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成人式とは?女性が振袖を着る理由についてもご紹介します!

着物の豆知識振袖,成人式

成人式に集まった若者達

成人式とは?

成人式とは、その年の年度内に満20歳になる人を自治体ごとに祝福する行事のことです。
成人式とは、主に成人の日として設けられている1月の第2月曜日に行うことが多く、2022年
(令和4年)4月以降には、成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられてもなお、大人の仲間入りを果たしたことを祝福・激励するために行われていいます。

成人式が初めて行われたのは?

成人式が初めて行われたのは、埼玉県の蕨市です。
太平洋戦争が終結した後の昭和21年11月22日に、今後の時代を担っていく若者を激励するという目的で青年際として行われたのが始まりと言われています。そして、これがのちの成人式となりました。

成人式をこんな場所で!?

成人式は、一生に一度の行事ですが、準備や費用が掛かるため、年々出席率が低下している自治体も多いようです。そんな成人式への出席を促すため、地域によっては成人式を行う会場に趣向を凝らしている自治体もあります。

◇ディズニーランドで成人式=千葉県浦安市
浦安市の成人式は、ディズニーランドで行われています。ディズニーのキャラクターたちによるショーなどの演出もあり、一生に一度の良い思い出作りには最高です。

◇鴨川シーワールドで成人式=千葉県鴨川市
鴨川シーワールドとで有名なアシカのショーが行われる場所で、成人式が行われます。振袖姿で水族館へ行くのは、この日しかできない特別感があります。

◇アットホームな成人式=石垣島
石垣島で行われる成人式は、島全体で盛大に行われます。もともと新成人の数も少ないため、島全体でお祝いをしてくれるアットホームな成人式が話題です。地元出身のアーティストがサプライズで演奏してくれることもあり、ほっこりする成人式になりそうです。

◇番外編 1月ではなく真夏に行われる成人式
成人式は、主に成人の日として設けられている1月の第2月曜日に行うことが多いとお話しましたが、この寒い時期に成人式を行うには厳しい地方もあります。青森や秋田、島根県などにおいては、夏休みのお盆期間中である8月に成人式が開かれています。

成人式に振袖を着る理由とは?

成人式に振袖を着るのは、
・振袖が第一礼装だから
・厄払いをして幸福になれるように

という理由があります。

◇第一礼装として
成人式に着られる振袖は、“未婚女性”が身にまとう衣装の中で最も格式高い 第一礼装とされています。格式高い衣装である振袖を身にまとうことで、大人になったという自覚を持つことができます。

◇厄払いをして幸福になれるように
日本においては、“振る”という動作が“魔を払う”という意味があると言われています。袖が長い振袖を身にまとうことで、病気や厄を払い幸せな人生を歩んでほしいという願いが込められているのです。

成人式の着物の色や柄に込められた意味とは?

赤、赤黒、白、水色の振袖を着た女性

色に込められた意味
・赤、青、黒、白→神聖な色
・ピンク→恋の予感を表す色
・紫→気品があり貴く神秘的な色
・黄色→太陽や光などに象徴されるように明るい雰囲気にしてくれる色
・緑→調和の象徴とされる色

柄に込められた意味
・鶴→健康長寿や生命力の強さ
・松竹梅→寒さや逆境にも負けない成長や強さ
・亀甲紋→娘の成長を願う両親の思いが込められているとされる

まとめ

成人式は大人として社会に認められる第一歩です。
成人式で着る振袖には、自分の好きな色はもちろんのこと、今回お伝えした色の意味や柄に込められた意味を知ったうえで選ぶのもおすすめです。振袖選びの参考にしていただければ幸いです。

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