お宮参り中に着物で授乳するには?3つの対処法と授乳のための必需品をわかりやすく説明
お宮参りで着物でちゃんと授乳できるのか、着崩れたりしないかと、考え出すと心配なことばかり。
そこでお宮参りで着物姿で授乳を行う場合の仕方を紹介します。
授乳を意識したお宮参りのママの服装
お宮参りにママが着ていく服装は、洋装の場合はフォーマルなスーツやワンピースを、和装の場合は訪問着や色留袖の着物を選びましょう。
洋装の場合はフォーマルなスーツやワンピース
洋装の場合は、フォーマルなスーツやワンピースが基本。
何より授乳ができるデザインであることが大切です。
最近はフォーマル用のおしゃれな授乳服もありますし、通常のワンピースやスーツでも、カシュクールや前開きになるブラウス風の授乳しやすいデザインのものを選べば問題はありません。
色はクリームやベージュ、紺や黒などの落ち着いた色がオススメです。
赤ちゃんを抱いて長時間歩くため、赤ちゃんに引っ掛かりそうな大きなアクセサリーやヒールの高い靴は避けましょう。
和装の場合は訪問着や色留袖の着物を
お宮参りの母親の着物は、訪問着や色留袖が一般的です。
カジュアルな雰囲気のお宮参りになるのなら、付け下げでもいいでしょう。
赤ちゃんの掛け着とマッチする明るい色合いで、おめでたい柄のものを選んで。
帯はフォーマルな装いには欠かせない袋帯が基本です。
お宮参り中に着物で授乳する場合、授乳は訪問着を着たまま行うことができるので、授乳用の着物などはありませんが、慣れていないとできるかどうか不安に思うことも。
そこで、お宮参り中に着物の授乳方法をご説明致します。
お宮参りで着物での授乳方法3つ
お宮参りで着物を着たままで授乳がしたいという場合、方法は大きく分けると3つあります。
(1)身八ツ口からの授乳(もっともオススメ)(2)襟元を大きく広げる授乳(着付けができる場合)です。(3)片袖を脱いで胸を出した状態で授乳以下で詳しく説明します。
(1)身八ツ口からの授乳(もっともオススメ)
お宮参りで着物で授乳する場合のもっともオーソドックスな方法が身八つ口からの授乳です。
お宮参りの着物で授乳するには、身八ツ口(みやつくち)という脇の下に縫い閉じられていない部分があり、そこから赤ちゃんに母乳をふくませることができます。
この方法なら胸そのものを出さなくてもすむうえ、周囲の人に気がつかれることなく、授乳することができます。
あらかじめ肌着の脇下の縫い閉じを切り開いておくことが必要ですが、着物が着崩れる心配も少ないので、着物初心者にもオススメの方法といえます。
着物をレンタルする場合、肌着の返却が不要なショップを選ぶと良いでしょう。
きものレンタリエでは、訪問着着用に必要なものが一式揃ってレンタルできます。
「レンタルの肌着を切り開けないのでは?」と思われますが、授乳で肌着の脇を切る場合や、新品の肌着がご入用の場合は別売しております。
肌着の返却の必要がありませんので、着物の授乳をされる方に好評です。
(2)襟元を大きく広げる授乳(着付けができる場合)
もうひとつは、着物の衿元を両サイドに大きく広げて、胸を出して前から授乳する方法です。
洋服と同じ感覚でできるので、とても授乳しやすいのが特徴。
ただし、広げてしまった衿元を元に戻すだけでなく、そのあと着崩れが起きないようにするには、着付けの技術が必要です。
この方法は、自分で着付けができるママや、一緒に参列する親族の中に着付けができる人がいる場合にだけ有効といえるでしょう。
(3)片袖を脱いで胸を出した状態で授乳
他にも、着物の片袖を脱いで胸を出した状態で授乳するという、昔はよく行われていた方法もありますが、着物が脱ぎにくいうえ、再度きれいに着物を着直すのは難しくて現実的ではありません。
お宮参りで着物での授乳(母乳)はしないと決めてしまう方法
着物を着ている時に授乳方法として紹介したいのが、「お宮参りの着物の時は母乳での授乳はしない」と最初から決めてしまう方法です。
着物に慣れていない人にとっては、着ているだけで精一杯。
授乳するのも大変なのに、着崩れの心配までしなくてはならないと思うと、せっかくのお宮参りが憂鬱になってしまうかも。
そこで無理をせず、“着物での母乳の授乳はしない”という方法を選んでみてはいかがでしょうか。
着物を着る直前に授乳を済ませておく
ミルクではなく母乳でできる限り育てたい!というご家庭もいらっしゃいますので、お宮参りの着物を着る前に母乳での授乳を済ませておくことで、着物を着用してから赤ちゃんへの授乳の時間まで延ばせます。
授乳用のアイテムを準備しておく
あらかじめ粉ミルクを哺乳瓶に用意しておきましょう。
赤ちゃんが哺乳瓶や粉ミルクを嫌がらないか、事前に飲ませてみるなど確認しておくことも必要です。
搾乳した母乳ではダメなの?と考えるママもいるようですが、常温で4時間しか保存できないというリスクもあるため、長時間持ち歩くには不向き。
とくに気温が高い夏場は粉ミルクのほうが安全です。
さらに、お宮参りのあとに行う食事会には洋装に着替えてしまえば、着物での授乳を避けることができます。
お宮参りに持っていきたい授乳用の持ち物
お宮参りの途中に授乳するつもりのママには、ぜひ用意してもらいたい必需品があるので紹介しておきましょう。
露出を隠してくれる授乳ケープ
外出先で授乳をする時、胸の露出を隠してくれる授乳ケープは必須アイテム。お宮参りは外にいる時間が短いかもしれませんが、途中で授乳をすることを想定しているのなら、必ず携帯しましょう。
晴れ着が汚れるのを防ぐ母乳パッド
母乳パッドは、お宮参り中に漏れてきた母乳で晴れ着が汚れないようにするための必需品です。洋装、和装関係なく、外出前に忘れずに装着すること、できれば予備もバッグに入れておくと安心です。
どんな場面でも役立つタオル
赤ちゃんによだれはつきもの。授乳のときには、よだれと一緒に母乳が流れ出てくることもよくあります。そんなよだれや母乳で着物やワンピースを汚さないようにするためにも、タオルは数枚携帯しましょう。
お宮参りには授乳室がある神社を選ぶ
お宮参り中であっても、できれば授乳やおむつ替えは落ち着いた環境でしたいというのが、多くのママの本音ではないでしょうか。
最近は、神社に授乳室が設置されていたり、控室で授乳やおむつ替えをさせてくれるところも増えてきています。
自分たちが参拝したいと思っている神社には、控室や授乳室などの場所があるのか、事前に確認を。
できるなら、授乳室のある神社を選ぶことで、安心してお宮参りを迎えることができます。
まとめ
着物での授乳はできないわけではありませんが、慣れない状態で行うおうとすると、ママには大きなストレスに。赤ちゃんにも負担がかかってしまうかもしれません。
着物でお宮参りを行う時には、思い切って「母乳での授乳はしない」と決めてしまい、その時だけは粉ミルクを用意しておくほうがよいでしょう。
もしも最初から、写真撮影にお宮参り、食事会と長時間の外出になることがわかっているのなら、あらかじめ授乳しやすいワンピースなどを持参して途中で着替えたり、着物姿は写真撮影だけにして、神社への参拝は洋装で出かけるのもひとつの方法です。
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