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七五三の「五歳」を着物でお祝いするために必要なものとは?

2020年9月8日七五三

男の子の七五三の場合、五歳と三歳でお祝いする地域もありますが、現在では五歳での七五三だけという地域が多いようです。そんな一度だけの大切なイベントだからこそ、男の子でも着物という晴れ姿で、しっかりお祝いしてあげたいという場合、どんな準備が必要になるのでしょうか。女の子の時と違ってどんな着物を着せるのか、三歳の時と何が違うのかなど、五歳の七五三で着物を着る場合に必要になるものを紹介していきましょう。

男の子の七五三が「五歳」を祝う理由とは?

七五三の五歳のお祝いは、平安時代の「袴着の儀」や「着袴」の儀式が始まりといわれています。この儀式は名前の通り、男女ともに五~七歳の頃に当時の正装である袴を初めて身につけるというもので、やがて江戸時代になると男の子のみの風習となりました。また、七五三の七歳を祝う始まりともいわれ、子どもが着ている着物の紐を帯に変える「帯解き」の儀式も、もともとは男女ともに九歳で行われていましたが、江戸時代になると男の子は五歳で「袴着の儀」を、女の子は七歳で「帯解の儀」を行う形に変わっていきました。そのた結果、男の子の七五三の祝いは「五歳」の時に行われるようになっていったと考えられます。「五歳」で祝うというと、数え年か満年齢かを気にする方も多いようですが、七五三を行う時期については、数え年でも満年齢でも問題はありません。子どもの成長の度合いや、兄弟姉妹と同時に行いたいなどのご家庭の都合に合わせて、ふさわしい時期を決めるといいでしょう。

五歳の七五三を着物で祝うために必要なものとは?

五歳の七五三を着物で行う場合、何が必要なのかを説明していきましょう。購入する場合も、レンタルする場合も、たいていは一式セットになっているとは思いますが、五歳の七五三衣装だけの必需品もありますので、親戚や友人からのおさがり、フリマアプリなどで購入する場合などは、足りないものがないかしっかりとチェックを。

七五三 五歳 羽織袴
羽織袴に小物、子供のさらなる成長を祈っての肩上げなど 必要なものはたくさん。

要チェック!五歳の七五三の衣装に必要なものリスト

□着物

□羽織と羽織紐

□袴

□角帯

□半衿を縫い付けた長襦袢

□肌襦袢または肌着

□腰紐3本

□足袋

□草履

□懐剣

□お守り

□白扇

五歳の七五三は着物に袴、羽織をはおるのが基本

五歳の場合、基本のアイテムは「着物」「袴」「羽織」の3点となります。

七五三 五歳 男の子 羽織袴
着物・羽織に肩上済みの着用例

着物
七五三などの晴れの日に着る礼服。子どもはすぐに成長するため、あらかじめ大きめに作ってあるため、子どもの身長や腕の長さに合わせて、肩上げや腰上げをした方がいい場合も。昔は、お宮参りで着た「一つ身」の着物を仕立て直して利用する方も多かったようです。

羽織
羽織は男性和装に欠かせない礼服。着物と同じように肩上げをして子どものサイズに合わせることが大切です。龍、鷹、兜といった勇ましい柄や、熨斗や小槌などの縁起の良い柄が描かれていることが多く、元気に育って欲しいという親の願いが込められています。


袴も男性の礼服であり、七五三に着る男の子の着物は「羽織袴スタイル」が基本。袴は着付けのときの補正である程度はサイズの調整ができますが、裾丈の調整は難しいため、最初に子どもの体格に合わせて選びましょう。昔は無地や縞が主流でしたが、最近は柄ものやグラデーションなど種類も豊富です。
袴のサイズは「紐下(ひもした)」というサイズで決まります。袴の丈が短すぎると、脛が覗いたり、袴の丈が長すぎると、着付けの位置を高くしすぎて不格好になったり、裾をひきずったりしてしまうのでご注意下さい。

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七五三 五歳 男の子 羽織袴 サイズ 紐下

着物を着つけるのに必要な小物たち

着物を着付けるための必需品として、さまざまな小物があります。

半衿付きの長襦袢
肌襦袢や肌着の上に着るもので、着物が汗などで汚れるのを防ぎます。さらに半衿をつけることで、着物の衿元が汚れるのを防ぎます。半衿は白色の場合が多いですが、色付きや刺繍入りのものもあります。

肌襦袢または肌着
肌襦袢は和装用のアンダーウエアで、長襦袢や着物に汗や汚れが付くのを防ぎます。肌襦袢がない場合には、U字またはV字のアンダーシャツでも問題ありません。

羽織ひも
羽織の前がはだけないようにするために、ひもの先端についている金属のフックを、羽織の前身頃の左右に掛けて使用します。形状は組紐タイプや天然石を付けた洒落たタイプまで様々。

七五三 五歳 男の子 羽織袴 必要なもの 襦袢 肌着 羽織紐

角帯
着物の上から締める帯。足さばきが良いように裾の処理をした着物や長襦袢を固定する役割があります。この角帯の上から袴を着付けます。

腰紐
着物や長襦袢を着付けるときに使用する紐。3本程度、用意しておくと役立ちます。

足袋
白い足袋が基本。
子どもが履きやすいように、靴下感覚で履ける、伸縮性のあるストレッチ足袋を使用しても良いでしょう。

草履
七五三で男の子が履く草履は、白い鼻緒が基本。
おろしたての草履は鼻緒が擦れてすりむきがちなので、事前に何度か履いておいて、足に慣らしておきましょう。

七五三 五歳 男の子 羽織袴 必要なもの 角帯 腰紐 足袋 草履

五歳の七五三に欠かせない装飾品

七五三ならではの装飾品も忘れずに用意を。それぞれに込められた意味や役割も、ぜひ覚えておいてください。

懐剣
護身用として持ち歩いたという短剣を模したもので、布袋に入れて、着付けた袴の帯部分に差し込んで使います。

お守り
魔除けや福を招くという目的で身に着ける縁起物。小さくて落としやすいため、袴のひもや懐剣に結びつけて身に着けます。

白扇
「末広」とも呼ばれ、将来、末広がりに幸せになるようにと願いが込められた装飾品。袴を着付けた帯に差すか、手に持つなどして使います。

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七五三当日に必要なものとは?

服装の準備ができたら、七五三当日、神社に参拝するときに持参したいものを紹介します。初めての場所や行事で、子どもがはしゃぎ過ぎたり、疲れてぐったりしてしまうなど、さまざまなケースが考えられますので、現場で慌てずにすむように必要なものを準備しておきましょう。

あると便利!七五三当日に必要なものリスト

□着替え

□靴と靴下

□大きめのタオルやハンカチ

□洗濯ばさみやクリップ

□絆創膏

□ストロー

□お気に入りのお菓子

□ウエットティッシュ

□お気に入りの玩具や遊べるグッズ

□ビニール袋

□折りたためる大きめのバッグ

意外に役立つ!洗濯ばさみ、ストロー、ウエットティッシュ

男の子の場合、飽きてくるとどうしても動いてしまいがち。羽織の袖を引きずったりしないよう、洗濯ばさみでとめておくことが必要になることも。
また、汚れた手であちこち触らないように、ウエットティッシュで手をふいてあげたり、飲み物をこぼさないようにストローなども用意しておくと、着物を汚さずにすみます。

着替え
普段着慣れない着物はとても苦しく、早く脱ぎたくて機嫌が悪くなることも。また、動き回ることの多い男の子の場合、着物を汚してしまう心配もあるため、参拝後に着替えられる洋服を用意しておくといいでしょう。

靴と靴下
草履を履きなれていないため、鼻緒が擦れて足が痛くなったり、泥で足袋が汚れてしまうことも。神社は砂利道や階段など歩きづらい場所が多いので、移動のときには履きなれた靴と靴下で、ご祈祷や写真撮影のときだけ草履と足袋にするのもひとつの方法。

大きめのタオルやハンカチ
食事や飲み物をとる場合のために、着物を被うことができる大きめのハンカチやタオルを用意しておくと便利です。

洗濯ばさみやクリップ
トイレのときには洗濯ばさみやクリップで、袴の裾をたくし上げて固定してあげましょう。
羽織の袖は長いため、しゃがむと地面や床についたり、手を伸ばした際にも邪魔になりがち。そんな場合にも役立ちます。

絆創膏
新品の草履は鼻緒が硬く、足が擦れて出血する場合も。応急処置のため、絆創膏を携帯しましょう。

ストロー
水分補給をするときにはストローで。ペットボトルや缶入りの飲料を飲む場合、飲み口からこぼして着物を汚してしまう可能性大。ストローがあれば防げます。

お気に入りのお菓子
ご機嫌ななめになって来たら、子どもが好きなお菓子でリフレッシュを。飴やグミ、ラムネなど、ひと口で食べられるものを。

ウェットティッシュ
何でも触りたがる年頃の男の子は、汚れた手のまま平気で着物を触ってしまうことも。すぐに手を洗いに行けない場合もあるため、ウェットティッシュは必ず持参して。

お気に入りの玩具や遊べるグッズ
神社でご祈祷を受けるまで、長時間待たされることも。子どもが飽きてしまわないように、お気に入りの玩具やなぞなぞの本など、待ち時間に遊べるグッズも用意しておきましょう。

ビニール袋
履き替えた靴や草履、濡れたり汚れたりしたタオルなどを入れるため、ビニール袋を1~2枚用意しておくと重宝します。

折りたためる大きめのバッグ
神社からの授与品を入れたり、着物の上に羽織っていた防寒着をしまうなど、荷物をひとまとめにできる大きめのバッグがあると便利。使わない時はコンパクトに折りたためるタイプのものを。

五歳の七五三の着物にはレンタルを利用しよう!

七五三 五歳 羽織袴

七五三を着物でという場合には、レンタルが便利です。
着物、袴、羽織の基本セットに加えて、着付けに必要な肌着や小物、装飾品まで、すべてがセットになっているため、準備に時間を取られる必要はありません。もちろん、肩上げ済。

着せ方がわからないという方のために、衣装の着せ方を書いた説明書が同封されていることも多いようです。
さらに、きものレンタリエでは7泊8日でゆったりレンタルできるから、事前に衣装を着せてリハーサルしてみることも可能です。

そうなれば、自分たちで準備するのは七五三当日、スムーズに参拝したり、着物を汚さないようにするための便利グッズだけでOK。

忙しいママやパパには、レンタルの利用をオススメします。

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七五三(五歳)|【ラフィネココ】ステンドグラス柄羽織 青着物×グレー袴|W-B-5-19

まとめ

五歳の七五三、とくに着物で祝う場合には、必要なものが想像以上に多いかもしれません。中には半年以上前から準備されるというママもいるようですが、今からでも大丈夫。まずは上記の必要なものリストを参考にしながら、自分たちにとって必要なものが他にもないか事前にしっかりとチェックをして、ひとつずつ揃えていきましょう。必要なものをしっかり揃えておくことで、当日は余裕を持って、晴れの日をお祝いすることができます。