鉄線(てっせん)とは?わかりやすく説明
鉄線(てっせん)とは?

鉄線とは、初夏に咲く白や紫の花美しい蔓草(つるくさ)のことです。
鉄線は、キンポウゲ科の落葉蔓草で、鉄線花とも呼ばれます。蔓が硬く鉄の針金を連想させることからこの名がついたとされています。
鉄線(てっせん)の歴史
鉄線の原産地は中国で、ここでは鉄線蓮(てっせんれん)と呼ばれていました。室町時代の中期以降に日本に伝えられ、江戸時代になるとさまざまなデザインや俳句に用いられるようになりました。桃山時代の能装束や小袖にも鉄線が残されています。
鉄線(てっせん)文様

鉄線文様は、優美な花や葉、蔓が図案化されています。縁結びや夫婦円満など、固い絆の象徴とされていることから、花嫁衣裳に用いられます。また、友禅や浴衣などのような染の着物に用いられるほか、刺繍や織でも表現されています。
鉄線(てっせん)文様の着物の楽しみ方
鉄線文様の着物は、訪問着や小紋、名古屋帯や塩瀬帯などにもよく見られます。単色の着物に合わせたり、帯を主役にしたりとさまざまな楽しみ方があります。
鉄線(てっせん)文様の着物の着用シーズン

鉄線文様の着物は、単独で用いる場合には初夏の季節の柄とされています。
また、ほかの季節の花と組み合わせることで、一年を通して着用することもできます。
【夏用・7・8月向け】付下(絽)|淡紅藤に鉄線|H0323|S
まとめ
鉄線は、初夏に咲く美しい蔓草のことでしたね。絡みつく蔦(つた)のように縁を結ぶと考えられており、恋愛成就や夫婦円満などの意味が込められています。
初夏のみならず、一年を通して人気の文様です。
#鉄線 #着物用語辞典

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