袴はブーツか草履、どっち派?メリット、デメリットを解説。
袴はブーツと草履どちらにしよう?と迷っている方も多いのでは。
袴にブーツと草履、選ぶ履物によって、着用する袴の長さが異なってくるため、先に履く履物を決めておくとベスト。
昔は袴に合わせる履物といえば草履が主流でしたが、ハイカラさんスタイルとして近年では袴の丈をやや短めに着付けてブーツを裾から覗かせるブーツスタイルも流行しています。
草履をあわせるとクラシカルで上品な仕上がりが魅力ですが、ブーツを合わせることによってスタイルアップもできるので一長一短です。
足元まで細部まで拘りたい方にブーツ、草履のメリット、デメリットを解説いたします。
草履
メリット
・履きやすい、脱ぎやすい
・どのような袴にも合う
・古典的で上品な印象を与えることができる
合わせる着物を選ばない草履は足元の主張が華美ではなく、慎ましいので古典的で上品な見た目に仕上がります。 履きやすく、脱ぎやすいため玄関先や体育館など、履き替えのシーンでもたつくことがありません。 ブーツは履き替えの際、体を折ってジッパーの着脱をしないといけませんので着崩れのもとになる可能性も。
デメリット
・慣れていなければ歩きづらく、鼻緒などで足を痛める場合がある
・防寒ができない
普段履きなれない草履ですから、歩きづらかったり、鼻緒擦れによって足を痛める場合もあります。 卒業式の大半はまだ寒い3月に行われますので足元が冷えてしまうことも。 ブーツに比べると外気に直接足袋ですと覆われる面積からして冷えの元になります。
ブーツ
メリット
・普段使いにも使用できる
・寒さ対策にもなる
・大人っぽく軽快な印象になる
・比較的歩きやすい
・レトロでハイカラな雰囲気に
・背丈が伸び、スタイルがよく見える
・草履を履くつもりで準備した袴の丈が思っていたより短い場合はブーツを合わせることによってカバーできる
袴はブーツと草履で悩んでいて、ブーツを履く場合では、細めのクラシカルなブーツを普段使いされているのであればぜひご利用下さい。
卒業式袴用に新しく購入された場合はその後も普段着のスカートやパンツと合わせて活用ができます。
ブーツは草履に比べて履きなれていますので草履の鼻緒ずれの心配もありません。
デメリット
・草履に比べると履き替えに時間がかかる
・紐がほどける可能性がある
ブーツを履くデメリットとしては草履に比べてサイドファスナーがあっても脱ぎ履きがしづらいことです。 一度体を折る動作が必要になりますので、着崩れの心配も。 また、長時間履いていると足がむくんでくる場合も考えられますので大きさの調整ができるレースアップタイプがおすすめ。 ブーツ草履は一長一短あり、結局どちらを選べばいいかわからないという方は、上品な古典な柄には草履を、カラフルな大柄やレトロモダン調な着物にはブーツをおすすめしています。
着付けである程度は融通は効きますが、学生生活最後の卒業式ですから、きれいに着こなしたいものです。 袴、ブーツどちらを合わせたいか予め決めてからの袴選びをおすすめいたします。
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