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友禅染めとは?地域によって異なる種類についても?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#和装小物,#着物の生地

ピンクの着物の生地

友禅染めとは?

友禅染めとは、日本における着物や帯を染める際の伝統的な技法のひとつで、布の上に絵を描くように様々な彩色で表現する染色方法です。
友禅染めにはいくつか種類があり、基本的な染色技法は共通ですが、産地によって雰囲気や制作工程が異なります。

友禅染めの特徴とは?

紫の着物を着た女性

友禅染めは京都の扇面絵師である、宮崎友禅斎という人物によって江戸時代に考案されました。
友禅染めの特徴は、色が混ざらないように糊を用いることです。描かれた模様の輪郭に合わせて、糸のような細い線で糊を置いていく作業があるため、糸目糊と呼ばれています。この糊のおかげで染料が滲んでしまうのを防ぐことができ、絵画のように美しく色鮮やかな模様を描くことができます。図案の多くは、花鳥風月や四季の草花などの自然文様です。

友禅染めの種類とは?

◇京友禅(きょうゆうぜん)
京都で作られる京友禅は、雅やかなデザインや はんなりとした美しい雰囲気が特徴で、自然文様のほかにも有職文様(ゆうそくもんよう)も多く取り入れられています。

◇加賀友禅(かがゆうぜん)
石川県の金沢で作られる加賀友禅は、草花や鳥などの自然文様が力強くはっきりとした色彩で描かれていることが多いのが特徴です。

◇東京友禅(とうきょうゆうぜん)
東京で作られる東京友禅は、あっさりとした色味が特徴で、江戸友禅(えどゆうぜん)ともよばれます。
◇十日町友禅(とおかまちゆうぜん)
新潟県の十日町で作られる十日町友禅は、辻が花染め(つじがはなぞめ)のような鮮やかな色彩から、落ち着いた色合いのものなど様々なスタイルを取り入れた友禅染めが特徴です。

まとめ

友禅染めの着物は、優美で繊細な絵付けが施されているため、身にまとえば周囲に差をつけた大人っぽい装いになるでしょう。着物を選ぶ際には、ぜひ友禅染めにも挑戦してみてはいかがでしょうか。

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