結婚式の着物をレンタルするには?立場別の選び方と上手な利用方法をわかりやすく説明
結婚式の着物はいまやレンタルが主流ですが、自分が結婚式でどんな着物をレンタルして着るべきかをわかっていますか?実は結婚式の着物は立場によって異なります。
また、着物をレンタルする人が多い理由や、実際にどんなことに注意してレンタルするべきかなど、結婚式に参列するときの着物レンタルの上手な利用方法を紹介します。
立場別の結婚式の着物の選び方

結婚式に参列する場合の着物には、黒留袖、色留袖、振袖、訪問着などがあります。
これらは立場によって選ぶ着物が異なります。
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親族の場合
新郎新婦の母親・祖母は黒留袖

新郎新婦の母親・祖母の着物は、既婚女性の第一礼装である黒留袖が一般的です。

黒留袖|亀甲松竹梅|T0062 / レンタル価格 27,000円(税込/往復送料込)



新郎新婦の既婚の伯母・叔母は黒留袖・最近は色留袖も人気

以前は既婚の伯母・叔母も黒留袖を着るものとされてきましたが、最近では色留袖を選ぶ方が増えています。
主に黒留袖を着るのにはちょっと若いかな、という既婚の叔母に色留袖が選ばれています。


色留袖|ピンク地に菱鳳凰|I0021/ レンタル価格 24,800円(税込/往復送料込)


未婚の叔母は色留袖

未婚の叔母は黒留袖は着られないため、色留袖になります。
色留袖は五つ紋なら黒留袖と同じ第一礼装となりますが、最近は母親と同格にならないように少し控えて三つ紋にされる方もいるなど、紋の数にこだわらない方が増えています。


色留袖|桂由美 クリーム地に牡丹や菊に金の波文|I0007/ レンタル価格 29,800円(税込/往復送料込)
新郎新婦の姉妹は振袖か色留袖

未婚の姉妹は振袖が第一礼装となります。
未婚の姉妹で、30代後半以降の方や、
既婚の姉妹で年齢的にまだ若く、黒留袖は似合わないと感じる既婚の姉妹にも色留袖が人気です。

振袖|Ma Minette 紺に四季の花々|F0315 / レンタル価格 79,000円(税込/往復送料込)(2-12月は半額)

振袖|深緑にぼかし吉祥|F0317 / レンタル価格49,000円(税込/往復送料込)(2-12月は半額)


従姉妹・遠縁の親戚は色留袖か訪問着

既婚の従姉妹や遠縁の親戚であれば、三つ紋や一つ紋の色留袖か、訪問着がよいでしょう。
ゲストの場合は振袖か訪問着

未婚女性の場合には、友人や会社の同僚という立場でも振袖で問題はありません。
振袖では派手だと感じたり、落ち着いた装いにしたいとき、既婚者の場合は訪問着を。
ゲストも三つ紋や一つ紋の色留袖を着られないわけではありませんが、留袖は親族や親戚の着物と考えている方も多く、親族と間違われやすいため、ゲストの場合は避けたほうが無難です。


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結婚式の着物はレンタルが人気の理由

いまや結婚式などのフォーマルシーンで着用する着物はレンタルが主流となっていますが、なぜ、そこまで人気なのでしょうか。
すでにコーディネートされている

レンタルショップの場合、借りたい着物を選ぶと、その着物に最適な帯や小物を着物のプロがコーディネートしてくれます。
ネットレンタルの場合、すでにコーディネートされた状態の画像を見ることができるので、その中から好みのスタイルを選ぶだけ。コーディネートに頭を悩ませる必要がありません。
必要な物がセットで借りられる

結婚式で着物を着ることになったけど、普段はほとんど着物を着ないので「何をどう準備すればいいかわからない」という声をよく耳にします。
そんな時にも役立つのがレンタルです。
着物レンタルなら、着物だけでなく着付け用の小物から、草履やバッグまで、必要な物はすべてセットで借りることができます。
着物をクリーニングする必要がない
レンタルした着物の場合、着終わった後のお手入れの心配がありません。
レンタルショップでクリーニングなどのメンテナンスはしてくれるので、着終わった着物はたたんで返却するだけで済みます。
着物レンタルを上手に利用するためのポイント
結婚式に合わせて着物をレンタルするときには、事前に必ず確認してほしいことがあります。とくに初めてレンタルを利用する方は、次のことに注意しましょう。
黒留袖の通紋を確認する

黒留袖をレンタルするときに確認したいのが家紋(かもん)です。
レンタルの留袖に入っている家紋の多くは、誰がつけても問題のない通紋(つうもん)と呼ばれるもので、とくに五三の桐(ごさんのきり)が大半です。

そのため、五三の桐=レンタルというイメージがあり、これだとレンタルの着物だということが周囲にわかってしまい、イヤだという方も多いよう。
そこできものレンタリエでは、五三の桐ではなく、華やかな丸に花菱の五つ紋を入れています。

通紋は家紋を知らない場合などに利用できて便利ですが、地域の風習や両家の慣習によって家紋の考え方は異なる場合も。
着物をレンタルしてしまう前に、黒留袖の家紋について両家で確認しておくとよいでしょう。

夏用の着物を利用する
着物は本来、季節に応じて着分けるのがルールです。
主に10月から5月に着るのが裏地のある「袷(あわせ)」、6月と9月に着る裏地のない「単衣(ひとえ)」、7月から8月の盛夏に着る絽や紗の「薄物(うすもの)」に分けられています。

しかしレンタルの場合、単衣や薄物は扱っていないショップも。また、フォーマルシーンでの着物の着用は短時間なことから、夏でも袷をレンタルするケースがほとんどです。
ところが最近は、季節に合わせた着物もレンタルできるように。
とくに留袖や訪問着なら夏用に単衣がレンタルできるショップも多く、きものレンタリエのように盛夏に着られる薄物の訪問着を揃えているショップも。
夏場の結婚式のときには単衣や薄物が借りられるかも確認してみるといいでしょう。

夏用 訪問着(絽)H0220 / レンタル価格 27,000円(税込/往復送料込)

自分に合ったサイズを選ぶ
もともと着物は洋服とは異なり、着付け方次第でサイズの調節がある程度は可能です。
そのためワンサイズしかないレンタルショップが一般的でした。
しかし最近は、レンタルの着物でもサイズを選ぶことができるようになってきました。
きものレンタリエでも黒留袖や色留袖、訪問着などに、S・М・L・LLのサイズを用意。
自分の身長やヒップのサイズから選ぶことができます。

もっとしっかり自分の着物のサイズを知りたい場合は、身丈(みたけ)、 裄丈(ゆきたけ)、袖丈(そでたけ)を測定して、それに合うサイズの着物を選ぶことをオススメします。

レンタルできる期間を確認
結婚式の着物のレンタル期間は、利用日の2日ほど前に、自宅や美容院、結婚式場などの指定の場所に結婚式の着物のレンタル品一式が届き、利用日の翌日に返却する3泊4日が一般的です。
ショップによってや、着物によっても期間が異なる場合があるので、何日間レンタルできるのか、延長した場合には延長料金がいくらかかるかなど、予め確認しておきましょう。
きものレンタリエは 黒留袖・色留袖・訪問着は3泊4日レンタル

きものレンタリエは 振袖は7泊8日レンタル

きものレンタリエは 延長料金は1日につきレンタル料金の10%
借りる時に延長希望の場合はプルダウンから延長したい日を選べます。

まとめ
結婚式の着物をレンタルする場合には、まず、自分の立場に合った着物を知ることが大切です。
レンタルの場合、着物さえ決まってしまえば、すでにコーディネートされている着物セットが一式届くため、着物初心者ほどレンタルがオススメです。
また、最近のレンタルはサイズが選べたり、盛夏用の薄物が選べるなど、さらに便利になっています。上手に利用して、結婚式を彩る素敵な着物を見つけましょう。

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