黒留袖の帯の選び方とは?種類や色柄、格調高い着こなしのポイントを紹介

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黒留袖の帯の選び方

黒留袖の帯には礼装用の袋帯を合わせるのが一般的ですが、具体的にはどんな袋帯を選べばいいのでしょうか。黒留袖の帯には格が高い帯を選ぶことが大切ともいわれていますが、格の高い帯とはどんなものなのでしょうか。
そこで、黒留袖の帯にはなぜ袋帯なのか、どんな色や柄を選べばいいのか、格調高い着こなしのポイントなどについても紹介します。

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黒留袖にふさわしい帯とは?

黒留袖を着た女性

結婚式で新郎新婦の母親や祖母、叔母などの親族が着用する黒留袖。
もっとも格が高く、既婚女性の正礼装(第一礼装)である黒留袖には、礼装用の織りの袋帯を合わせるのが一般的です。

まとめると、黒留袖の格と釣り合う二重太鼓結びができる長さのある織り袋帯黒留袖にふさわしい帯です。以下で詳細を解説します。

帯にはさまざまな種類がある

着物に合わせる帯には、さまざまな種類があります。

格の高い順に並べると、丸帯、袋帯、名古屋帯、半幅帯となり、これらの帯は長さや幅、仕立て方などが異なるため、用途も異なります。

帯の種類用途
丸帯花嫁衣裳の大振袖や舞妓さんの振袖姿
袋帯留袖・訪問着
名古屋帯セミフォーマル:織りの帯
食事会やお茶会などのカジュアルな場面:染めの帯
半幅帯カジュアル用・普段着の着物
浴衣・紬・小紋など

丸帯

丸帯を締めた女性

最も格が高い「丸帯」は、約70cm幅の布地を半分に折り、両端を縫い合わせて使用するため、帯地の裏と表の両肩に織りの柄が見られる豪華絢爛な帯です。

以前は正礼装の留袖や振袖にも使用されていましたが、重量や厚みがあり締めにくいため、最近では花嫁衣裳の大振袖や舞妓さんの振袖姿にしか使用されなくなりました。

袋帯

シルバーの袋帯を締めた女性

袋帯」は明治時代に登場した帯で、最初は袋状に折って作っていたことから袋帯と呼ばれています。

丸帯とは異なり表裏があり、裏地は無地か地紋になっているため、丸帯よりも軽くて結びやすく、近年では正礼装の留袖には袋帯を締めるのが一般的となっています。

他の帯よりも長いため、礼装に欠かせない「二重太鼓結び」を結ぶことができます。

名古屋帯

紺の着物にグレーの名古屋帯を締めた女性

袋帯の二重太鼓結びよりも手軽に一重の太鼓結びができるようにと考えられたのが「名古屋帯」です。
袋帯よりも長さが短く、付け心地も軽いのが特徴。お太鼓を結ぶ部分を残して、帯の途中から半分の幅に折り、帯芯を入れて仕立てられています。

色柄が豊富で、染めの帯も織りの帯もある名古屋帯は、セミフォーマルな場面には織りの帯、食事会やお茶会などのカジュアルな場面には染めの帯と、多彩に使用できます。

半幅帯

紺の着物に赤の帯を締めた女性

半幅帯」は、帯の幅が通常の帯の半分程度の細い帯のこと。帯を結ぶのが比較的簡単で、帯締めや帯揚げなどの小物を使わずに着付けできるのが特徴です。

フォーマルな場面で使用することはなく、カジュアル用の着物、例えば浴衣や紬、小紋などの普段着の着物に合わせる帯として使用されています。

帯は「織り」と「染め」がある

袋帯

着物には「織り」の着物と「染め」の着物がありますが、帯にも「織りの帯」と「染めの帯」があります。

着物の場合、織りの着物はカジュアルな街着となり、礼装用は染めの着物がほとんどですが、帯の場合は着物と逆で、染めの帯がカジュアル用、織りの帯が礼装用という位置付けになります。

染めの帯よりも、作るのに高い技術と時間が必要となる織りの帯の方が格上となるため、礼装用の帯はすべて織りの帯となります。

黒留袖の格と釣り合う袋帯であること

黒留袖を着た女性

黒留袖はもっとも格の高い正礼装(第一礼装)ですから、黒留袖と釣り合いが取れる格が高い帯を選びます。

帯の種類でいえば、もっとも格が高いのは丸帯になりますが、前述したように丸帯は重量があって結びにくいことから、婚礼衣装にしか使用されていないのが現状です。

そのため、黒留袖には丸帯の次に格が高く、礼装に欠かせない「二重太鼓結び」を結べるだけの長さがある袋帯を合わせます。

また、黒留袖にふさわしいのは、染めよりも格の高い織りの帯。

織り方の違いでさまざまな文様を表現することができる織りの帯の中でも、格式が高く、礼装にふさわしい豪華な錦織や唐織、綴織などが、黒留袖にふさわしい帯となります。

黒留袖の帯の結び方とは?

黒留袖の帯の結び方は二重太鼓

結婚式や披露宴などで親族が着用する黒留袖や五つ紋の色留袖には、「二重太鼓」という帯の結び方が基本です。

これは「喜びが重なりますように」という願いを込めた縁起の良い結び方で、お太鼓の部分を二重にするため、十分な長さのある袋帯を使用することになります。

黒留袖に合わせる袋帯の色や柄はどう選ぶ?

黒留袖の袋帯

黒留袖を着用する場合には、守って欲しい決まりやマナーがあります。
中でも、帯の色や柄、帯揚げ・帯締めなどを選ぶ際には、次のことに注意しましょう。

・袋帯の地色は金・銀・白が基本
・格調の高い文様を選ぶ
・帯揚げ・帯締めは白がマナー

袋帯の地色は金・銀・白が基本

金銀白の袋帯を締めた黒留袖

先述したように、留袖には錦織や唐織、綴織などの袋帯を合わせるのが一般的ですが、袋帯の地色は金・銀・白が基本です。
とくに黒留袖の場合には、金・銀・白以外の濃い地色の帯は合わせないのがマナーとなります。

ただし、地色が黒などの他の色でも、柄に金糸や銀糸をふんだんに織り込まれている豪華な礼装用の袋帯ならば、問題はありません。

格調の高い文様を選ぶ

金色の袋帯を締めた黒留袖

黒留袖に合わせる帯は、おめでたい吉祥文様や格調高い有職文様、正倉院文様などが描かれているものを選ぶといいでしょう。
例えば、縁起の良い松竹梅や桐、鶴亀、鳳凰、華文や襷文などはよく使用されています。

黒留袖の柄や文様に合わせることも大切です。
格式の高い古典柄の黒留袖には重厚感のある伝統的な文様の帯を、バラなどの洋花を描いたモダン柄の黒留袖には、帯にも洋柄を取り入れたものを合わせると統一感が出ます。

帯揚げ・帯締めは白がマナー

黒留袖の帯揚げと帯締めと末広と袋帯

黒留袖に合わせる帯揚げ・帯締めにも、守ってほしいルールがあります。

帯揚げ

結婚式で黒留袖を着る場合の帯揚げは、基本的に綸子や縮緬、絞りなどの純白のものを選びましょう。黒地に金糸や銀糸で刺繍が施されているものを合わせてもいいでしょう。

帯締め

礼装用の白の帯締め

帯締めも黒留袖や色留袖などの正礼装に合わせるのなら、帯揚げと同様に純白を選ぶのがマナー。白地に金糸や銀糸で柄が描かれている上品な帯締めでもいいでしょう。
平組や冠組の帯締めが一般的です。

黒留袖と帯の格調高い着こなし方とは?

黒留袖の着こなし

黒留袖を格式高く美しく着こなすためには、次のポイントを意識して帯を選びます。

・黒留袖と帯の格を合わせる
・色のトーンを合わせる
・黒留袖の柄と帯の柄を合わせる

黒留袖と帯の格を合わせる

黒留袖の帯

着物に帯を合わせる場合、着物と同等か着物よりも格上の帯を合わせるのが基本です。
最高格の礼装となる黒留袖に合わせる帯も、同格の帯を選ぶことが大切になります。

そのため、前述したように錦織や唐織、綴織などの格の高い織りの袋帯で、金・銀・白を基調にした金糸・銀糸が贅沢に使用された袋帯や、格調高い柄が織り込まれている袋帯を選ぶようにしましょう。

色のトーンを合わせる

黒留袖

黒留袖には、金地、銀地、白地の袋帯を合わせるのがマナーですが、同じ金色でも色合いの濃いものや薄いもの、輝きが強いもの、かすんでいるものと、多彩なものがあります。

そこで、黒留袖に描かれた文様の色のトーンに注目してみましょう。

黒留袖の柄にも、金色や銀色はよく使われていますから、帯も黒留袖の柄の色のトーンに近いものを選ぶと、全体的にまとまりが出て統一感のある着こなしになります。

黒留袖の柄と帯の柄を合わせる

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黒留袖の柄と袋帯の柄の統一感も意識すると、美しい着こなしになります。

例えば、昔ながらの古典柄が描かれた格調高い黒留袖には、やはり重厚感のある伝統的な文様の帯がしっくりときます。

一方、洋花などのモダンな柄が描かれた黒留袖には、洋風の雰囲気がある帯や古典柄をモダンにアレンジした帯を合わせることでおしゃれな装いになります。

きものレンタリエなら黒留袖の帯選びが不要!別帯もレンタル可能

黒留袖の着用に必要なもの

きものレンタリエではさまざまな柄の黒留袖セットをご用意しています。

セットの中にはその黒留袖にふさわしいと帯や帯揚げ、帯締めなど、必要なものが一式セットになっているため、黒留袖にふさわしい帯選びに悩まされる必要がありません。

以前着用した黒留袖を再度借りる場合には、オプションを利用して、異なる袋帯もレンタルすることで、前回とは違った着こなしを楽しめます。

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すでにコーディネートされている装いに個性を加えたいという方も、好きな袋帯を併せてレンタルするだけで、自分らしい着こなしにすることが可能に。

手持ちの黒留袖のいつものコーディネートを変えたい場合には、袋帯だけのレンタルも可能ですから、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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留袖と帯についてのお悩みにお答えします!

親族の結婚式で慣れない留袖を着ることになり、どんなことに注意すれいいの?疑問があるけど誰に聞いていいかもわからない……という方も多いのではでしょうか。

そこで、留袖の帯選びに悩んでいる皆様から寄せられた疑問や質問にお答えします。

黒留袖に合う帯は?

正礼装の黒留袖には、錦織や唐織などの格調高い袋帯を合わせるのが一般的です。
地色は金・銀・白が基本。有職文様や正倉院文様、おめでたい吉祥文様などから、留袖の柄に合う帯の柄を選びましょう。

結婚式で黒留袖を着る場合の帯の色は?

結婚式のようなフォーマルな場面で、もっとも格の高い黒留袖を着る場合には、その場にふさわしい金・銀・白が地色の袋帯を合わせるのが基本です。
その他の地色の場合には、金糸や銀糸がふんだんに使用されている、格調高い文様のものなら問題はありません。

黒留袖の帯で黒色が入っていますが大丈夫ですか?

黒留袖に合わせる袋帯の地色は金・銀・白が基本。それ以外の濃い地色はNGですが、黒い地色に金や銀がふんだんに織り込まれた華やかな帯や、金・銀の地色に描かれた柄の中に黒色が入っている程度なら問題はないでしょう。

留袖にふさわしい帯結びは?

結婚式で留袖を着るときの帯の結び方は、「喜びが重なる」という縁起の良い意味を持つ「二重太鼓」に結ぶのが一般的です。

黒留袖の帯揚げ帯締めの色は?

結婚式などで黒留袖を着る場合、帯揚げは白、または白地に金銀が入っているものを。帯締めも白、または白地に金銀が入っているもので、帯揚げの雰囲気に合ったものを選ぶといいでしょう。
黒留袖に色物の帯揚げ、帯締めを使うことはありません。

まとめ

親族の結婚式でもない限り着る機会がほとんどない黒留袖は、帯の選び方やコーディネートの仕方が難しい、マナー違反かどうかがわからないと不安に感じる方が多いようです。

しかし、基本的な決まりやマナーがわかれば、難しいことは何もありません。

また、きものレンタリエのように黒留袖に必要なものを一式借りられるレンタルサービスを利用すれば、黒留袖の帯や小物選びで悩む必要がありません。

黒留袖は滅多に着ることのない着物ですから、購入するかを悩んでいる方は、ぜひ、レンタルすることも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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