糸とも絹糸で織ったものを呉服業界では正絹(しょうけん)と呼びます。

縦横ではダメで経緯を使う理由

なぜ、縦と横の文字を使わないかと言うと、「縦横」は、縦と横を90度回転させた時に、縦と横が入れ替わるからです。縦は90度回転させたら、「横」になり、横は「縦」になってしまいますが、地球の経線・緯線はどこから見ても、経線・緯線であることから、こちらの文字が使われているそうです。

タテとヨコの交差でできる織物の基本は3種類

着物生地には、使用する糸の素材や組み合わせによって様々なものがあります。
経糸と緯糸を互いに上下交錯させることで作られる織物には、基本となる平織り、斜文織り(綾織り)、朱子織りを三原組織と言われ、全ての組織の基礎となっています。
全く同じ糸を使っても、織り方の違いによって生地の風合いが違ってきます。
平織りは、経糸と緯糸が一本ずつ交互に交差して織られたもので、和服地はほとんどが平織です。平織は糸を均一に織るため、基本的に裏表で違いがあまりなく、地模様もないところが特徴です。

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