七五三はいつ?2023年のベストな時期とおすすめの日程紹介
七五三はいつかというと一般的には毎年11月15日です。 2023年の七五三がいつ、何曜日かというと、11月15日は水曜日のため難しいかもしれません。
また、七五三をいつ行うかを決めるのに六曜を気にされる方には、大安の11月4日(土)、11月26日(日)、先勝の11月12日(日)がオススメですが、反対に、縁起が良い日よりも混雑を避けたいという方もいるのでは。
そこで、2023年の七五三はいつ行えばいいのか、数え年と満年齢のどちらを選ぶのか、七五三のベストタイミングなども検証してみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

七五三とは

七五三の歴史
子どもの成長を祝い、これまでの感謝とともに、健やかな成長を神社などで祈願する七五三。
現在のような華やかな行事になったのは、江戸時代に第5代将軍・徳川綱吉の長男である徳松の健康を、11月15日の日に盛大に祈願したことから始まり、それが庶民の間にも広がったためといわれています。
もともとは関東圏で行われていたこの風習が、やがて、京都や大阪などでも行われるようになり、全国的な行事となっていきました。
七五三の由来
七五三という名前の通り、現在は7歳、5歳、3歳の年齢ごとにお祝いする一つの行事として考えられていますが、もともとはそれぞれまったく別の行事だったそう。
儀式名 | 祝い年 | 内容 |
---|---|---|
髪置き (かみおき) | 数え年3歳 (満年齢2歳の年) | 江戸時代には3歳まで髪を剃る習慣があり、 髪を伸ばし始める儀式。 |
袴着 (はかまぎ) | 数え年5歳 (満年齢4歳の年) | 男の子が袴を着用し始めるための儀式。 |
帯解き (おびとき) | 数え年7歳 (満年齢6歳の年) | 女の子が大人と同じ幅の広い帯を結び始めるための儀式。 |
この3つの子どもの儀式をまとめて七五三と呼んでいたのだそうです。
やがて、この本来の儀式の意味は薄れていき、現代では子どもの成長を祝う行事となり、女の子は3歳と7歳、男の子は3歳と5歳に、七五三のお祝いと参拝をする形になりました。
七五三のお祝いをする年齢・タイミング

昔は満年齢ではなく「数え年」で行うのが正式とされていましたが、現在では満年齢のどちらでも大丈夫です。
数え年と満年齢、どちらでもOK
結論から先に言ってしまうと、男の子と女の子のお参りで、数え年と満年齢、どちらで七五三のお祝いをしても問題はありません。
例えば3歳のお祝いならば、まだ赤ちゃんの頃の愛らしさが残る表情を写真に撮っておきたければ数え年で、子どもの体力などを考え、疲れてぐずってしまうのが心配ならば、満年齢でのお祝いが良いでしょう。
子どもが早生まれ(誕生日が1月1日~4月1日)の場合は、さらに数え年か、満年齢かで悩むという声も。
早生まれの3歳の場合は、まだ体が小さく着物を着せることへの負担が大きいことを考えて、満年齢で七五三を行う方が多いようです。
反対に7歳のお祝いでは、同学年のお友達と同じ時期にやりたいという本人の希望で、数え年で行ったというケースも。
年齢の近い兄弟姉妹がいる場合は、例えば上の子は数え年、下の子は満年齢で一緒にお祝いするなど、ご家族の都合に合わせて時期を選ぶこともあるようです。
数え年の計算方法
数え年とは、生まれた日から元旦までを1歳と数え、元旦に年齢が1歳増える計算方法です。
下記の式に当てはめて計算すると、簡単に数え年を出すことができます。
現在の年(西暦) -生まれた年(西暦) + 1=数え年(歳)
例えば2021年生まれなら、2023-2021+1=3 となり、2021年生まれの子の数え年は3歳ということになります。
しかし現在では、生まれた日を0歳とし、翌年の誕生日ごとに1歳年齢が増える「満年齢」で数えることが一般的になっています。
そのため昔は数え年で七五三を祝っていましたが、現在では満年齢で祝う方も増えています。
2023年の七五三年齢早見表
2023年(令和4年)七五三早見表
満年齢 | 数え年 | |
---|---|---|
3歳 男の子・女の子 | 2020年 (令和2年) | 2021年 (令和3年) |
5歳 男の子 | 2018年 (平成30年) | 2019年 (令和元年) |
7歳 女の子 | 2016年 (平成28年) | 2017年 (平成29年) |
2023年〜2026年の七五三年齢早見表
2023年 令和5年 | 2024年 令和6年 | 2025年 令和7年 | 2026年 令和8年 | |
---|---|---|---|---|
数え年 3歳 | 2021年 (令和3年) | 2022年 (令和4年) | 2023年 (令和5年) | 2024年 (令和6年) |
満年齢 3歳 | 2020年 (令和2年) | 2021年 (令和3年) | 2022年 (令和4年) | 2023年 (令和5年) |
数え年 5歳 | 2019年 (令和元年) | 2020年 (令和2年) | 2021年 (令和3年) | 2022年 (令和4年) |
満年齢 5歳 | 2018年 (平成30年) | 2019年 (令和元年) | 2020年 (令和2年) | 2021年 (令和3年) |
数え年 7歳 | 2017年 (平成29年) | 2018年 (平成30年) | 2019年 (令和元年) | 2020年 (令和2年) |
満年齢 7歳 | 2016年 (平成28年) | 2017年 (平成29年) | 2018年 (平成30年) | 2019年 (令和元年) |
着物のことを考えるなら満年齢がオススメ

七五三で子どもが着ることになる着物から、満年齢と数え年、どちらがよいかを考えると、実は満年齢がオススメになります。
レンタルショップや写真スタジオの七五三用の衣装は、実は満年齢の子どもの体型を基準にして作られているところが多いそうです。
七五三の着物はレンタルで、写真撮影は写真スタジオで衣装を借りるつもりなら、満年齢のほうが子どものサイズに合った衣装を着せることができるでしょう。


七五三のお参りに行くのはいつ?お日柄の考え方

七五三のお祝いをするのは、一般的に11月15日とされていますが、必ずこの日にお祝いや参拝をしなければいけないわけではありません。
まずはお子さんの体調第一。
あとはパパやママの仕事の都合、神社での混雑を避けるために、あえて11月15日は外して参拝する方も多いようです。
また、こういう大切な行事の時には、お日柄を気にする方も。
例えば、「結婚式を挙げるなら縁起の良い大安で」「お葬式は友引を避けるのがマナー」といった言葉を耳にしたことがあるのでは?
カレンダーなどにも記されている大安、友引、先勝、先負、仏滅、赤口などの六曜は、それぞれに意味があり、七五三の参拝に向いている日かどうかを、この内容で決める方もいるようです。
先勝 | 「先んずればすなわち勝ち」の意味。 なにごとも急ぐことが良いとされる日です。 午前中のお参りを。午後2時から午後6時までは凶となります。 |
友引 | 「凶事に友を引く」の意味。 勝負事では引き分けになる日とされています。 友引の日の参拝は「朝は吉、昼は凶、夕は大吉」のため午前中の早めの時間か夕方に。 |
先負 | 「先んずればすなわち負ける」の意味。何事にも平静であることが大切な日。 午前中は凶なので、参拝するなら午後からにしましょう。 |
仏滅 | 六曜の大凶日のため、七五三に限らず祝い事全般に向かない日です。 |
大安 | 六曜の中でもっとも縁起の良い日。何事においても吉の祝い事の最適日。 時間帯も関係なく、一日中、いい日柄となります。 |
赤口 | 「赤」という字から火の元や刃物、死を連想させるものに気をつける日。 七五三にふさわしいお日柄とはいえず、しいて言うなら午前11時から午後1時が吉。 |
この六曜は中国から伝わったものが日本向けに変化し、その日の運勢や吉凶などを表すものとして定着したといわれています。
必ずしもこの意味の通りの1日になるわけではありませんし、仏滅に結婚式を挙げる方がいるように、まったく信じないという方もいるでしょう。
お日柄を気にして七五三の日程を決めるかどうかは、パパ・ママ次第ということになります。
2023年の七五三にベストな時期はいつ?4つの候補

実際に、2023年に七五三を行うためのベストな時期はいつなのか、土曜・日曜の週末と六曜を組み合わせて考えてみました。
七五三の日程通りなら2023年11月15日(水)
七五三の日である2023年の11月15日、今年は水曜日のため、やはりこの日に参拝してお祝いしたいという希望は叶えにくいかもしれません。
ただし、六曜は赤口のため、お日柄が気になる方は大安の日を狙った方が良いかもしれません。
大安の9月〜12月の土日祝
9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|
18(月・祝) | 29(日) | 4(土) | 2(土) |
24(日) | 26(日) | 31(日) |
11月よりも早めに行いたいという方には、2023年9月18(月・祝)、24(日)、
10月29(日)が大安になります。
それ以外の11月の週末は、4(土)、26(日)が大安となります。
時期をずらして12月に行う場合は2(土)、31(日)が大安です。
9月、10月、11月、12月の土日祝
2023年の今年は大安の土日祝が少ないため、週末が混雑する見込みです。
中でも大安の11月4日、11月26日、先勝の11月12日に人気が集まりやすい見込みです。
六曜はまったく気にしないという方なら、大安の日は避けて、日程を決めてみてはいかがでしょうか。
11月は3日(金)の文化の日、23日(木)のという祝日もあります。
9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|
2(土)赤口 | 1(日)赤口 | 3(金・祝)仏滅 | 2(土)大安 |
3(日)先勝 | 7(土)赤口 | 4(土)大安 | 3(日)赤口 |
9(土)先勝 | 8(日)先負 | 5(日)赤口 | 9(土)赤口 |
10(日)友引 | 9(月・祝)友引 | 11(土)赤口 | 10(日)先勝 |
16(土)先負 | 14(土)先勝 | 12(日)先勝 | 16(土)友引 |
17(日)仏滅 | 15(日)先負 | 18(土)先負 | 17(日)先負 |
18(月・祝)大安 | 21(土)先負 | 19(日)仏滅 | 23(土)先負 |
23(土・祝)仏滅 | 22(日)仏滅 | 23(木・祝)友引 | 24(日)仏滅 |
24(日)大安 | 28(土)仏滅 | 25(土)仏滅 | 30(土)仏滅 |
30(土)大安 | 29(日)大安 | 26(日)大安 | 31(日)大安 |
混雑を避けて11月の平日の大安
今年はコロナの影響もあり、3密にならないためにも混雑は避けたいという方も多いと思います。
平日にお休みがとれるという方は、11月10日(金)、14日(火)、20日(月)は大安なので、六曜を気にする方はその日に、気にされない方は混雑を避けるために、そこを避けて決めてみるのもよいでしょう。
本来なら七五三には吉日の休日をオススメするところですが、コロナの影響が気になる今年は特別。
お日柄を気にされるなら大安吉日に、それよりも混雑を避けたいのなら、あえて神社や写真スタジオが空いている日を狙うことをオススメします。
七五三の服装について
七五三では、三歳の女の子・男の子、五歳の男の子、七歳の女の子が晴れ着を身にまとい、11月15日に氏神様や大きな神社に参拝して、無事に成長できたことへの感謝とこれからの健やかな成長を祈願する行事です。
お祝い行事ですので、特別な服装、和装やドレスなどで参拝されるご家庭が多いです。

3歳は「三つ身」の着物

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三歳の七五三では、「三つ身」という子ども用サイズの着物を着ます。
帯は兵児帯(へこおび)、被布(ひふ)と呼ばれる着物の上に着る羽織りものの一種で、ベストのように袖がなく、衿が付いているのが特徴です。
兵児帯は被布を着ると見えないことや、着付ける紐が着物についているためから省略される事が多いです。

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「榛原(はいばら)」
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5歳は「羽織袴」の着物

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5歳の七五三では、「羽織袴」という子ども用サイズの着物を着ます。
メインは着物、羽織、袴、角帯に小物は羽織紐と懐剣を合わせます。
大人の男性の羽織袴の子供用サイズといったイメージです。

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7歳は「四つ身」の着物

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7歳の七五三では、「四つ身」という着物を着ます。
子ども用サイズの大人用の着物で、着付ける小物や必要な小物類なども大人と変わりません。
三才の三つ身から変わって、着付けには肌着、襦袢、帯、帯揚げ、帯締め、筥迫、扇子といった本格的な着物の小物が増え、お子様の身長に合わせて「おはしょり」を作って着付けます。
プロに着付けを依頼しなくちゃいけないの?と思いがちですが、最近では、七五三用にすでに結んで形にしてある作り帯を使用することがほとんどのため、練習すれば着付けを経験されたことがないご両親でも着付けが可能です。


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七五三の着物は自分で着付けできる?

七五三の着付けを自分でやろうと考えている方には、
七五三の衣装と着付けに必要な小物がすべてセットになっているレンタルをオススメします。
レンタルの着物の場合、すでに肩上げがされているうえ、長襦袢にも半衿が付いているなど、着付け以前に準備しなければならないことが済んでいるため、届いた着物を着せるだけで済むのも大きな魅力です。

七五三の子供の着物に共通する注意事項

3歳、5歳、7歳共通して、お子様のさらなる成長を願って、七五三の子ども用着物は大きめに作られており、肩上げ(肩揚げ/かたあげ)といって肩のところを縫い止めて、裄(背中心から肩を通って手首の関節までの長さ)の長さを調整する縫い止めの加工がされています。
お子様のその時のサイズに合わせて肩上げ(肩揚げ/かたあげ)がされているか確認しておきましょう。
きものレンタリエの七五三の子ども着物は3歳、5歳、7歳、すべての着物に対象年齢の身長に合わせて肩上げ(肩揚げ/かたあげ)済みです。

3歳・7歳の女の子におすすめの着物と選び方

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七五三の流れ お得な7泊8日の着物レンタルを利用した場合

七五三の流れをスムーズに進めるには、時間の余裕が必要です。
そこで時間のゆとりを作り、七五三の流れをスムーズにするため、
きものレンタリエが提案している7泊8日の七五三着物レンタルに注目。
時間のゆとりは心の余裕にもつながりますし、時間をたっぷり使うことで、七五三にかかる費用を抑えることも可能になります。

まとめ
数え年か、満年齢か、どちらで七五三のお祝いをするかは、ご自分たちで決めて問題はありません。
まずはお子さんの成長状態なども考慮して、検討してみるといいでしょう。
七五三の日取りは、本来ならば10月後半から11月にかけての大安吉日の週末がオススメですが、コロナの影響が心配される2023年は、混雑を避けられそうな日を選ぶことも大切。
パパ・ママがどうしたいのかをしっかりと話し合って、素敵な思い出に残る1日を過ごしてくださいね。
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