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【お宮参りの服装】赤ちゃんの産着の選び方・着せ方紹介 夏・冬対策も

2020年4月15日お宮参り

お宮参りに赤ちゃんの服装は具体的にどんな産着を選べばよいのか、下に着せる服はどのような組み合わせが良いのか、お伝えいたします。

お宮参りは赤ちゃんにとって人生最初の、そしてたった一度の大切なイベントです。
そのためママ・パパは洋装でも、赤ちゃんには記念に残るように祝い着(掛け着)を着せたいという声が多く聞かれます。
そこで、正式な礼装よりも最近注目を集めている、掛け着とベビー服を上手に組み合わせるスタイルや、男の子と女の子の掛け着の違い、また、夏や冬などの赤ちゃんの体調管理を考えた服装など、「お宮参りの服装 赤ちゃんへの失敗しない着せ方」を紹介します。
お宮参りの前に必ず読んで、やがて成長した赤ちゃんが記念写真を見返した時に笑顔になるような、ステキな服装にしてあげましょう。

お宮参りの服装 赤ちゃんの「掛け着」「産着」「祝い着」って何?

栄養に恵まれず医療も発達していない時代、赤ちゃんの命はとても儚いものでした。
そこで、生まれた直後はわざと使い古しのぼろを着せ、魔物や悪霊の目にとまるのを防ぎ、赤ちゃんの命を守ろうとしていました。
なんとか赤ちゃんが順調に育つ兆しが見えた頃、氏神様(または産土神様)へとご挨拶に出向き、無事に1ヶ月がたったことを感謝するのと同時に、末永い加護をお願いする。
これがお宮参りの始まりでした。

この氏神様へのお参りの時に、赤ちゃんは「お祝い着として、初めて里から贈られた着物を、掛け衣装」としてまといました。
このことから、赤ちゃんのお宮参りの衣装は「祝い着」「初着・産着」、そして「掛け着」と呼ばれています。

お宮参りの赤ちゃんの服装は「掛け着+ベビードレス」が一般的

お宮参りでの赤ちゃんの正式な服装は、肌着の上に「白羽二重(しろはぶたえ)という白絹の着物を着て、掛け着」をまといます。

しかし、羽二重は高価なうえに、赤ちゃんが成長するとすぐに着られなくなるため、実用的ではないと考えられるように。
そのため掛け着だけを活かして、その下には真っ白なベビードレスやカバーオールなどのベビー服を着用することが多くなりました。

今では、着物を模した紋付き袴ロンパース(カバーオール)や、女の子用の袴ロンパースもありますから、掛け着と組み合わせてみると個性的で楽しい装いになります。

洋装ならフォーマルな場にふさわしい、セレモニードレスが主流です。退院する時に着用したものを、お宮参りでも利用するケースが増えています。

お宮参りでの赤ちゃんの服装は普段着でも大丈夫?

お宮参りに普段着ではダメなの?という声もありますが、やはり赤ちゃんにとってもママ・パパにとっても、記念すべき一大イベント。記念写真を撮ることも考えたら、着なれてはいてもシミや汚れがついてしまった普段着よりも、せめて、おろしたてであったり、ちょっとよそ行きくらいの特別感は欲しいものです。

お宮参りをする赤ちゃんが「男の子」の場合の掛け着

男の子の掛け着といえば、袖の下部と腰あたりに横向きに模様を入れた「熨斗目模様(のしめもよう)」が定番です。

色は黒や紺、深緑などの濃い色合いが一般的ですが、最近では白やベージュ、水色などのやわらかな色の掛け着も増えています。

絵柄は勝負強さを表す兜や軍配、空髙く翔ぶことから出世を意味する鷹や、龍や虎といった元気に勇ましく育って欲しいという願いを込めた絵柄も人気です。亀甲花菱や宝尽しなど、縁起物の絵柄が多く見受けられます。

地域によっては男の子のお宮参りの掛け着には、家紋を入れるところもあります。

お宮参りをする赤ちゃんが「女の子」の場合の掛け着

女の子の掛け着は、友禅染めのように多彩で絵画的な「友禅模様」が人気です。
明るくて華やかな色が多く、赤やピンク、オレンジや黄色、水色などが主流。とくに赤やピンクは人気です。

絵柄は、美しい成長と祝福を願う御所車や花車、貴族の遊び蹴鞠から高貴さを表すという手鞠、音を出すことで邪気を払い神に祈りや願いを届ける鈴の絵柄が使われます。
美しく成長する姿をイメージした蝶の柄や、飛躍を表したうさぎの柄が使われることも。華やかな牡丹や芍薬、日本らしい桜や梅などもよく使われています。

事前に練習しておこう!赤ちゃんへの掛け着の着せ方

お宮参りで赤ちゃんに掛け着を着せる場合は、神社に着いてからにしましょう。
前もって掛け着を着せてしまうと、移動しにくいうえに汚れやシワの原因に。
暑い時期だと赤ちゃんや、赤ちゃんを抱っこしているママや祖母の体調不良の原因になることもあるので、ご祈祷のときと記念撮影のときだけにするとよいでしょう。

着せ方のポイント

  1. 掛け着の中に長襦袢を重ねて、袖振りも通しておきます。
  2. 赤ちゃんに肌着を着せ、ベビー服を着せたらスタイ(よだれかけ)と帽子を着けます。
  3. ママまたは祖母が赤ちゃんを抱っこしたら、赤ちゃんの頭がない方の肩に掛け着を掛けて赤ちゃんの背中にまわし、ママまたは祖母の首の後ろで紐を蝶結びに結びます。
  4. 掛け着の柄がしっかり見えるように整え、長襦袢が着物の袖や裾から見えないように整えます。
  5. 最後に赤ちゃんのスタイ(よだれかけ)を掛け着の上に出し、着物が汚れないようにすれば出来上がりです。

お宮参りの赤ちゃんの服装 夏・冬の注意点

お宮参りの赤ちゃんの服装は、季節や天候に合わせることも大切。
赤ちゃんは体温調節がうまくできませんから、ベビードレスの下に着るもので調節します。

例えば、夏の汗ばむ時期なら、ベビードレスの下は短肌着だけの方が過ごしやすいかもしれません。
掛け着を用意したのに猛暑日などにあたってしまった場合は、神社でのご祈祷のときや、記念写真を撮るときだけにまとうのも一つの方法です。

秋や冬の寒い時期は肌着を重ねて着させたり、ベビードレスの下にベストや胴着を着せてもいいでしょう。
とくに寒い日の場合は、アフガン(おくるみ)を用意して、ベビードレスの上から体を温められるようにしておくと安心です。

セレモニードレスの場合は、上からケープをかけることも。
取り外しができるケープは、冬の寒さだけでなく、夏の冷房の効いた室内の防寒にも使用できるので、一枚あると便利です。

お宮参りの赤ちゃんの服装に帽子は必要?

着物姿の赤ちゃんに帽子は必要?という疑問を耳にしますが、実は帽子には大きな役割があります。

赤ちゃんの服装が掛け着の場合、昔は男女問わず「大黒帽子」と呼ばれる帽子を被せていました。これには福の神である大黒天様みたいに、いつも笑顔で過ごせますようにという願いが込められています。

現在は、和装洋装に関わらず、頭全体を包む帽子を被せることが多いようです。
洋装の場合は、フリル付きの帽子にすることで、赤ちゃんがさらに愛らしく映り、ドレスも豪華に見せることができます。

何より赤ちゃんの肌はとても敏感で、刺激に対する免疫もまだないため、夏の強い紫外線や冬の寒気による乾燥などで、頭皮にトラブルが起こってしまう可能性があります。
頭蓋骨もまだ閉じきっておらず、生後しばらくは頭頂部が柔らかいため、何かが当たると脳に直接ダメージを受ける危険性も。
赤ちゃんの頭を守るためにも、帽子の着用は必要なのです。

お宮参りの赤ちゃんの掛け着はレンタルがお得?

そもそも赤ちゃんの掛け着は、母方の実家が贈るのが習わしで、男の子なら父方の家紋を入れる地域もありました。

しかし今では、掛け着はママやパパが選ぶことが多く、仕立てるよりもレンタルを利用する方が圧倒的。ママの訪問着や付け下げなどとセットでレンタルできる場合も多く、母子で和装ならレンタルが便利です。

実際のお宮参りはセレモニードレスで、記念撮影する時だけは写真スタジオで掛け着をレンタルするケースも増えています。

ただし、レンタルの場合は家紋を入れられない可能性が大。
レンタル会社によっては、「五三の桐」という、どの家でも代用できる家紋入りの掛け着が用意されていたり、ワッペンやアップリケのようになっている「貼り付け紋」で対応しているところもありますが、家紋入りは難しいと考えるほうが妥当です。

男の子だから家紋を入れたいという場合は、あつらえたほうがいいでしょう。
もともと掛け着は、七五三用に仕立て直しができるので、あつらえるなら七五三のことも念頭に置いて選ぶことも大切です。

まとめ

お宮参りの服装「赤ちゃんへの失敗しない着せ方」はいかがでしたか?

赤ちゃんに着物は大変なのではと思うかもしれませんが、掛け着とベビー服を組み合わせること、レンタルを利用することで、手軽に装うことが可能です。

その一方で、盛夏や真冬などの季節や気候、赤ちゃんの体調なども考慮して、着物でもドレスでも負担にならないことを第一に心がけましょう。