夏の結婚式に振袖を着ても大丈夫?マナーや選び方、暑さ対策を紹介
夏の結婚式で振袖を着ても、未婚女性であれば問題はありません。
しかし、夏の結婚式に振袖を着る場合、単衣や薄物の振袖にするなど、夏ならではのマナーが存在します。そこで今回は、夏の結婚式での振袖マナーや、振袖の選び方、暑さ対策などを詳しく紹介します。

夏の結婚式に振袖を着ても大丈夫?

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振袖は未婚女性の礼装ですから、未婚女性であれば、成人式だけでなく結婚式でも振袖を着用することはできます。
ただし、夏に振袖を着る場合には、夏ならではの着物のマナーや暑さ対策を心がけることが必要となります。
さらに、結婚式のゲストとして振袖を着る場合、自分が主役の成人式とは異なる着こなしを心がけることが大切です。

夏の結婚式の振袖のマナーとは?

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結婚式に振袖を着ることができるのはどんな立場の人なのでしょうか。
夏だからこそ気をつけたいマナーについても紹介します。
結婚式で振袖を着てもいいゲストとは?

結婚式にゲストとして招かれた場合、未婚であれば、新郎新婦の姉妹や従姉妹、友人、職場の同僚なども振袖を着用することができます。
ただし、振袖は主に20代向けの装いのため、未婚であっても30代以上なら、親族は色留袖や訪問着を、友人や会社の同僚なら訪問着を選ぶのが一般的です。
職場の同僚として出席する場合、あまり派手な振袖だと張り切りすぎだと思われたり、悪目立ちする可能性も。友人グループの場合も、花嫁の衣装を踏まえたうえで、色や柄のバランスを相談して振袖を着るといいでしょう。
結婚式のスタイルに合わせることも大切

結婚式に振袖を着るかどうかは、新郎新婦との関係性だけでなく、結婚式のスタイルも考慮することが大切です。
フォーマルで華やかな結婚式なら振袖でも問題ありませんが、カジュアルな結婚式の場合は浮いてしまう可能性も考えられます。
新郎新婦がシンプルな装いなのに、ゲストが派手な振袖なのもマナーに反するといえるでしょう。
とくに親族の場合、結婚式の格式や親族同士が何を着るかなどの事前の打ち合わせによっては、振袖よりも落ち着いた色留袖などを求められるケースもあります。
まずは、どんな会場で行う、どんなスタイルの結婚式なのか、振袖を着ても大丈夫なのかなど、事前に新郎新婦に確認することが大切です。
夏の着物の基本マナーとは?

着物の仕立て方には、着物の生地に裏地をつけた袷(あわせ)と、裏地のない一枚の生地でできている単衣(ひとえ)があります。
袷の着物は、主に10月〜5月の夏以外の時季に着るのが一般的です。
普段、着物をあまり着ない方でもご存じなのは、この袷の着物ではないでしょうか。
一方、夏の時期に着る単衣には2つの種類があります。
暑くなり始める6月と、まだ残暑厳しい9月という季節の変わり目に着用する単衣で、袷と同じ生地に裏地をつけないことで風通しを良くしています。
もう一つの単衣が、7月・8月の夏真っ盛りの頃に着る「薄物」といわれる着物。
薄物という呼び名の通り、薄くて透け感のある絽や紗という生地で仕立てた着物で、通気性にすぐれているので盛夏にも涼しく着ることができます。
夏の結婚式の振袖は、この単衣や絽のものを着用するのが基本マナーであり、合わせる帯も絽の袋帯など、夏物の帯を結ぶのがマナーとなります。
夏に袷の振袖を着てはダメ?
夏の結婚式に袷の振袖は絶対NGかというと、そんなことはありません。
確かに伝統的なマナーとしては、夏は単衣や薄物の振袖を着るのが正しいのですが、実は、結婚式などの式典や披露宴などのパーティーでは、夏でも袷の着物を着ている方はかなりいます。
例えば、普段は着物を着ない方の場合、成人式で着た袷の振袖は持っていても、夏物の振袖を持っているとは考えにくいですよね。
現代の結婚式場は空調がとてもよく効いていますから、真夏の披露宴会場だからといって、単衣や薄物でないと暑くていられないというわけではありません。
中には、絽の着物は透け感が強いため、格式のある結婚式にはふさわしくないと感じられて、盛夏でも単衣の着物を着るという方もいます。
そのため、現代の夏の結婚式では袷の振袖で出席されている方も多く、問題視されることは少ないといえるでしょう。
ただし、着物に精通した親族が多い結婚式や、単衣や薄物の振袖を着る予定の方が多い場合など、結婚式のスタイルや周囲とのバランスなども考えて、袷か、単衣か、絽の振袖にするかを決めることをオススメします。

夏の結婚式で成人式の振袖を着る場合の注意点
結婚式に振袖を着る場合、成人式で着用したものをそのまま着る方も多いでしょう。
その場合には、暑さ対策やマナー、コーディネートに注意が必要です。
袷の振袖には万全の暑さ対策が必要
前述した通り、成人式の振袖は裏地のある袷の振袖です。
そのため、夏場に着るには移動中などの暑さ対策を万全にする必要があります。
暑さ対策を重視するなら、袷の振袖よりも裏地のない単衣や、通気性にすぐれた絽の振袖を着たほうが涼しいのは確実です。
夏場にマナー違反となる袷の振袖を着るには抵抗があるという方もいるでしょう。
その場合、季節に合わせて単衣や絽の振袖をレンタルしたほうがよいかもしれません。
成人式とは違う着こなしをする

成人式は自分が主役のイベントですが、結婚式の主役は新郎新婦ですから、成人式と同じ振袖を着るにしても、成人式とまったく同じコーディネートは避けたほうがよいでしょう。
最近は振袖のコーディネートも多彩になったことから、成人式では花魁風や花嫁風など、わりと自由に、好みに合わせたスタイルを楽しんでいる方が多く見受けられます。
結婚式のゲストとして振袖を着る場合には、主役の花嫁を引き立てる存在であることを忘れてはいけません。
結婚式はもっともフォーマルな場ともいえますから、振袖も礼装としてきちんとしたコーディネートをすることが大切になります。
花飾り・襦袢・半衿・足袋に気をつける

とくに気をつけたいポイントが、花の髪飾り、濃い色の襦袢や半衿、色物の足袋。
これらを身に着けることは、結婚式で振袖を着るうえではNGとなります。
成人式の髪飾りには花を使ったものが多いのですが、結婚式に花飾りをつけるのは主役である花嫁のみとなります。
長襦袢や半衿は白か薄い色のものを選ぶのが、フォーマルシーンでのマナーです。
最近の成人式では、振袖に濃い色やカラフルな刺繍の半衿をコーディネートしているものもありますが、濃い色や柄物の場合、カジュアルな装いという扱いになってしまいます。
足袋は必ず無地の白を選びます。足袋が柄物や色ものだというだけで、フォーマルシーンにふさわしくないと思われてしまうので注意しましょう。
結婚式用に振袖を一式レンタルする場合にも、このポイントをクリアできるコーディネートのものを選ぶことが大切です。

夏の結婚式に振袖を着るときの暑さ対策
夏の結婚式はそのほとんどが空調の効いた涼しい会場で行われますが、家から会場まで移動する間にはどうしても汗をかいてしまいます。
一度汗をかいてしまうと、冷えた会場に入ってもなかなか汗が引くことはありません。
そのため、暑さ対策はしっかりとしておくことが必要です。
夏素材や冷感素材の襦袢を利用する
振袖の中に着る肌襦袢を夏用のものに切り替えるだけで、風通しがよくなり、涼しさを感じることができます。
最近は着るだけでひんやりとする冷感素材の肌襦袢なども人気。そんな涼しい肌襦袢や肌着を上手に利用するのもひとつの方法です。
着付け前にはベビーパウダーを
着付けをしてもらう前に、脇や背中などにベビーパウダーを薄くはたいておくと、襦袢が汗でベッタリと肌につくのを防ぐことが出来ます。
ただし、パウダーをつけ過ぎると長襦袢や着物を汚す原因になってしまうため、気をつけてつけましょう。
日に当たらないように気をつける
振袖を着たあとは、極力、直射日光に当たらないように移動しましょう。
必ず遮光性の高い日傘をさすか、徒歩数分のところでも、思い切ってタクシーを使うことをオススメします。
夏の振袖の注意点は「体温を上げないこと」。すぐ近くだからと3分程度歩いただけでも体温が上がってしまい、汗をかきやすくなってしまいます。
振袖内に熱がこもって不快な思いをすることも考えられますから、できるだけ日に当たるのを避ける工夫が必要です。
汗対策には薄いタオルを背中に入れて
夏場に振袖を着ると、どうしても内側に汗をかいてしまいがちです。
そのせいで不快に感じることが多いものです。
そこで、汗をかきやすい背中には、薄いガーゼタオルなどを着付けのときに入れてもらうと、汗が流れ出すのを防ぐことができます。

夏の結婚式で着る振袖の色柄の選び方とは

夏の結婚式に振袖を着る場合、どんな色や柄を選ぶか、以下の点を抑えて選びましょう。
・柄は季節を少し先取るのが基本
・縁起の良い吉祥柄がオススメ
・夏らしく爽やかな色味のものを
・花嫁と被る色は避ける
柄は季節を少し先取るのが基本
着物の柄選びでは、季節を少し先取りするのが基本。
例えば、6月下旬から7月初旬であれば朝顔、8月に入ったら秋の七草や桔梗といった初秋の草花など、その時期に満開になる花ではなくて、1ヶ月位先に満開になる花、と覚えておきましょう。
縁起の良い吉祥柄がオススメ
結婚式はおめでたいイベントですから、鶴や亀、扇や鳳凰、松竹梅などのおめでたい吉祥柄がオススメです。
吉祥柄なら季節を問わずに通年で使うことができるため、夏の結婚式の振袖にも使用できます。
夏らしく爽やかな色味のものを
振袖の地色は淡いものを選びましょう。
水色やグリーン、薄紫、グレーなどの涼しげな色を選ぶと爽やかな印象になります。
お祝いにふさわしい明るい暖色系、例えば、淡いオレンジやピンクなら、華やかな印象になります。
花嫁と被る色は避ける

花嫁衣装に使われることの多い、白や赤、オレンジ、黒や金色などの色は避けたほうがよいでしょう。
白は白無垢や打掛、赤やオレンジ、金色はお色直しの色打掛や大振袖などに使用されることが多いので、避けたほうが無難です。
もしも花嫁が着用する婚礼衣装の色がわかっているなら、その色柄を避けましょう。
黒は新郎新婦の親族が着る黒留袖の色でもあるため、友人や同僚は避けたほうが無難です。
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まとめ
20代前後の未婚女性であれば、夏の結婚式で振袖を着ることに何の問題もありません。
着物のマナーとしては、6月・9月なら単衣、7月・8月には絽の振袖を着ることになりますが、最近の結婚式では袷の振袖を着ている方も多いため、まずは、袷の振袖で披露宴に出席していいか、新郎新婦や一緒に出席する方たちに相談してみることが大切です。
成人式とは異なり、結婚式では礼装のマナーに則った振袖コーディネートにすること、会場内は空調で涼しくても移動中は暑いため、暑さ対策が必要なことも覚えておきましょう。

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