【七五三の着付け】七歳の女の子に自分で着物を着せるには?/動画付
七五三の着付けの七歳の着物を着付けるとなると、難易度が上がるとお考えではありませんか?
実は七五三の着付けの七歳に着物を着せる場合、七五三の着物といっても、七歳で四つ身の着物を着る場合、大人の着付けと着せ方は同じ。 そういうと、着付けなんて習ったことがない私にできるのかしら?と不安になりがちですが、さほど難しい作業はありません。
七五三の着付けの七歳の着物の着付けは、もっともネックになる帯結びも、すでに結んで形が出来ている作り帯を紐でつけるだけなので、誰でも簡単にできます。
そこでこの記事では「七五三の着付け 七歳の女の子編」として、詳しい着付け方を紹介しますので、お子さんと一緒にチャレンジしてみませんか。
- 1. 七五三の着付けをするのに必要なもの!七歳の女の子の場合
- 2. 七五三の晴れ着を着付ける前の下準備
- 3. 七五三の着付け 七歳の女の子編
- 3.1. 着付け動画 七五三の着付け 七歳の女の子
- 3.2. 長襦袢を着せる
- 3.3. 着物を着せる
- 3.4. 長襦袢の袖を着物の袖の中にきれいにしまいます。
- 3.5. 上前で着丈と身幅を決めます。裾は足の甲すれすれがよいでしょう。
- 3.6. 腰ひもを締めたあと、前と後ろの丈を整えます。
- 3.7. 長襦袢と着物の衿をクリップで固定すると着付けやすくなります。洗濯ばさみでもOK。
- 3.8. 左の身八つ口からコーリンベルトを挿入し、下前の三角に折った部分にクリップを留めます。
- 3.9. コーリンベルトのクリップは左右同じ高さで留めます。
- 3.10. 半衿は1.5~2cmほど出します。
- 3.11. さらに着物の上から腰ひもで結びます。
- 3.12. 上前のおはしょりを整えます。
- 3.13. 背中のシワを整えます。前や後ろにシワがある場合は、できるだけ脇に寄せて整えます。
- 3.14. 帯板を子どもに持ってもらい、作り帯をつけます。
- 3.15. 帯についている紐をしっかりと結び、帯の中に入れ込みます。
- 3.16. 作り帯についているヘラを背中の中心あたりに差し込みます。
- 3.17. 作り帯についている紐を前にまわして結び、帯の中に入ります。
- 3.18. 帯揚げを帯の上から前にまわします。
- 3.19. 帯揚げをひと結びします。
- 3.20. 結び目を片手でおさえ、下側を子どもの左手側に輪っかを作り、上側を輪っかに通し結びます。
- 3.21. 帯締めを結びます。
- 3.22. しごきを巻いて結びます。
- 3.23. お帯締めの結び目が中心になるように揃えます。
- 3.24. しごきを整えます。
- 3.25. 筥迫や扇を飾れば完成です。
- 4. まとめ
七五三の着付けをするのに必要なもの!七歳の女の子の場合

着付けを始める前に、まずは必要なものが準備できているかをチェックしましょう。
□着物(肩上げ済)
□作り帯(結び帯)
□帯揚げ
□帯締め
□しごき
□半衿付き長襦袢
□肌襦袢または下着
□腰ひも2~3本
□コーリンベルト
□クリップ または 洗濯ばさみ
□足袋
□草履
□筥迫
□末広







七五三の晴れ着を着付ける前の下準備
着付けを始める前に、次のことを先に済ませておきましょう。
●着慣れているアンダーウエアを着せてあげましょう。
肌襦袢でなくても大丈夫。できればVネックが深いシャツか、U首のシャツを。
●座って着崩れしないように、足袋も先に履かせておきます。
●ヘアメイクも先に済ませておきましょう。
●トイレは必ず済ませておきましょう。
七五三の着付け 七歳の女の子編
着付け動画 七五三の着付け 七歳の女の子
長襦袢を着せる
長襦袢の真ん中の縫い目が背中の中心になるように着せて、腰ひもを結びます。

着物を着せる
長襦袢の袖は子どもに持ってもらうと着せやすくなります。

長襦袢の袖を着物の袖の中にきれいにしまいます。

上前で着丈と身幅を決めます。裾は足の甲すれすれがよいでしょう。
腰ひもを前から後ろへとまわし、後ろで交差し、くびれより下の位置で腰ひもを結びます。



腰ひもを締めたあと、前と後ろの丈を整えます。


長襦袢と着物の衿をクリップで固定すると着付けやすくなります。洗濯ばさみでもOK。

左の身八つ口からコーリンベルトを挿入し、下前の三角に折った部分にクリップを留めます。

コーリンベルトのクリップは左右同じ高さで留めます。

半衿は1.5~2cmほど出します。

さらに着物の上から腰ひもで結びます。

上前のおはしょりを整えます。

背中のシワを整えます。前や後ろにシワがある場合は、できるだけ脇に寄せて整えます。

これで着物の着付けは完成。
帯板を子どもに持ってもらい、作り帯をつけます。

帯についている紐をしっかりと結び、帯の中に入れ込みます。

作り帯についているヘラを背中の中心あたりに差し込みます。


作り帯についている紐を前にまわして結び、帯の中に入ります。


帯揚げを帯の上から前にまわします。



帯揚げをひと結びします。




結び目を片手でおさえ、下側を子どもの左手側に輪っかを作り、上側を輪っかに通し結びます。



帯締めを結びます。
帯締めの端は巻いてある帯締めに上から押し込むように入れて固定します。
帯締めを後ろで結ぶ場合




帯締めを前で結ぶ場合







しごきを巻いて結びます。
しごきは前から後ろにまわし、帯の中央よりもやや左側で結びます。



お帯締めの結び目が中心になるように揃えます。

しごきを整えます。

筥迫や扇を飾れば完成です。



まとめ
七五三も七歳にもなると、子どもさんの希望も出てくると思いますから、どんな着物が着たいかなど、一緒に相談して決めていくといいでしょう。
着付けもママだけががんばるのではなく、子どもと協力して一緒に作り上げるつもりで、楽しみながら挑戦してみては?
大好きな着物が届いた、自分で足袋が履けた、パパが着付けしている動画を撮影してくれたなど、子どもにとっても準備のときからワクワクできる七五三にしてみてはいかがでしょうか。