着流しとは?わかりやすく説明 着物をラフな着こなしで普段着としても楽しもう!
着流しとは?
着流しとは、男性の着物の着こなし方の一つで、羽織や袴を着用せずに着物に帯を締めただけのラフなスタイルのことを言います。
着流しは、「羽織を着ない=ラフ」といった意味合いがあります。逆に羽織を羽織ったからと正装になるわけではありませんが、羽織るものの素材なんかによっては正装として着こなすことも可能です。また、格式を上げて礼装にするためには、袴をはく必要があります。
着流しに必要なアイテムは以下の6点です。
・着物
・帯
・腰紐(マジックベルト)
・足袋
・草履
・長襦袢&下着(半襦袢&ステテコ)
最もラフな着こなし方である着流しで必要なものが、着物を着るのに最低限必要なアイテム数だということが言えるでしょう。
着流しスタイルは通年OKなスタイルなの?
着流しは、羽織を着ないスタイルであるため暖かな季節(冬以外)におすすめです。逆に冬のように寒い季節には、防寒目的の羽織を着用した方が良いでしょう。
着流しスタイルが適しているのはどんなシーン?
着流しは正装に当てはまらないラフなスタイルであるため、洋服で例えるならカジュアルな普段着に該当します。よって、その辺に軽く出かけるような普段着スタイルとして、またお家で過ごす際の部屋着として着用するのに適しています。
気軽に着流しスタイルを始められる選び方
◇自分で洗えるお手入れが簡単なものを選ぶ
着流しライフを始めてみたいと思っても、「着物となるとお手入れが大変そう…」と思う方も多いかもしれません。しかし、自宅の洗濯機で丸洗いができ、洋服と同じような取り扱いが可能な着物もあります。着流しスタイル初心者の方には、メンテナンスのしやすさや扱いやすい着物がおすすめです。
洗える着物には、次のような種類があります。
●柄着物・小紋(こもん)
同じ柄が繰り返し描かれているオシャレな着物。
●木綿の着物
普段着として気軽に着られる着物。着れば着るほど、身体になじむ定番です。
●単衣(ひとえ)の着物
単衣とは、裏地のない軽くて涼しい着物のことです。そのため、初夏~秋口(6月~9月)ころにかけての着流しにおすすめです。
●オーダーメイドで自分の体型に合わせた着物
自分の体型に合わせた着物は、身体になじみやすく、着崩れの心配もあまりありません。かっこよく着こなしたい方におすすめです。
◇一式揃った着物フルセットから選ぶ
先程、着流しに必要なアイテムについてご紹介しましたが、小物を一つ一つこだわって揃えていく選び方もありますが、着流しを始めてみたいけれどどんなものをそろえていいか分からない方や、一式新調しようとお考えの方には「着物フルセット」を選ぶのもおすすめです。
女性にも着流しスタイルというものがあるの?
前項でお話した通り、男性の場合は羽織を着ない=ラフといった部分がありますが、女性の場合は逆に「羽織を着ない=正装」となります。
よって、着流しは男性だけに用いられる用語です。
まとめ
男性と女性とでは、正装の着こなし方が異なるという点が個人的には勉強になりました。着物の着こなし方には様々なルールはあるようなので、マナーに沿った着こなし方で楽しみたいものですね。
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