家紋とは?わかりやすく説明

着物の豆知識#着物,#和装,#家紋,#着物の格式

三つ葉葵、三つ巴、五三の桐などの様々な家紋

家紋とは?

家紋とは、家系を表すマークとして代々受け継がれてきているものです。

家紋とは、平安時代から長きに渡って歴史の中で用いられてきたもので、主に儀礼的なイベントにおいての装飾として使われていました。

家紋によって、特に武家の家柄や人を見分けることに始まり、後の明治時代になると一般庶民の間でも用いられるようになったそうです。

家紋は何のためにあるの?

家紋は、用いられ始めた平安時代から現在において使用目的も変化してきたようです。

元々の使用目的は以下のようなものがありました。

・武具など物の持ち主を識別する名札のような役割
・貴族においては車や装束につけていた
・武家においては戦場で用いる旗印として

また、上記にプラスして以下のようなものが増えていきました。

・その家系の願いやゆかりの深いものをモチーフとしてつける
・縁起の良さや神の御加護を願うものとして
・宗教的な役割

そして、現在の家紋は、着物についているものといった認識を持つ若い人も多いかもしれませんが、その通りで、着物のブランドマークのような特定の名札といった役割へと変化してきました。

今後においても、家紋は基本的な意味を受け継ぎながら、さらなる進化をしていくのかもしれませんね。

家紋の数や代表的な種類は?

家紋は、同じように見えても微妙な違いがあったりして、細かい種類も含めると合計1万種類以上もあると言われています。これは、大元の紋があってそこから派生して増えていった紋もあるからだそうです。

中でも特にメジャーな紋として知られるのは、以下のようなものです。

・銀杏紋(長寿/子孫繁栄)
・井筒紋(武士が多く使用した)
・梅紋(学問の神様を表す)

上記はほんの一部分ですが、代表的な紋として挙げられるのは24種類あるそうです。

着物に入れる家紋とは?

着物の中でも格式が高く第一礼装として着用する「黒留袖」「色留袖」には、家紋を入れます。中でも特に黒留袖は最も格式高い着物として扱われ、結婚式の際の新郎新婦の母や仲人、既婚の近親者が着用するのが一般的です。

着物に入れる家紋の大きさは、男性用で直径約4cm女性用で直径約2cmです。
入れる家紋の数には3パターンあり、格式が高い順に五つ紋・三つ紋・一つ紋となっています。

家紋はその名の通り「家」を表すものなので、結婚して嫁いだ場合にはどうなるのか?と思われる方もいるでしょう。これは結論からいうと、地域によっても風習が異なり、嫁いだら嫁ぎ先の紋が入った着物を着るという場合もあれば、結婚式のときには嫁ぎ先・喪服を着る場合には実家の家紋と「紋入れ替え」を行う場合もあるそうです。

これまでお話ししてきた通り、家紋には様々な意味の込められた種類がありますが、レンタル用の黒留袖には「五三の桐」が入っている場合が多いようです。

まとめ

いかがでしょうか?家紋とは、日本においてとても長い歴史のあるものだということが分かりましたね。ちなみに、紋が入っている着物を売ったりする際には、その意味合いや家系など特に買取価格などに影響することもなく、どのような紋でも問題はないそうです。

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