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【実例紹介】結婚式のお呼ばれ訪問着 ゲストとしての選び方やポイント

2020年5月27日訪問着, 結婚式

訪問着を着た女性

職場の同僚や友人などの結婚式や披露宴にお呼ばれした場合、どんな着物がふさわしいのか悩みますよね。
そんなときに活躍してくれるのが、未婚既婚を問わず、年齢も関係のない訪問着です。
未婚女性なら振袖という選択肢もありますが、成人式の振袖はすでに他の友人の結婚式で何度も着てしまった、昔の振袖はもう似合わないという方もいるでしょう。
では、結婚式にお呼ばれした場合には、どんな訪問着を選べばいいのかを紹介しましょう。

お呼ばれした結婚式に訪問着を着て行ける人とは?

友人や同僚からお呼ばれした結婚式に着物で参列したい!
そんな時に、まず確認しなくてはいけないのが、ゲストとして招待された自分には、どんな着物がふさわしいかということ。

実は着物の場合、結婚式に参列する人の立場に応じて、着ていける着物はすでに決まっているのです。

例えば、新郎新婦の母親ならば黒留袖、親族は色留袖や振袖、友人や会社の同僚なら、振袖や訪問着がふさわしいとされています。
そのため、ゲストとして呼ばれた場合は、訪問着を着る方が圧倒的です。

未婚女性なら振袖でもOKですが、すでにほかの友人の結婚式で何度も振袖を着てしまった、振袖は目立ちすぎるから避けたい、振袖の似合う年代は過ぎてしまったなどの理由で、未婚女性でも訪問着を選択される方が増えています。
もちろん、既婚者は振袖を着られないので20代でも訪問着になりますから、友人や同僚の結婚式には訪問着を選択する方が多くなるのでしょう。

また、訪問着は正装という位置づけの留袖を簡略化した「略礼装」という格の着物。
格調の高い古典柄や豪華な訪問着に一つ紋を入れることで「準礼装」に格が上がるので、昔は結婚式などのフォーマルな場面には一つ紋以上の訪問着がふさわしいとされてきました。

しかし最近では訪問着に紋を入れない方が多く、新郎新婦の友人や同僚などの関係性ならば、紋の無い訪問着で結婚式に参列しても問題ないといわれています。

では、実際に訪問着を着る場合、どんなことに注意すればよいのでしょうか。

お呼ばれした結婚式に訪問着を着ていく時のマナー

結婚式にゲストとして訪問着で参列する場合、大きく分けて4点ほど気をつけたいポイントがあります。

親族の着物「黒留袖」と同じ黒色は避ける

母親や親族が着用する黒留袖

黒地の訪問着は、遠目から見ると黒留袖に見えてしまうことも。
親族が着ている黒留袖と紛らわしくならないように、黒地の訪問着は避けたほうが良いでしょう。

主役の花嫁よりも目立つ色や柄を着ない

結婚式や披露宴の主役はあくまでも新郎新婦。
せっかくの着物だから、会場に華を添えたいからと、気が付いたら花嫁さんよりも目立つ装いになってしまった!?ということにならないように、色味や柄数などをおさえた訪問着にしましょう。

花嫁とかぶる色は選ばないこと

ウエディングドレスとかぶらないように白いフォーマルワンピースやスーツを避けるように、着物の場合も花嫁の衣装と色がかぶらないように気をつけるのがマナーです。

白地の訪問着は着ない

白無垢を着た女性と白い訪問着を着た女性と白い振袖を着た女性

もし着るのなら白地の面積が少ない訪問着を選んだり、帯や帯揚げ·帯締めなど小物の色は白以外にするなど、花嫁とかぶらない配慮が大切です。
花嫁衣裳の色があらかじめわかるようなら、その色は避ける心遣いを

礼装としての着こなしマナーを守る

礼装として訪問着を着る場合、長襦袢や草履は淡い色のものを、半襟や足袋は白が基本です。
どんなに着飾っていても礼装としての着こなしマナーができていなければ台無しになってしまいます。くれぐれも気をつけましょう。

お呼ばれの結婚式にふさわしい訪問着の選び方

フォーマルからカジュアルシーンまで幅広く着られる訪問着には、多彩な色や絵柄のものがあります。

友人や仕事仲間の結婚式に着ていくのには、どんな色や絵柄の訪問着がふさわしいのかを見ていきましょう。

上品な印象のやさしい色を選ぶ

訪問着を着た女性
色のトーンをおさえた淡い地色を選べば、上品な印象に。写真中央の訪問着のように、クリームからピンクというやさしい地色のグラデーションは優雅さを感じさせます。

結婚式や披露宴で着るのなら、やさくして上品な色合いの訪問着がおすすめです。
色のトーンを抑えた淡いピンクやクリーム、水色あたりなら、女性らしいやわらかな印象になります。

年代を選ばない万能な色を選ぶ

訪問着を着た女性
明るめのグレーやベージュ、淡い紫などを地色に選べば、地味になりすぎず落ち着いた印象に。帯や小物を変えることで華やかにも、優美にも装えます。

明るいグレーや薄紫、ベージュなどの訪問着なら、帯や小物を変えることで幅広い年代の方が着ることができます。顔色が明るく見える色を意識して選ぶといいでしょう。

おめでたい意味のある古典的な柄を選ぶ

クリーム色の訪問着を着た女性
開運を意味する扇に円満を象徴する七宝を描いた訪問着は、結婚式に最適。おめでたい柄だと誰もが知っている松竹梅や宝尽くしなどが描かれた訪問着もおすすめです。

鶴や亀甲、松竹梅などのおめでたい吉祥文様や優美な有職文様など、お祝い事にふさわしい古典的な柄を選ぶことで、祝福の気持ちを表現することができます。

金や銀、刺繍が施された格調高い訪問着を選ぶ

ピンク色の訪問着を着た女性
御所車や丸菊、松などの柄に施された銀の縁取りや、刺繍の花柄が醸し出すさりげない高級感、金のたたき染めの豪華さは、おめでたい席を華やかに彩ります。

古典的な柄に金や銀が施されたものや柄がすべて刺繍仕立ての訪問着は、おめでたい席にふさわしい格調高い印象に。華美になり過ぎないよう上品な地色を選ぶのがポイント。

胸元の柄が華やかなものを選ぶ

水色の訪問着を着た女性と薄い紫色の訪問着を着た女性とピンク色の訪問着を着た女性

訪問着の魅力は、色留袖と違い肩から胸にかけてや袖にも柄が入っていること。帯下から裾にかけての柄だけでなく、座ったときに目につく胸元の柄にも注目して選んで。

披露宴で着席した場合、目立つのは胸元の柄になります。
座った時に胸元の柄がどう見えているのかもしっかりチェックして、訪問着を選ぶといいでしょう。

友人だからこそ個性的なデザインを選ぶ

水色の訪問着を着た女性と茶色の訪問着を着た女性と紫色の訪問着を着た女性
大胆な水色と黒の配色や、個性的な柄の配置の訪問着ですが、全体の色数が少ないためにすっきりと見えます。バラなどの洋花柄も落ち着いた地色と控えめな色数で品の良い装いに。

個性的な絵柄や大胆な柄付の訪問着は、親族の人にはなかなか選べないもの。
友人という立場だからこそ思い切って挑戦するチャンス。おしゃれの幅がグッと広がります。

まとめ

友人や仕事の同僚などの結婚式にお呼ばれした場合、着ていくのにふさわしい着物は訪問着となります。

また、花嫁とかぶったり、目立ったりするような訪問着は避けること。親族の方の黒留袖とかぶる黒地の訪問着もNGです。

何より、結婚式のお呼ばれにふさわしい、品格を感じさせる色合い、祝福の気持ちを表現できるおめでたい柄の訪問着を選ぶことが大切です。