お宮参りはしないといけないの?寝相アートなどシンプルに祝う方法も
お宮参りはしないといけないわけではありません。
お宮参りはしないというご家庭や、記念撮影だけで済ます方がいる一方で、お宮参りは盛大にお祝いしたいという方もいて、家庭の事情や考え方によってさまざまです。
そこで、お宮参りをしないと決めた方の理由や、反対にお宮参りを行った方の理由を紹介します。無理せずシンブルにお祝いする方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
お宮参りをしないと決めた理由とは
お宮参りは男の子なら生後31日目か32日目、女の子なら32日目か33日目に、神社に参拝するのが一般的な風習です。
では、お宮参りをしなかった方はなぜやめたのでしょうか。
赤ちゃんやママの体調がすぐれない
生後1ヵ月の赤ちゃんは、まだまだ自分で体温調節することが難しい時期です。
ママのほうも、無事に出産して退院してきたものの、産後1カ月程度では、まだまだ体力が回復しないという方も多いようです。
熱中症や感染症が気になる時期だった
お宮参りを行う時期が過ごしやすい気候かどうかは重要な問題です。
熱中症が心配な猛暑のときや、寒い地域では冬場は豪雪期間にあたることも。
さらに、インフルエンザやコロナが蔓延している時期だったため、お宮参りはやめたというケースも多いようです。
金銭的に難しかったため断念した
妊娠から出産までには多額の費用が必要です。出産後もベビー用品を揃えたり、生活費がかかったりと、家計にかなりの負担がかかります。
お宮参りでも、衣装レンタル、初穂料、写真代、食事会費など、多くの費用が必要になるため、金銭的に無理があってお宮参りをしないという判断をされるご家庭もあります。
スケジュール調整が難しかった
お宮参りは、両親と赤ちゃんだけで行う家庭もあれば、両家の祖父母や親戚を招いて行う家庭もあります。
両家の祖父母や親戚を招いて行うなど、出席者の数が多いほどスケジュール調整が必要になります。パパの仕事が忙しかったり、最近は祖父母世代も仕事をしている方が多いため、スケジュールがどうしても合わずに断念されたご家庭もあるようです。
また、スケジュール調整はうまくいったのに、当日の天候がすぐれない、誰かが体調を崩してしまったなど、延期になったせいで結局は出来なかったというケースもあるようです。
お宮参りを行った理由とは
お宮参りを行った方の理由は、赤ちゃんの誕生をお祝いし、無事に成長するようにしっかり祈願したかったからというのが圧倒的です。
自分もお宮参りをしてもらってうれしかったから
自分が赤ちゃんの時にお宮参りをしてもらった写真が残っていたり、楽しい思い出話を周囲の方から聞かされることで、自分は愛されて育ったのだと感じられたという方が多いようです。
何より、無事に成長できるように祈願してもらったことがうれしかったというパパやママにとっては、自分の子どもにもしてあげたいと思うのは自然の流れなのかもしれません。
記念すべき最初のイベントを写真に残したかった
また、赤ちゃんにとっては記念すべき最初の大きなイベントであり、記念写真を撮影する絶好の機会となります。
この先も子どものイベント時には、記念写真を残してあげたいと考えているパパやママが多く、産着姿や神社での様子、食事会で祖父母と一緒に……などなど、お宮参りのさまざまな場面を撮影したいと考えて、お宮参りを行ったというご家庭もありました。
祖父母のために行いたかったという声も
お宮参りは、両家の祖父母に赤ちゃんをお披露目するのによい機会だからという声も。
日頃は疎遠であっても、お宮参りなら両家の祖父母に赤ちゃんをお披露目するという形で、みんなでお祝いできる良い機会にもなります。
遠方に住んでいるため、なかなか孫に会えないという祖父母にとっても、孫の顔が見られる貴重な機会となるため、お宮参りはぜひとも行いたかったという意見も見受けられました。
お宮参りをシンプルに行う方法とは
お宮参りというと、大きな神社でのご祈祷に記念撮影、食事会を行わなければと考えがちですが、そんな決まりはありません。
費用も時間もかけられない場合は、自分たちの都合に合わせて簡素化すればいいのです。
パパ・ママ・赤ちゃんだけで行う
お宮参りというと両家の祖父母と一緒にと考えがちですが、パパ・ママ・赤ちゃんだけなら、スケジュール調整に悩まされることもありません。
参拝だけで済ませる
さらに、ご祈祷はせずに参拝するだけなら、都合の良い時間に気軽に行くことが出来ます。
神社に参拝するだけなら普段着でもかまいませんが、神様に失礼かもしれないと気になるようなら、ちょっとよそ行きくらいのおしゃれをして行くといいでしょう。
近所の神社で行う
近所の神社に親子三人で参拝するのであれば、移動手段や移動時間、ご祈祷の待ち時間などの心配をする必要もありませんよね。
もともと自分たちの住んでいる地域の神様である産土神様や氏神様に、赤ちゃんが無事に生まれたご報告と健やかに成長することを祈願に行くのがお宮参りですから、近所の神社に参拝することは何の問題もありません。
食事会は行わない
パパ・ママ・赤ちゃんだけのお宮参りなら、食事会は不要ですよね。
また、お宮参りに両家の祖父母を呼ぶ場合でも、お参りの後に必ずお食事会をしなければならないわけではありません。
レストランなどで疲れた赤ちゃんがぐずったり、大声で泣かれたりすると大変ですから、赤ちゃんのお披露目や誕生祝いをするのなら、時間のゆとりのある別の日に改めて行うのもひとつの方法です。
記念写真だけで済ます
神社には参拝しないけど、記念写真だけは撮っておきたいという方も多いのでは。
写真スタジオや写真館で撮影する場合には、産着などの衣装も貸し出してくれるところを選ぶのがポイント。産着をレンタルする手間と費用がかからずにすみます。
できるだけ費用は抑えたいという場合には、産着をレンタルして、自分たちで撮影してもいいでしょう。
記念写真にはお宮参り風の寝相アートを
お宮参りの記念撮影代わりに、「寝相アート」を利用するご家庭が増えています。
自分の決めたテーマに合わせて身近なもので背景を作り、そこに赤ちゃんのかわいい寝姿を入れて撮影する寝相アート。
自宅で好きな時間に気軽に撮影できるため、月齢1カ月や100日目、ハーフバースデーなど、赤ちゃんの記念日に合わせて撮影している方も多く、素敵な成長記録になると、多くの方が利用しています。
例えば、お宮参りで赤ちゃんが着る華やかな産着を利用すれば、誰でも簡単に、お宮参り風の絵になる寝相アートを撮影することができます。
そんな産着を利用して寝相アートを撮影したいというママさんのために、きものレンタリエでは、産着をレンタルしたお客様にだけ寝相アート用グッズセットを2000円でお貸し出ししています。
でんでん太鼓や犬張子、鞠、水引きお花に紐、月齢カードや「祝」の文字、木製フレームなどがセットになっているので、お宮参り風のデコレーションに最適。
撮影したお宮参り風の寝相アートは、子どもの成長記録にもなりますし、祖父母にも送ってあげると喜んでくれるのではないでしょうか。
お食い初めなど他のイベントと一緒に行う
赤ちゃんの最初のイベントはお宮参りといわれていますが、地域によっては生後100日目のイベントであるお食い初めと一緒に行うところもあります。
お宮参りの時期には体力的にも、気候的にも不安が大きいと感じるのであれば、思い切って、お食い初めや初節句、1歳の誕生日などと一緒に行ってもいいでしょう。
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女の子産着U0001 / レンタル価格 3,780円(税込/往復送料込)
まとめ
お宮参りは赤ちゃんにとっての初めてのイベントですから、できることならやってあげたいと思うご家庭が多いのではないでしょうか。
とはいえ、さまざまな事情で出来ないこともあるでしょう。
ママや赤ちゃんの体調がすぐれない、猛暑や豪雪などの外出に向かない気候、インフルエンザなどの感染症が流行っているような時期には、生後1カ月前後の赤ちゃんを外出させることに躊躇いを感じるのは当然です。
そんなときには無理をせず、都合の良い時に家族3人で近所の神社に参拝する、お食い初めなど他のイベントと一緒に行うなど、柔軟に考えて対処することをオススメします。
記念写真もスタジオやカメラマンを利用せずとも、自宅で手軽にできる「寝相アート」で、楽しみながら赤ちゃんの成長を撮影してみてはいかがでしょうか。
#お宮参りしない
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