卒園式の母親の着物とは?ふさわしい着物の選び方や注意点を詳しく紹介

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訪問着を着た女性

卒園式には母親らしい着物姿で出席したい!と憧れているママさんは多いようですが、卒園式の母親にふさわしい着物とは?どんな小物を選べばいいの?着物だと悪目立ちするのでは?など、いざとなると悩みが尽きないようです。
そこでこの記事では、お子さんの卒園式で母親がどんな着物を着ればよいのか、何に注意すればいいのかなどを詳しく紹介します。

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卒園式に母親が着物を着ても大丈夫?

訪問着を着た女性

お子さんの卒園式には着物を着てみたいけれど、悪目立ちしてしまうのではと心配なため、二の足を踏んでいるママさんが多いのではないでしょうか。

着物はハレの日にふさわしい装いですから、お子さんの門出となる卒園式に母親が着物を着てもなんの問題もありません。
それどころか、フォーマルスーツやワンピースの時とは異なる、気品や華やかさが際立つ存在になれます。

卒園式の着物を着た女性とセレモニースーツを着た女性

また、ほかの母親と服装が被らない、体形がカバーできる、普段とは違う装いのため背筋を伸ばして子どもの卒園を見守ることができるのも大きなメリット。

着物を着慣れていない人にとっては敷居が高いと思うかもしれませんが、着物を着ることのできる貴重な機会と考えて、この際、無難なスーツやワンピースを卒業してみてはいかがでしょうか。

卒園式にふさわしい母親の着物とは?

訪問着を着た女性

着物にはTPOに合わせた「格」というルールがあります。

卒園式をはじめ卒業式、入園式や入学式などのお子さんの門出にふさわしい着物は、礼装の中でも準礼装や略礼装に位置付けられる訪問着・色無地・付け下げとなります。

訪問着

訪問着|薄いクリーム地に椿と籠目|H0062|M
緑色の訪問着を着た女性と訪問着の特徴

卒園式の母親の着物として、もっとも人気なのが訪問着です。
訪問着は一枚の絵のように描かれている絵羽模様が特徴で、色柄ともに豊富なため、選び方次第で幅広く着用できます。

昔は紋を入れて着ていましたが、紋を入れると着る場所が限られるため、最近は卒業式や入学式お宮参り七五三、結婚式やパーティーなどでも、紋を入れずに格調高い柄付けの訪問着に格の高い帯を合わせて着るのが一般的です。

色無地

黄色の色無地を着た女性

色無地とは、白生地を黒以外の一色で染めた着物のこと。
色無地という名称ですが、生地には織模様が入っているため、着物の色だけでなくその地模様でも印象が変わります。

また、色無地の場合は一つ紋を入れて略礼装として着用するのが一般的。
柄がないため落ち着きのある上品な印象になることから、お子さんの卒園式には最適です。入学式や七五三、お茶会やパーティーなどにも着用できます。

付け下げ

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付け下げは訪問着に次ぐ略礼装の着物で、贅沢が禁止された太平洋戦争中に訪問着の華やかさを抑えた着物として作られました。

そのため訪問着のような絵羽模様ではなく、着物の生地が反物の状態で模様付けされており、肩や胸、袖と裾の各部分に同じ柄が入っていることが大きな特徴です。

控えめながらも品の良い美しさから、お子さんの式典などに着て行ける母親の着物として人気を集めています。

卒園式で着物を着用する場合の注意点

着物にはTPOに合わせたルールがあります。
では、卒園式に着物を着て行く場合、以下の点に気をつけましょう。

・派手な色柄の着物は避ける
・季節感は先取りが基本
・長襦袢・半衿・足袋は白がルール
・袋帯で二重太鼓を結ぶ
・立居振舞に気をつける

派手な色柄の着物は避ける

派手な色柄の訪問着

卒園式の主役はあくまでお子さんです。
母親は見守る立場ですから、お子さんよりも目立つような派手な色や柄の着物は控えましょう。

季節感は先取りが基本

季節を感じさせる着物の柄は、「先取り」がルール。

着物の柄には季節の草花をモチーフにした着物が数多くありますが、着物は季節を先取りして楽しむものとされており、着るときにすでに満開だったり、時期が過ぎた花をモチーフにした柄を着ていると、無粋な印象を与えてしまいます。

長襦袢・半衿・足袋は白がルール

訪問着|ピンクに雲取り| H0163|M

卒園式はセミフォーマルシーンのため、長襦袢は白を選ぶのがルールです。
長襦袢の衿部分を汚さないように、長襦袢の衿に縫いつける半衿や、足元の足袋も白いものを選ぶのがルール。

シルバーの礼装用の草履を履いた女性

訪問着や付け下げをおしゃれに着こなす場合には、柄のある半衿や足袋をアクセントとして使うことがありますが、卒園式ではNG。色柄の半衿・足袋は避けて、白い半衿・足袋を使用しましょう。

袋帯で二重太鼓を結ぶ

二重太鼓の袋帯を締めた訪問着を着た女性

卒園式で着用する訪問着・色無地・付け下げなどの着物には、格式の高い「袋帯」を合わせます。
ただし、モダンな洒落袋帯ではなく礼装用の袋帯を選ぶことが大切です。

帯の地色は淡い色で、金糸・銀糸が使われていると格調高い印象になります。
とはいえ、金糸が多すぎると華美になり過ぎてしまうので、上品な色柄の帯を選ぶように心がけましょう。

結び方は喜びが重なるようにという意味がある「二重太鼓」にするのがルール。

帯揚げや帯締めは白でなくてもかまいませんが、着物や帯と統一感のある、淡い色のものを合わせましょう。

立居振舞に気をつける

着物で卒園式に出席する場合、歩き方や座り方などの立ち振る舞いに注意することも大切です。

着物を着慣れていない方は動きにくいと感じることも多いと思いますが、慌てることはないので、落ち着いて動きましょう。

着物で歩く場合には、小股で歩くことで上品に見えます。
また、着物でイスに座る場合には、帯結びがつぶれてしまわないように浅く座ることが大切。
洋服のときのように足を組むと着崩れるので、足もとは揃えて座りましょう。

卒園式にふさわしい母親の着物の色・柄の選び方

実際に着物を選ぶときのために、卒園式にふさわしい着物の色と柄の選び方を紹介します。
主役のお子さんよりも目立つような派手な色は避け、母親らしい気品や知性、落ち着きを感じさせる色や柄を選びましょう。

卒園式にオススメの着物の色

入園式におすすめの着物の色

卒園式の場合、お子さんの門出を祝うだけでなく、園や先生方への感謝の気持ちを表す装いのため、上品で控えめな色遣いの着物を選ぶのが一般的です。

例えば、いま流行のくすみカラー(スモーキーカラー)なら、穏やかで優しい印象や、品の良さを演出してくれます。

また、ダークカラーのスーツやセットアップ、ワンピースなどの洋服で出席するママさんの中で浮かないようにしたいという場合には、ライトグレーやブルーグレー、淡い藤色、紺色などの寒色系がオススメです。

もう少し華やかさが欲しい場合には、淡い水色やクリーム色、若草色などもステキです。

卒園式では避けたほうがよい色

赤黄色ピンク黒の訪問着を着た女性

卒園式の場合、主役であるお子さんたちより目立ってしまう、派手な色は控えるのがマナーです。
例えば、赤や黄色などの原色系、濃いピンクなどのビビッドな色は卒園式には不向きです。

黒い着物を着た女性

黒の着物は人気がありますが、実は黒も目立つ色。中には喪服を連想させるため、卒園式には避けたほうがよいという意見もあるため、できれば避けたほうがよいかもしれません。

卒園式にふさわしい着物の柄

着物の柄は大ぶりなものより小ぶりなもののほうが、上品で落ち着いた印象になります。

季節感を出したい場合は、藤や牡丹、杜若や菖蒲などの柄を選べば、春らしさを感じられますが、桜の花だけが描かれている着物は控えた方がいいでしょう。
前述した通り、着物は季節を少し先取りするもの。そのため「桜が満開のときに桜の柄は着ない」のがルールのため、3月下旬には満開を迎える桜の柄は無粋な印象に。

桜だけでなく他の春の花や、四季折々の花も一緒に描かれている着物なら問題はありません。

お子さんにとっても親御さんにとっても卒園式はハレの日ですから、扇や七宝、貝合わせ、宝尽し、松竹梅などの縁起の良い古典柄もオススメです。

卒園式の着物に合わせる小物の選び方

草履バッグセット

着物や帯が決まったら、それらに合わせたバッグや草履などの小物を揃えます。

卒園式の日時や気候に合わせて、選び方や必要なものが変わってくるので、事前に卒園式の日の状況をチェックしておくことが大切です。

バッグは着物に合う洋装用でもOK

バッグは控えめで上品なデザイン

フォーマル用の和装バッグは荷物があまり入らず実用的ではないため、手持ちの洋装用バッグを利用しても問題はありません。

着物の色・柄に合うような控えめで上品なデザインならOK。
ただし、縦長のバッグはせっかくの着物の柄を隠してしまうことになるため、できれば横長のバッグがオススメです。

ブランドロゴが目立つ、ラインストーンがキラキラしているなどの派手な印象のものや、ビジネス用のトートバッグ、ショッピングバッグなどの普段使いのものは避けたほうがよいでしょう。

卒園式では靴を持ち歩いたり、記念品をいただくこともあるため、荷物を入れるサブバッグも用意しておくと便利です。

草履は豪華になり過ぎないものを

草履は、台の高さが4cm以上のフォーマル用のものを使用しましょう。
ただし、留袖などの第一礼装に合わせるわけではないので、金銀が使用されている佐賀錦や唐織のような織生地の草履は避けたほうが無難です。

上質なエナメルを使用したもので、台や鼻緒が白色や淡い色の草履を選んでおくと、卒園式だけでなく入学式などの式典にも活用できます。

肌寒い日には羽織りものがあると安心

卒園式は3月後半に行うことが一般的です。
まだ肌寒い時期のため、待ち時間のあいだに身体が冷え切ってしまうことも。
そんな着物の防寒対策として、暖かいインナーや和装用タイツを利用する以外に、着物の上から羽織れるものを用意しておくという方法があります。

卒園式などのセミフォーマルな場に着て行くのであれば、「道行」と「道中着」などの和装コートを用意しておくといいでしょう。

「ショール」や「ストール」を利用するのもひとつの方法です。着物の地色や柄に使用されている色のストールを選ぶと、品の良いコーディネートになります。

アクセサリーは身に着けないのが基本

洋装の時には、ネックレスやブレスレット、ピアスなどのアクセサリーは洋服を彩るアクセントになりますが、着物の場合、基本的にアクセサリーはつけません。

マナー違反とならないアクセサリーは、結婚指輪、髪飾り、帯留です。
髪飾りや帯留をつける際には、着物の邪魔にならない上品なものを選ぶことが大切です。

卒園式に入園式と同じ着物を着用してもいい?

卒園式に入園式と同じ着物を着てもいけないというわけではありません。ただ、一般的に入園式よりも卒業式のほうが、落ち着いた色・柄の着物を着る方が多いようです。

卒園式は入園式より落ち着いた装いが一般的

新たなスタートを祝うための入園式に比べると、旅立ちや別れという意味もある卒園式には、厳かな雰囲気が漂います。
また、これまで指導いただいた幼稚園や保育園、先生方への感謝の気持ちを表す装いにしようと考える方も多く、上品で控えめ、落ち着いた装いが主流です。

そのため、卒園式に入園式と同じ華やかな着物で出席したら、浮いてしまったということもあるようです。

先生や同じ園の先輩ママにまずは相談を

しかし、地域や園によって慣習は異なり、入学式は落ち着いた色の着物、卒業式は明るく華やかな着物で、という考え方のところもあるので注意が必要です。

訪問着の色柄を決めかねている」「自分が着て行こうとしている着物で大丈夫なのか心配」という場合には、先生方や同じ園、同じ地域の先輩ママさんに、これまでの卒園式の様子を聞いてみるなど、事前に相談することをオススメします。

レンタルを利用して各式典に合った装いを

入園式に着た着物を卒園式でも着る場合、コーディネート次第で華やかな着物を落ち着いた装いに、控えめな着物を華やかな装いにすることも出来なくはありません。

しかし着物初心者の場合、どうコーディネートすればよいのか悩んでしまう方も多いのでは。また、コーディネートのための帯や小物が手持ちにない場合、新たに帯や小物を揃えることになります。

無理に同じ着物を着るよりもレンタルでそれぞれの式典にふさわしい着物を利用したほうが、コスパもよく、安心して着て行けるのではないでしょうか。

卒園式の着物にはレンタルがオススメ

グレーの訪問着を着た女性

さらに、卒園式には着物で出席したいけれど手持ちの着物がないという場合にも、レンタルがオススメです。

必要な物が一式揃うからコスパが良い

着物や帯、バッグや草履などの小物まで、すべてを購入して揃えようとすると、どうしても高額になってしまいます。
さらに、卒園式当日には着付けやヘアメイクなどの料金も必要です。

しかし、レンタルならば着物から小物まで必要なものを一式セットで借りられるため、かかる費用を抑えることができます。

コーディネートに悩む必要がない

これから着物や小物を購入する方も、手持ちの着物を利用される方も、気になるのがコーディネートです。

着物に合わせる帯や草履、バッグなど、それぞれ購入したものを合わせてみたらイメージと違ってしまった、手持ちの着物や帯、バッグなどを合わせてみたらチグハグな印象に……。

レンタルならば、そんな心配もありません。TPОに合った着物と小物がコーディネートされた状態で届くため、コーディネートに悩む必要はありません。

アフターケアやメンテナンスが不要

着物を着用後、クリーニングに出します。
また、保管する場所や、着物が傷まないように保管環境を整える必要も出てきます。
しかしレンタルならば、着用したあとの着物はそのまま返却するだけなので、アフターケアの費用や手間がかからずにすみます。

小学校の入学式にも着るなら、着物は購入したほうがコスパが良いと考える方もいるようですが、着物を一式セットで揃えるよりも、卒園式と入学式、それぞれレンタルしたほうが費用は抑えられることも。

また、卒園式の後は着物を着る予定がないのであれば、断然レンタルがオススメです。

卒業式の母親の着物は自分で着付けできる

着物も自分で着られれば、もっと楽しむことができるのにという声をよく耳にします。
しかし、幼稚園や保育園の子どもがいるママの場合、家事に育児、仕事にと、なかなか着付け教室に通う時間が取れないのが現状です。

そんな方にオススメなのが、きものレンタリエの着付け体験キットです。

着物、襦袢、帯、帯締め、帯揚げ、着付け小物などの一式と、着付けを学ぶための動画集をまとめた教材が、なんと13泊14日でレンタルできるため、納得いくまで自宅で着付けを練習できます。

卒園式だけでなく、七五三や小学校、中学校の入学式に卒業式など、まだまだ着物を着る機会は何回も訪れます。
そのたびに美容院や着付師さんを探したり、予約するのは大変ですし、費用もかかります。

ならば、自分で着物が着られるように練習してみてはいかがでしょうか。
着物初心者のママさんが、「着物に慣れるため、試しに着物を着てみたい」という場合にも、大いに役立つキットです。

次回、着物をレンタルする場合には着物のセットが20%オフになるため、まずは卒園式の1カ月前までに体験キットを借りて、着付けの練習と着物体験してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

卒園式の母親の着物は、準礼装や略礼装といわれる訪問着、色無地、付け下げが一般的です。

また、主役は卒園する子どもたちですから、母親は子どもを引き立てる控えめな装いであること、園や先生への感謝の気持ちを込めた品の良い装いであることが求められます。

こういうと難しく感じてしまうかもしれませんが、気品を感じさせる落ち着いた装いであれば問題はありません。

卒園式にはどんな着物や帯がふさわしいのかは、この記事を参考にしながら、自分に似合う着物を選んでみるのもステキな思い出になるのではないでしょうか。

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