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振袖とは?わかりやすく説明

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振袖とは?

振袖とは、未婚女性の格式高い第一礼装とされている着物です。
主に成人式や結婚式の披露宴で着用されることが多く、そのほか式典への出席や発表会などでも着用する人もいます。
本来、振袖は“若い女性のための着物”とされており 既婚や未婚の制約はありません。しかし、近年の女性の社会進出によって20代後半から30代の未婚女性も増えてきており、こうした女性たちも振袖を着ることが ごく普通のこととされるようになってきました。

振袖の種類と特徴

振袖には、「大振袖」「中振袖」「小振袖」の3種類があります。

◇大振袖
大振袖は、「引き振袖」「引き振り」「お引きずり」「お引き」とも呼ばれます。袖丈が約3尺(約114cm)あるというのが最大の特徴です。振袖の中でも最も格式が高く主に結婚式で花嫁が着用していましたが、近年では成人式でも大振袖を着用する人が増えてきました。

◇中振袖
大振袖に次ぐ格式のある礼装で、袖丈の長さは約2尺9寸(約110cm)です。成人式でよく着用されています。

◇小振袖

「小振袖」の袖丈は約2尺(約75cm)。
そのため「二尺袖」とも呼ばれます。振袖の種類の中でも一番袖が短く、パーティーやお茶会などで気軽に楽しめる着物です。
※袖丈については諸説あり、ここで ご紹介した長さと異なる場合もあります。

振袖の主な着用シーンとは?

振袖の主な着用シーン

振袖の種類についてご紹介しましたが、それぞれに相応しい着用シーンがあります。ここでは、より詳しくご紹介します。

◇大振袖の主な着用シーン
振袖の中でも最も格の高い大振袖は、昔から婚礼衣装の定番です。現代においても、お色直しで多くの方に着用されています。
結婚式の披露宴に、純白のウエディングドレスを着用したあと、大振袖にお色直しする「和洋折衷」スタイルが人気です。花嫁が振袖を着用する際には、腰部分の布を折り込まず裾(すそ)を引いて着用する引き振袖にするのが一般的です。

◇中振袖の主な着用シーン
中振袖は、成人式の晴れ着として着用されるのが定番ですね。また、パーティーや結婚式の披露宴などのお呼ばれ、卒業式、結納などのシーンにも着用できます。
ただし、結婚式のお呼ばれで中振袖を着用する場合には、花嫁がお色直しで着る振袖と色合いが被らないよう、事前に確認しておくようにしましょう。
また、花嫁よりも目立つのはNGです。ヘアメイクなどはひかえめにすると良いでしょう。

◇小振袖の主な着用シーン
小振袖は、大振袖や中振袖よりも袖が短く作られているため、「卒業袴」として着用するのにぴったりな振袖と言えます。
専門学校や大学の卒業式に出席する学生はもちろんのこと、学校の先生も卒業式衣装として着用することも増えているようです。
振袖の中でも特にかわいらしい雰囲気があり、軽く動きやすいという特徴もあります。

成人式でよく見られる“中振袖”着用の際に必要なものとは?

緑色の振袖を着た女性
振袖着用に必要なもの

中振袖は、成人式や結婚式で活躍してくれますが、ここでは そんな中振袖着用の際に必要な着付け小物をご紹介していきます。
□中振袖
□肌着
□長襦袢(半衿付き)
□衿芯
□袋帯
□帯揚げ
□帯締め
□重ね衿
□コーリンベルト
□三重仮紐
□伊達締め
□腰紐
□帯板
□帯枕
□ショール
□ハンドバッグ
□足袋
□草履

まとめ

振袖には「大振袖」「中振袖」「小振袖」3つの種類があることがお分かり頂けましたでしょうか。
中でも中振袖は、主に成人式や結婚式でも着用されています。
振袖を着用する際には数々の着付け小物が必要となりますので、参考にしていただければ幸いです。

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