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お宮参りの着物はどう選ぶ?知っておきたい服装の最新事情とは

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黒留袖を着た女性と色留袖を着た女性と産着を着た女性と訪問着を着た女性

お宮参りの着物は、赤ちゃんならベビードレスに掛け着を羽織るスタイルが多く、母親や祖母のお宮参りの着物には訪問着が人気。父親や祖父は着物よりスーツが主流になっています。
昔は赤ちゃんの産着といえば白羽二重の内着でしたし、父方の祖母が黒留袖を着ていたこともありましたが、時代とともに変化していることから、お宮参りの服装の最新事情といまどきの着物の選び方を紹介します。

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赤ちゃんの着物は掛け着+ベビードレスに

赤い産着を着た女性とベビードレスを着た赤ちゃん

お宮参りの着物は、赤ちゃんは産着を着用します。お宮参りの着物で昔ながらの正式なものは、「肌着の上に白羽二重(しろはぶたえ)という白絹の着物を着て、掛け着(祝い着)をまとう」スタイルでした。

昔はこれが赤ちゃんの正装といわれていましたが、白羽二重は高価なうえに、お宮参りでしか着ることがなく、時代の流れとともに、実用的ではないと考えられるように。
そのため掛け着だけを活かして、白羽二重の代わりにベビードレスやカバーオールなどのベビー服を着ることが多くなりました。

紺色の産着を着た女性
深緑に松と兜の産着を着た女性と衣桁にかけられた男の子用の産着

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お宮参りにふさわしい母親・父親の着物とは

立場別お宮参りのおすすめの着物の種類

赤ちゃんの産着が実用的な産着(掛け着祝い着)+ロンパーススタイルに変わりつつあるいま、両親はどんな着物を選べばよいかと言うと、母親の着物は訪問着、父親はアンサンブルの着物が選ばれています。

母親の着物は訪問着が人気

水色の訪問着を着た女性

お宮参りの母親の着物としては、訪問着が人気です。
色留袖や色無地を着ることもできますが、色留袖を好む祖母が多いことや、20代のママさんにとって色無地では物足りないらしく、控えめな中にも華やかさが感じられる訪問着に落ち着くことが多いようです。

実際に着物を選ぶときには、主役の赤ちゃんの産着(掛け着)より派手にならないことがポイント。
赤ちゃんが引き立つような控えめな色や柄の着物を選びましょう。
例えば、淡いピンクや水色、明るいベージュ、薄紫などがオススメです。

訪問着を着た女性
薄黄緑に扇面桜梅松の訪問着を着た女性

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水色に花籠椿の訪問着を着た女性

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父親はアンサンブルでシックに

アンサンブル着物を着た男性

お宮参りの父親といえばスーツ姿が圧倒的ですが、着物を着てはいけないわけではありません。
着物男子が増えているいま、父親もお宮参りで着物を楽しんでみては。

男性の場合、スーツと同等といわれるアンサンブルや、長着と羽織のコーディネートで問題はありません。ただし、ウールの着物はカジュアルすぎるのでNG
御召や紬の着物がオススメです。
もっとフォーマル感を出したいときには、羽織袴もいいでしょう。

選び方の基本は母親と同じで、主役である赤ちゃんを引き立てるような、控えめな色柄や無地の着物でシックな装いを。

お宮参りにふさわしい祖母・祖父の着物とは

カメラを持つ祖父母

昔と異なり家族みんなでお宮参りをする時代。祖父母は何を着ればいいのか悩みますよね。

祖母の着物は黒留袖から色留袖へ

黒留袖を着た女性と色留袖を着た女性
左:黒留袖 右:色留袖

昔のお宮参りでは、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこして参拝する役を担っていたため、祖母の服装は正礼装の黒留袖が一般的でした。
しかし、その役目は母親が担ういまでは、準礼装の色留袖を選ぶ祖母が増えています。
母方の祖母の場合は、父方の祖母よりも控えめに装うため、訪問着や色無地を選ぶ方も。

着物選びのポイントとしては、主役の赤ちゃんよりも控えめにするという基本に加えて、母親の着物とのバランスを考えることも必要に。赤ちゃんの産着だけでなく、母親はどんな着物を着るのかを事前に確認して、母親を引き立ててあげることも大切です。

色留袖を着た女性
色留袖は裾にのみ柄があり、比翼仕立てで家紋が入り、
フォーマル用の白系の帯締め帯揚げに末広の扇子をさします。

色留袖|桂由美 クリーム地に牡丹や菊に金の波文|I0007/ レンタル価格 29,800円(税込/往復送料込)

ベージュに雪輪と地紙の色留袖を着た女性

色留袖|ベージュに雪輪と地紙|I0085/ レンタル価格 27,800円(税込/往復送料込)

薄紫に光琳水の色留袖を着た女性

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薄オレンジに春秋の訪問着を着た女性

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祖父は体調に合わせた装いを

お宮参りに祖父が着物を着て行くことはほとんどありませんが、着物好きの方ならぜひチャレンジしてほしいもの。粋でお洒落なおじいちゃんを演出してみませんか。

父親の着物の選び方と同じで、落ち着いた色柄や無地のアンサンブルで渋くまとめて。祖母が色留袖なら羽織袴でもいいですが、家族全員とのバランスを考えて選ぶことを忘れずに。

もしも体調の問題を抱えている場合は、無理せずに、体に負担の少ない洋装にしましょう。お手持ちのダークスーツの中から品の良いものを選べば、十分お宮参りにふさわしい装いになるはずです。

お宮参りの着物は誰が用意するもの?

一生に一度のお宮参り。赤ちゃんには産着を着せてあげたいけれど、誰が赤ちゃんの産着を用意するのでしょうか。

昔は母親の実家が産着を用意

赤ちゃんの産着は、母方の実家が用意するというのがお宮参りの風習でした。
また、生まれた赤ちゃんが男の子だったら父方、女の子だったら母方の実家が用意するというところもあるようで、それらの風習を守っている地域もあるようです。

その一方で、核家族が進むにつれて、実家から高価な産着を贈られるよりも、自分たちが愛情を込めて選んだ産着を赤ちゃんに着せてあげたいと、ママ・パパが産着を用意するケースも増えてきました。

いまではお得なレンタルが主流に

また、母方の実家がお宮参りの産着を用意していた頃は、産着は仕立て直して、七五三の晴れ着としても利用することが一般的でした。

それは赤ちゃんにとって素敵な記念になりますが、七五三までは産着をきれいな状態で保管しておかなければならず、お宮参り後にはクリーニングが必須。毎年数回は虫干しを行うなど、お手入れも大変です。実際に仕立て直す際には、お仕立て料もかかることに。

それならば、お宮参りの産着は購入せずに、いっそのこと産着も七五三の晴れ着もレンタルにしよう!そのほうがお手入れの手間もかからず、料金的にもお得だと考えるママ・パパが増えていき、いまではすっかりレンタルが主流。

赤ちゃんの産着と一緒に母親の着物も借りれば、さらにプライスダウンするレンタルショップもあるため、いまでは皆さん、レンタルを上手に利用しています。

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まとめ

お宮参りで赤ちゃんが着る産着は、白羽二重の代わりにベビードレスを着せて、上から掛け着を着せるスタイルに変わってきました。

また母親には訪問着、祖母には色留袖が人気に。
父親や祖父が着物を着ることは滅多にありませんが、この機会に着物を楽しんでみるのもいいでしょう。

そんなお宮参りの着物は、いまや購入するよりもレンタルが主流。
料金的にも負担が少なく、お手入れなどの手間がかからないうえ、産着、訪問着、色留袖と必要な着物が揃っています。

お宮参りの着物を選ぶときには、まずはレンタルをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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