鷹の羽紋(たかのはもん)とは?わかりやすく説明
鷹の羽紋(たかのはもん)とは?
鷹の羽紋とは、文字通り鷹の羽をモチーフとした家紋のことです。鷹の羽紋は日本十大家紋のひとつとされています。
勇猛果敢な姿や知性の高い鷹のイメージを羽で象徴しており、尚武的な家紋として多くの武家で使用されていました。
鷹の羽紋(たかのはもん)の由来とは?
鷹は、その飛ぶ様の美しさや獲物を追う際の勇ましさが古代より人々を惹きつけてきました。特に武家の人たちにとっては憧れの鳥であったのです。
また、鷹は「鷹狩り」で人間ととても深い結びつきがありました。人々が狩猟をする時のお手伝い役として活躍をしてくれたのです。
力強いイメージかつ人間と深いかかわりを持つ鷹は、「強さの象徴」「権威の象徴」として人々に扱われるようになりました。ここから「鷹の羽紋」が生まれ、武家に広まっていったと考えられています。
この鷹の羽紋は、後醍醐天皇の皇子である菊池武光が使用したことから、全国的な広がりを見せたと言われています。全国で3番目に多い家紋として知られ、特に関東・九州にこの家紋を使用している人が多いとされています。
鷹の羽紋(たかのはもん)の種類とは?
鷹の羽紋には、さまざまな種類がありますが中でも最も有名なのは、「丸に違い鷹の羽紋」です。
丸に違い鷹の羽紋は、『違い鷹の羽』を描いて、その周りを通常の太さの丸で囲っている家紋。
違い鷹の羽系の家紋は『鷹の羽紋』の中でも70%を占めるほど使用家が多いとされています。
そのほか、「並び鷹の羽紋」「一本鷹の羽紋」「三つ並び鷹の羽紋」などがあります。
鷹の羽紋(たかのはもん)を使っていた戦国武将や著名人
〇浅野長政:豊臣秀吉の腹心とて活躍した戦国武将。
〇伊能忠敬:最初の日本地図を作った人物。
〇正岡子規:日本の歌人。
〇福沢諭吉:日本を代表する教育者でお札にもなった人物。
まとめ
鷹の羽紋は、勇猛果敢な姿や知性の高い鷹をイメージして作られた家紋でしたね。
全国で3番目に多い家紋ということですので、皆さんも見つけてみてはいかがでしょうか。
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