夏の着物の涼しい着こなしを可能にしてくれる５つのポイント

2023年12月13日夏着物夏着物

夏の着物の涼しい着こなしには、ちょっとしたコツがあります。
夏に着物を涼しく着るための５つのポイントをご紹介。
実践すれば、夏でも着物で涼し気に歩く凛とした姿に、周囲の人も思わず魅了されてしまうかも。

絽や紗、麻などの涼しい着物で装う

夏のおしゃれ着として人気なのが麻の着物。
通気性と吸湿性にすぐれ、肌に貼りつきにくく、自宅で洗濯できるのが大きな魅力です。

盛夏に着るための薄物（うすもの）、いわゆる絽（ろ）や紗（しゃ）の着物も外せません。
通気性にすぐれているだけでなく、その透け感から見た目にも涼しい着こなしになります。

とくに絽の着物は、レンタルできるショップも多いので、気軽に試してみるといいでしょう。

吸水性、速乾性の優れた肌着を選ぶ

吸水性、速乾性の優れた肌着を選んで、着物の中を涼しく保つことも重要です。

昔よりもはるかに暑く、気温40度を超えることもある最近では、汗を吸収してくれるだけでなく、汗で濡れてもすぐに乾く速乾性がポイント。
速乾性の高い肌着なら、着物や帯に汗ジミを作る心配もなくなります。

さらに、防臭抗菌効果がついているものを選べば万全です。

通気性の高い補正小物で着付けを

暑い時期には、ついつい補正なしで着付けてしまおうかと思いがちです。
気持ちはわかりますが、これをしてしまうと衿元や胸のまわりが着崩れしやすく、動いている間にだらしない状態になり、そのせいで暑苦しく見えてしまうことに。

通気性の高いメッシュやヘチマ素材の補正グッズがあるので、それらを上手に使用しましょう。
しっかりと補正して凛とした着物姿を作るほうが、涼し気に見えます。

夏の外出時の必需品！保冷剤を利用

夏の外出時の必需品といえば保冷剤。
ハンカチやハンドタオルに包んでバッグに忍ばせて、ときおり首筋に当てると汗が一瞬にして引いていきます。

暑さが厳しい日には、補正用ガーゼの間にジェルタイプの小さい保冷剤を挟んでおくのもオススメです。

日傘で日焼けを防ぎ、涼し気に魅せる

日傘や扇子も夏の外出時の必需品。
とくに日傘は肌の日焼けだけでなく、着物や帯が日焼けするのも防いでくれます。

涼し気に見えるようレース素材の日傘で優雅に。
天候の変わりやすさが気になるなら晴雨兼用のものを選ぶなど、日傘を上手に利用しましょう。

まとめ

ちょっとした工夫で、夏でも着物を涼しく着こなすことができます。

通気性に優れた着物や肌着、補正小物を利用すること。
外出先でも涼しく過ごせるように保冷剤や日傘などを持ち歩くことで、夏でも美しい着物姿が可能になります。